2008年01月
2008年01月21日
関門海峡を渡る しいがる
さて、その小さな関門汽船「しいがる」に乗り、下関唐戸から門司港まで関門海峡を渡ります。たった5分の小さな船旅です。
総トン数19トン、旅客定員70名、私が乗ったころには外に席がほぼ埋まっていて、船内の椅子がほんの少し空いているだけでした。本当は外から撮影をしたかったのですが、さすがにこの小さな高速船で立っていたら危ないので、仕方なく中に入ります。
先頭が空いていたのでここに座ることに。でも、かなり位置が低いので、先頭と言っても景色はあまり見えません。まあ、仕方ないか・・・。
椅子に座るとすぐに出発します。高速船だから勢い良く飛ばし、激しい上下運動が始まります。これでは船内の方が正解かも?
それにしても、このルートは明らかに電車の方が便利なのに人がかなり乗っていました。観光として船で渡りたいという人が多いのでしょうか、電車だと地下に潜って九州へ渡るので、橋を見ながら渡るなら、わざわざ遠回りしてでも船を使ってしまうのでしょう。
関門橋にも渡ってみたいというのもありました。しかし、関門橋は電車ではなく一般道ではなく、高速道路の一部となっています。つまりこの橋を渡るとすれば、高速バスかレンタカーを使うしかありません。高速バスとレンタカー、船以外はすべて地下に潜ることになり、面白さが半減してしまいます・・・。
そんなわけで、わざわざ船を選択した、ということで。左舷側を見ると、関門橋がしっかりと見えます。このころ、丁度、日の入り、夕焼けに染まった空に白い大きな橋なんて、とても美しく見えました。(写真)
2008年01月20日
下関から新門司まで・・・ 電車でも車でもない
ここでびっくりしたこと・・・その「こだま」(確か300系)な〜んか普通の「こだま」じゃない、自由席に乗ったつもりなのですが、椅子が違う・・・どうやら、山陽区間は「のぞみ」以外、椅子の幅が広く、1列につき4席しかないのですね。座り心地もフカフカでまるでグリーン車のようです。
「のぞみ」より贅沢に過ごしてよろしいのでしょうか? 新しいN700系は「椅子の幅が1cm広くなりました」と宣伝していますが、たいしたことがないように思ってしまいます。
あまりにも乗り心地が良く、ついつい眠ってしまい・・・いつの間にか新下関に到着しました。在来線に乗り換え下関へと向かいます。
下関に到着しました。普通なら降りずに在来線で門司港へと向かいますが、改札口を出て、バスに乗り換えて、船の乗り場へ行きます。
行ってみると・・・そこはお土産屋もあるいかにも観光地っぽいところで、小さな船が2隻ぐらい泊まっています。1つは門司港行き、もう1つは巌流島行き、どちらも観光地向けの船ですね。ですが、遊覧船みたいな派手な船ではなく、普通の小さな高速船です。(写真)
乗船券売り場は小さな建物の中にあり、誰もいません。ただ乗船券が売っている自動販売機があるだけで、ちょっと寂しい感じがします。まあ、渡船ですから、そんなもんでしょうね。
乗り場からは観光としての1つ、関門橋も見えます。
もうすぐ門司港行きが出発です。そこそこ本数があるので1本待っても良かったのですが、残り時間がちょっと厳しい感じがしたので、急いで小さな船「しいがる」に乗り込みます。
2008年01月19日
路面電車について語る 広島にて
さて、広島港に到着し、まず目にしてしまったのが、ターミナル目の前に止まっている路面電車たち。こういう電車が大好きで、ついつい写真を撮ってしまいます。笑
長崎の時はラッピングされちゃって萌えなかったし、松山の時は緑で渋くて見た目が好きだったけど、時間がなくて撮影ができませんでした。今度こそは時間もそこそこありますので、たっぷり撮影ができます。
私には昔から路面電車に縁がありまして、小さいころから都電によく乗っていました。今の都電はイマイチだけど、黄色に赤もしくは青のラインが入っている電車に萌えてしまいます。あのチンチン!となる音、たまらないです!! 路面電車のことを何でもチンチン電車と呼んでしまいます。これって東京だけ?
広島の路面電車だと、漫画「はだしのゲン」に出てくる原爆に焼かれた路面電車のシーンを思い出しまた。その印象が強いせいか、新しい路面電車よりもより古い電車の方にかなり夢中になってしまいます。特に茶色の路面電車が好き!(写真)
古い電車の方に乗りたかったのですが、乗り方があまりわからなくって戸惑ってしまい、どうすれば乗れるのかと悩んでいたら、いつの間にやらドアが閉まって出発してしまいました・・・。どうやら先払いの都電と違い、後払いでした。バスも同じですね。
あまり時間は潰したくはなく、仕方ないので新しい芋虫みたいな路面電車の方に乗って目的地へと向かいました。中はいろんな椅子があって、それはそれで面白かったです。
あの後、お好み焼きは食べたし、原爆ドームも見たし、カープカラーの自転車タクシー?を見かけたし、短い時間だったけど広島を満喫しました。次は「こだま」に乗って下関へと向かいます。
普通なら東京へ帰るのに東へ向かいますが、なぜか西へ。笑
(今日は船の話があまりありませんでした)
2008年01月18日
お次は潜水艦 四万十川 第6夜
やはりこちらも陸から道路がつながっている島であり、島単独で市となっているほど、見た目は島には見えません。
いろんな作り立ての船を見てきてしばらく経つと、今度はミサイルのような大きな物体が見えてきました。潜水艦でしょうか? へえ〜潜水艦も作っているのかと思ったら、よーく見ると「大和ミュージアム」の一部でした。(写真)
「大和ミュージアム」・・・確か、聞いたことがあるような? こんなところにあるんだなぁ〜
と、思っているうちに呉港に到着しました。呉のフェリーターミナルは大和ミュージアムのそばにあります。
呉港ではたくさんの人、車、そしてバスが下船をします。ほとんどの人がここで降りるようで、広島へ向かうにしても、船で広島へ向かうより、電車で向かった方が早いようです。
時間に余裕があり、もうちょっと船旅を楽しみたい人であれば広島へ向かった方がいいですが、そうでもない人はここで降りた方がいいでしょう。呉駅から近いので、移動のロスが少ないです。
私はもうちょっと乗りたいので船に残ります。船内にはほんのわずかしかいなく、船内撮影のチャンスでもあります。
船内を探索すると、カモメのエサが売っていることに気付きました。カモメは呉あたりに多く、今がチャンスです。さっそく買って、外に出てカモメにエサをやることにしました。
カモメのエサはパンの耳で、小さくちぎって放り投げます。私が出たころにはすでにたくさんのカモメがいて、ブリッジにいる船員がパンの耳を投げて与えていました。カモメがどんどん集まってきます。目標のカモメにパンを投げると別のカモメが奪い取ったり、とにかく誰か食え〜という感じで5切れほど投げたり・・・これ、短距離航路のフェリーとしての楽しみ方の1つでもあります。
カモメと遊んだり、船内を探索したりして、いつの間にか広島に到着しました。
2008年01月17日
造船所パラダイスと小さな橋 四万十川 第5夜
どんな風に変わるって? 呉といえば・・・リベラ、いやいや、まあ、確かに意味的には近いですが・・・。
右舷、呉側、まず見えるのが造船所です。そこには大きめの貨物船がまだ上の部分が灰色で、陸の上に上がっています。まだ進水していない作っている最中の船ですね。
その造船所を通り過ぎると、呉と倉橋島を結ぶ赤い橋をくぐります。この赤い橋、すんごくちっちゃくて、高さはなく、幅は狭くまるで川、さすがに大きい船ではくぐることができません。それほどちっちゃな橋なのです。よーく見るとこの橋、大きな文字で「満潮時桁下23.5mと書かれています。
橋が見えるとここが一般人のメインイベントなのでしょうか、かなりの人が船内から外部デッキへと出ます。みんな、こんな小さな橋でくぐれるかどうかドキドキしているようです。
船はだんだんと速度を緩めます。慎重に慎重に進み、そして小さな赤い橋をくぐります。小さな橋なのに、これがなぜか迫力感たっぷり、だって、小さいから間近をくぐるし、より迫力を感じてしまいます。
橋をくぐるとまた造船所があり、もっともっと船を多く見かけます。
灰色の自衛隊系の船がたくさん泊まっていたり、造船所らしき場所にはかなり大きな貨物船がどんとあったり、もうここはまさしく造船所パラダイスです。船ヲタにとってはたまらない場所ですね。(写真)
橋を過ぎてから人は多少、減りましたが、中には船を見たり、写真を撮ったりしている人がまだ何人か残っていました。
造船所だけではありません。なんだかゴチャゴチャした工場があったり、これもまた良し。
造船所を見ているだけでワクワクしてしまう人には是非ともこの航路を利用してみてはいかがでしょうか?
2008年01月16日
島を見ながら・・・ 四万十川 第4夜
残念なことにこの日、いつも持ち歩いている地図ソフトですが、PSPの電池が切れてしまい、充電器も忘れてしまって現在地を確認することができませんでした。仕方ないので、地図を見ながらどこの島を通っているのかを把握します。
まず松山港から見えるのは興居島、まるで陸続きかと思うほどの大きな島です。
その島を抜けると次に見えるのは睦月島や中島など、名前のない小さな島、というか岩もあったり、様々です。同じ島でも前方から見たとき、斜めから見たとき、真横で見たとき、斜め後ろから、後方から・・・と、違った島に見えてしまいます。砂浜が見えたり、崖だったり様々・・・いつ見ても飽きませんね。
松山発の場合、左舷側の方が島が多く見えるので、本州に入るまでは左舷側の方がいいかもしれません。
途中、あちらこちらでフェリーや高速船とすれ違います。(写真)
フェリー4隻、高速船4隻でかなり運航していますので、すれ違いの回数がかなり多いですね。すれ違った船もかなりお客さんがいたような?
中島が終わるとしばらくの間は間近に島を見ることができません。
次に見えてくるのがもう本州に近い島、倉橋島。島と言っても陸から橋がかかっていますので、島という感じがしないかもしれません。他の島と比べれば建物が多く見られ、そこそこ発展しているかのように見えます。
左舷側が倉橋島、右舷側に見えるのは下蒲刈島、この島も陸から橋がかかっています。もうしばらくすると次は本州、呉です。
ここから先が、船ヲタにとってかなりワクワクさせるようなところかも?
今日のブログはもちろん地図を見ながら書いています。中には、「何て読むの?」と思う島も・・・。
2008年01月15日
船しあたぁ〜 開演
船旅プロジェクトにて「船しあたぁ〜」という新しいコーナーを作りました。
船旅プロジェクト
http://www.funelog.net/
船しあたぁ〜
http://www.funelog.net/doga/doga
「船しあたぁ〜」とは、私とW・Oが撮った動画を集めたものです。「しあたぁ〜」といっても映画ではありませんので。笑 船内の「シアタールーム」や「マリンシアター」など、小さな映画館と同じように「しあたぁ〜」とつけてみました。
現在のところ「すずらん」の冬の日本海と船内探索しかUPされていませんが、近日中には「きたかみ」「きそ」、船ではありませんが電車の方もUPする予定です。
けっして高画質とは言えないし、たいした動画ではありませんが、これを見て船旅の雰囲気を味わってくれればと、そんな気持ちが伝わるように、今後はいろんな動画をUPしていこうと思っています。
「船しあたぁ〜」を是非ともよろしくお願いします。
船旅プロジェクト
http://www.funelog.net/
船しあたぁ〜
http://www.funelog.net/doga/doga
「船しあたぁ〜」とは、私とW・Oが撮った動画を集めたものです。「しあたぁ〜」といっても映画ではありませんので。笑 船内の「シアタールーム」や「マリンシアター」など、小さな映画館と同じように「しあたぁ〜」とつけてみました。
現在のところ「すずらん」の冬の日本海と船内探索しかUPされていませんが、近日中には「きたかみ」「きそ」、船ではありませんが電車の方もUPする予定です。
けっして高画質とは言えないし、たいした動画ではありませんが、これを見て船旅の雰囲気を味わってくれればと、そんな気持ちが伝わるように、今後はいろんな動画をUPしていこうと思っています。
「船しあたぁ〜」を是非ともよろしくお願いします。
2008年01月14日
うどんとポ○ジュース 四万十川 第3夜
短距離航路だからそれほど売ってはいないだろうと思いましたが、うどんやお好み焼き、おでんなど温かい食べ物が売ってありました。なんと言っても四国だからうどんでしょう。きつねうどんを買ってみました。
ついでにジュースも・・・やっぱ愛媛だからポ○ジュースですね!
うどんができあがり、外で食べます。
う〜ん、外で食べると気持ちが良いこと♪ 心地よい風、心地よい日差し、そして周りは美しい島々・・・なんて素晴らしいこと!! こんな場所でうどんを食べるなんて、ものすごくおいしい!!
このうどん、おいしいですよ!! スープもおいしく、最後の1滴まで飲んでしまいました。
果たして、うどんを食べてしまって、お好み焼きを食べることができるでしょうか??
いや、心配なく、うどん1杯でも2人で食べて分けて食べました。1杯は食べられるでしょうが、この先、お好み焼き、焼きカレーと進みますので、ここは半分でセーブしておきます。
そして・・・瀬戸内海の景色を見ながらポ○ジュース、これもいいね〜。四国滞在時間たったの3時間半、それでも四国を楽しむことができました。
この後、飽きずにずっと瀬戸内海の美しい景色を楽しんだことやら・・・私はずっと瀬戸内海を見ながらサザンの曲を聴いていました。(写真)
2008年01月13日
ちょっと寒いけど外へ 四万十川 第2夜
さて、私たちの居場所がなくなります・・・椅子でもいいのですが、あれだけ人がいると別の場所の方がいいかもしれません。では、外に出てみてはどうでしょうか?
外に出ました。ほとんど人はいません。やはりちょっと肌寒いからでしょうか? さすがにこんな寒さでは、約2時間40分も耐えるにはかなり厳しいですね。(写真)
出港ちょっと前ぐらい、それでも何人か外に出る人がいました。後から入ってきた人たちでしょうか、船内が混んでいるのでこちらに移る人もいました。そのほとんどが若い人たちで、グループで乗船している人や、旅行なのかカップルもいたし、こっちは若い人たちで賑わっているような感じでした。若い人なら寒くても大丈夫なのか?
私としては中と外、どっちがいいといえば・・・せっかくの瀬戸内海の美しい景色が一望できるから、寒くても暑くても、やっぱり外で過ごしたいです。たとえ船内が空いていても、美しい景色を逃したくないです。中でも見れるけど、一望できないし、迫力感が欠けます・・・。
そんなわけで、私たちは寒くても外で過ごすことになります。
出港後、進むに連れて受ける風が強くなっていきます。風が強くなればもっと寒くなるし、できるだけ風を受けない場所、船尾の中央部のテーブルへと移動します。ここなら日も当たっているし、それほど寒くはありません。これなら2時間以上も耐えられるでしょう、いや、これがとても気持ちが良かったです。
後ろを見れば、松山の町がどんどんと離れていきます。
四国滞在時間・・・3時間半・・・うち松山は・・・約30分。
松山の路面電車、乗りたかったなぁ・・・・・・
2008年01月12日
充実した小さなフェリー 四万十川 第1夜
松山〜呉〜広島航路には瀬戸内海汽船と石崎汽船の2つの会社が運航し、それぞれフェリーと高速船があります。全部で8隻もあり、かなり頻繁に運航されていますので、それほど時間には気にならないでしょう。
松山から広島まで、フェリーで2時間40分、高速船だと約1時間、フェリーだとたっぷり瀬戸内海の楽しむことができますね。値段は、高速船だとフェリーの2倍以上、急ぐなら高速船の方がいいですが、それほど慌てる必要がないのであればフェリーの方がいいかもしれません。
私が乗船券を購入してないので窓口がどうなっているのかよくわかりませんが、購入した乗船券は石崎汽船の方なのに船は瀬戸内海汽船の方でした。違う船会社でも乗っても良いということは、共同で運航しているということですね。
私が乗った船は「四万十川」という船で、この航路のフェリーの中では最も新しい船です。(写真)
総トン数約700トン、かなり小さいように思いますが、見た感じではそんなに小さくは見えなかったです。
定員330名、トラックで16台分、トラックはそれほどなかったのですが、バスと乗用車が多かったです。そのバスがあったせいか、団体客がうじゃうじゃと船内を埋め尽くしていました。
中はというと・・・短距離航路ですから椅子がいっぱい、船首側の眺めはちょっとイマイチだったかな? 真ん中あたりにはソファーがあったり、狭いスペースですが絨毯敷きの部屋があったり、その絨毯敷きの部屋には学生の団体が占領していました。空いているならそこで横になるのがベストかもしれませんね。
船尾側には売店、外に出るとこちらも椅子が豊富にあります。
上に上がると家族専用の絨毯敷きの部屋があり、どうやらここは昔、1等だったようです。今は1等もなく、等級に分かれていません。あとはゲームコーナーやマッサージ機、もう1つ部屋があったけど、そこには入れませんでした。