コブスオンライン

【恋愛】モテる人間や高嶺の花を好きになってしまったら……

9月07日 01時00分

 人間誰しもが一度は誰かを好きになり、気になる異性に出会ったことがあるのではないでしょうか。そして好きになっても自分の想いが叶うことがなかった経験もあることでしょう。

 いわゆる、“モテる人間”や、“高嶺の花”と呼ばれる存在を好きになったり、恋人がいる異性や、既婚者の先生、講師と呼ばれる職業の方に恋をしたものの、ハードルの高さから諦めてしまった経験が過去にありませんか。

 しかし、過去の思い出ではなく、今まさにそういった対象を好きになって、「諦めなければならない。でも気持ちが割り切れない」と葛藤を抱えている方もいるでしょう。他人事ではなく、一刻も早くこの問題を解決したいと思っているのではないでしょうか。

ライバルの存在にヤキモキ
 私のサイトでお悩み相談を開始してから6年以上が経ちましたが、今までに寄せられた半数以上の男女共通の相談ケースが「上手くいかない片思いの相談」ですが、やはり好きになると順風満帆に思うように恋が進まないことの方が多いようです。

 自分が好きになった異性が他の人からもアプローチを受けていたり、恋人がいたり。自分から見ても魅力を感じられる相手ですから、別の人間も同じように好きになるのが自然の流れなわけですね。

 かつての私も何度も皆さんと似た体験をしてきましたが、そういう競合相手がいたり、相手の気持ちが明らかに自分にはないと悟れる状態のなかでは、相手に気持ちをアピールしたとしても、自分に気持ちが傾いていると実感できる瞬間は少ないかもしれません。

 そんな結果の出ない現実から、

「もう諦めるしかほかに方法がないのかな」
「どうせ自分なんてあの人に魅力的に見えるわけないんだ」

と、すっかり自信喪失してしまうものの、一度芽生えたあの人への気持ちは簡単に切り替えられるわけがなく、「諦めなければならない」、「諦めたくない」という相反する板挟みから、心が疲弊しきってしまうのです。

 今回のようなテーマは、これまでも何度も別のコラムで取り上げてきましたが、度重ねてご紹介している理由は、多くの片思いに悩んでいる方に、「諦めなくてもいいんだよ」というメッセージを角度を変えてお伝えしたいからです。

思いは成就しなくても、可能性が残る
 たしかに、あの人と成就する確率は限りなくゼロに近いかもしれません。でも、何もしないでただ身を引いても、残るのは後悔と更なる自己卑下だけで、得るものは少ないのです。黙って身を引くのは一昔前の恋愛ドラマの登場人物のようで、一見悲劇のヒーローのようにも見えますが、現実世界では引き下がったら最後、ほかにもあの人にアプローチしてる第二、第三者が、競争相手が減ることで返って勢いを増してしまうかもしれません。
また、気持ちを伝えなければ、あの人に本当の気持ちを分かってもらえないままで、変化のない日々を過ごすことになります。

 傷つくことを覚悟の上で、行動を起こせば、たとえ想いは成就しないとしても、「逃げずに素直に気持ちを伝えた」実績は残ります。また、そのときに異性として受け入れてもらえなくても、将来的に相手の気持ちが変わって、付き合える可能性もなきにしもあらずなのです。行動することでしか、その先の「自信」と「可能性」は手に入れられないのです。

 「好きになった人に気持ちを伝えるのは迷惑でしょうか」という切なる相談もよく受けます。たしかに、場合によっては、相手には交際している相手がいるかもしれません。どう考えても報われない恋であると判断し、気持ちを伝えることをためらってしまうかもしれません。でも、迷惑なんてことだけはありません。

 よほどのことがないかぎりは(ストーカーと認識されていたり、拒絶されていない)気持ちを伝えることで、喜んでくれるはずです。人間誰しも基本は自分のことを認めて気に入ってくれた人をありがたく感じるものですし、告白することで相手が自信を持って、ますます魅力的になるかもしれません。自分自身が気づいていない内なる魅力に皆さんが気づかせてあげることができたなら、大きな意義がありますよね。

 あの人への気持ちを表現することで、あの人が人としても異性としてもすてきな人間に成長するきっかけを提供できたとしたら、それだけでほかの人には簡単に作りだせない記録を残せたのです。

一人で抱え込まないで……
 中には理屈ではなくて、さまざまな背景からなかなか行動には移せない方も多くいらっしゃるでしょう。「お前に何が分かるんだ、自分の苦しみはほかのヤツには分からないんだ」と、私の言葉がたんなるノイズにしか聴こえず、癪にさわるかもしれません。そんな方には残念ながら今回のコラムは期待しているものとはかけ離れているでしょうね。

 また、一度振られてしまっている以上、気持ちを伝えることは相手にとって負担でしかないと判断されている方もいるかもしれません。そんな時に、もしも世の中に氾濫している「ストーカー」というキーワードや、「愛情ではなく執着心」、「ねちっこい」、「往生際が悪い」、「モテない人間の徒労」などといった心ない言葉を耳にして苦しんでいたとしたら、そこで自分を見失わないでください。

 どうして、ただあいさつをしたり、気持ちを素直に相手に表現することがそういったネガティブな行為につながるのでしょうか。実際は自分が思うほど、あの人はあなたのことを嫌っていたり、意識してはいないものです。

 我慢だけを重ねると、うつ憤が溜まり、「思」に角が生えて「鬼」に変貌してしまう恐れがあり、欲求不満から見知らぬうちに誰かを傷つけたり、自分を追い詰めつづけてしまう危険性があります。そんな極限状態を痛感しているときには、くれぐれも思い詰めないで、誰かに助けを求めて一人で抱え込まないでください。

 「けっして叶うことがない相手」と判断されているのはあくまでも皆さん自身の心ですよね。結論を出して無理に諦める必要はないのです。 皆さん自身が一番良く理解しているはずです。頭のなかで思い浮かべた未来があっても、現実世界と相手の心の中身は異なるものなんですから……。

文●TAKA氏

TAKA氏プロフィール
地方公務員として勤務する傍ら、ストレス発散や心の悩みを和らげるための憩い場を提供するリラクゼーションサイト「ラブステ」を運営中。恋愛に不器用な方や、孤独や不安に苛まれて明日を見失っている方を対象に、サイト内の相談所やメールを通じて、相談も受け付けている。自身の経験と傾聴のスタンスをもとに、6年間で約500名の相談者と対話した実績を持つ。

■関連リンク
モテ男・モテ女を落とすための秘策
モテ男も思わず落ちる!?  “したたか女子” のさりげないテクニックとは?
一度狙いを定めた男子を必ず仕留める女子の生態 完全版(画像などあり)を見る 関連記事 男性が少女マンガを読めば、恋愛に強くなれるのか!?

バレンタインに二人の気分を盛り上げる最高の道具とは!?

モテ男・モテ女を落とすための秘策

2010年の狙い目男女は、誠実さや優しさよりも「○○力」があるタイプ!

恋愛・結婚格差は、今、どうなっているの?

この記事を引用してブログ、なうを書くことができます。
コメントする 引用してブログを書く なうで紹介する

この記事へのコメント

投稿順 | 新着順
    この記事にコメントを投稿する
    お名前  URL 
    名前を記憶する
    コメント
    ※「コメントする」ボタンの2度押しはしないでください。重複してコメントされてしまいます。
      利用規約に同意して
    PR
    注目のニュース
    コメント大盛況のニュース
    注目の情報

    アクセスランキング
    コメントランキング
    このページのトップへ戻る
    困ったときは
    ご利用にあたって
    もっとアメーバを楽しもう
    アメーバ関連サービス