2007年09月
2007年09月11日
キター−−−! 42ノット! ナッチャンRera その7
「ばにあ」に乗ったときもほとんど揺れはありませんでした。なんて快適なんでしょう! この波で「ナッチャンRera」なら、揺れ1つもなくすーっと行った感じでなんだろうなぁ〜と予想をしていました。
なんせ、双胴船は、高速船は、荒天に強い!!とよくアピールされていますから。笑
が、そうでもなかった・・・。
スピードを相当、出していますから、ちょっとした風でも無風でも抵抗をもろに受けますので、横にガクガクしているような揺れをします。この揺れは30ノットで運航する「はまなす・あかしあ」に近い揺れでしょうか? いや、ジェットフォイルか? まあ、その中間でしょう。
ちょっとした横波や横からの風を受けると、今度はフラッと横に少し揺れを感じます。飛行機でちょっと旋回するような感じかな? なーんか船体に翼が生えているのかのように、ボワ〜ンボワ〜ンとさせているような、まさに飛行機の揺れって感じでしょう。
穏やかな海でちょっとした揺れを感じるとなれば、もし荒天の日に乗ったらどうなるのか気になりませんか? 横波が高いと相当、揺れるだろうなぁ〜と、ちょっとガクガクブルブルな予感がします。
出発が遅れたのか?さっきの到着を見たときも苦戦していたので、なるべく早く函館に着きたいでしょう。そのせいか「ただいまの走行速度は42ノットです」という船内放送が2回もありました。
42ノット!? これってTSLよりも速いですよね?
公式サイトを見ると、車が満載時の場合は36ノットと書いてあるから、せいぜい38ノットだろうと思っていましたが、なんと42ノットも出てしまうとは!? かなり驚きました。
そうか、これが42ノットなのか・・・じゃあ、小笠原のTSLがもし運航していれば、同じ状態なのかなぁ〜と妄想状態に。笑 ん?この揺れだと、まさか黒潮超え!?無理ですよ・・・。
写真は、「ナッチャンRera」から見た室蘭へ向かう「ばにあ」
海はかなり穏やかです。
2007年09月10日
エグゼクティブの設備って? ナッチャンRera その6
エントランス付近にはバーがあり、私が利用したときは下のカフェと同じように有料でしたが、別の日に利用した人の話によれば無料だったとのことです。えっ、無料?なんで私の時は有料だったの??これは不公平のような・・・。
しかもビールまで無料とは!? これっていいのでしょうか? 普通の定期船であり、高速船であってもカーフェリーですよ!! レストラン船でも納涼船でもありません。
これから運転する人も乗っているわけですから、果たしてビールも無料にしても良いのでしょうか? これってまずいような・・・。だって、無料だったら調子に乗って飲んでしまい、ベロンベロンになって周りのお客様に迷惑をかけることも予想できるし、これから運転するのについついビールを飲んでしまうことも考えられます。
着岸数時間前にお酒類をいっさい売らない船や、対面式のみの販売が増えてきている中、こんなサービスまでしたらまずいような?
バーの両サイドにはいくつかソファーがあり、ここで過ごすことも可能です。でも、リクライニングの席があるから、あまり利用する人が少なかったような?? 窓側の席でない人ならここで居座るかも?? でも、なーんか意味がない??中途半端?
リクライニングシートでは居心地悪いからソファーが過ごしやすい人、3人以上のグループで集まるにはいいかもしれません。また、リクライニングは背が高いので、とても圧迫感を感じますが、こちらのソファー席ならみんな低く、ほぼ全体的に景色が見れるので、景色を楽しみたいならソファーがいいでしょう。お子様にもこちらが過ごしやすいです。(リクライニングは高すぎてお子様にはちょっと厳しいです)
リクライニング席後方には新聞や船に関する雑誌があり、自由に読むことができます。今はそれほど種類がありませんが、今後はいろんな船の雑誌が増えるでしょう。
船の雑誌だけとは限らず、お子様向けの本やじゃらんなどの旅行雑誌なども置いた方がいいかな?と思いました。
トイレにはシャワー室がありますが、私が見たときは鍵がかかっていて、いつ使うことができるのかわかりません。常に使える状態にした方が?と思いました。
残念だったのが真ん中に壁があるため、全体的に景色を見渡すことができませんでした。片方の景色を楽しむことができても逆側は見えないし、また椅子の背もたれが高いので、前方の景色がまったく見えません。
景色を楽しみたいなら、前方、右、左といろんな方向から景色が眺められるエコノミーがおすすめです。
以上、エグゼクティブの話です。何か質問などがありましたら、コメントとして記入をお願いします。
2007年09月09日
飛行機ですか? ナッチャンRera その5
一人、一人にジュースと箱を配り、まさしく飛行機です。ジュースはホットコーヒー、お茶、ウーロン茶、りんごジュースがあり、コンソメスープがあればまさに飛行機ですね。ジュースはもちろん無料、そりゃこのクラスですから当然ということで。
オシャレな茶色の箱の中身は小さなケーキが2つ、スポンジケーキとマドレーヌで、細い紙の上げ底の上に置いてありました。このかわいらしい演出は女性客にはいいサービスかもしれませんね。
時間帯によってはサンドウィッチを配るようで、私が乗船した時間はお菓子でした。(写真)
配られたものはお菓子、ジュースだけではありません。初日、2日目(その後、わからない)に乗船した人に限り、「ナッチャンRera」のオリジナル記念品が1人1つもらいました。これはエグゼクティブだけとは限らず、ビジネスでもエコノミーでも配られました。
その記念品とは・・・ナッチャン特性クリアファイル、ナッチャンの絵はがき5枚、ナッチャンペーパークラフトのセットです。今、ヤフオクを見たところ、この記念品が出品されていて、残り3日かというのに1400円も値がついています。これはマニアにとって貴重なものかも??(私のところで5セットありましたが、うち4セットはオフ会参加者にプレゼントをしました)
今はもう配られていません。
エグゼクティブクラス限定として、船内利用券2000円プレゼントもあります。こちらも記念としてのものなので、いつまで続くのかは未定です。
船内のジュースや軽食、お土産だけではなく、函館のターミナルにある売店、軽食コーナーでも利用が可能です。2人で4000円ですから、おかげさまでお土産がいっぱいになったことやら・・・。
期限が1ヶ月間有効なので、今、利用しなくても、次に乗船する際、また利用するのも良いでしょう。
意外にもこの2000円、かなり使い道に悩んだりします。
ジュース無料、ケーキ無料、記念品、2000円の利用券、そして回数券で1人あたり6500円、となれば・・・結構、安い?????
回数券は友達同士(ヲタ同士)で分け合うとおトクですよ。スタンプ式や表紙付きではなく、それぞれ1枚1枚のチケットなので分けやすいです。
2007年09月08日
中途半端・・・ ナッチャンRera その4
前の椅子の下には足を置く箱があり、これは引っ張って前に出す手動式、だけど手前の足置きがボタン1つで上に上がる、リクライニングは車のリクライニングと同じようにレバーをひっぱる手動式、ん〜なんか中途半端。
飛行機みたいに座席の説明が書いてあるものを置いて欲しいのですが、椅子の横にあるポケットが小さめで、イヤホン(これがスペースを取っている)、避難の説明が書かれている下敷きみたいなもの(飛行機にありますね。似ています)、旅の情報が書かれているナッチャンウォーカー(こんなものがあるんですね〜、今回だけだと思いますが)、そしてお約束の青いオリジナルゲ○袋(これ、必要!!)、これらだけで一杯一杯です。横よりも前の方が・・・。
テーブルは飛行機の前が広い席と同じように、肘掛に収納してあります。これだと・・・飛行機や特急のように前の椅子の背後にポケットがあればいいのでは???(写真)
シングルの場合、1人1台に小さな液晶テレビがあり、ペアの場合は2人で1台、映っているのはただ船首からの眺めが映っているだけであまり変化がないような???? 他にDVDの上映があるらしいけど、特にこれと言ったものがなかったので、結局、船首からの眺めを流しっぱなしにしました。(フェリーに乗っているとなぜか現在地を流しっぱなしにする、これと同じ)
私もW・Oも足置き場を設置して過ごしていると、窓側にいるW・Oが買い物に出ると出ようとしたのですが、わざわざ足置き場を閉まらなければならないことも・・・まあ、これはどの乗り物の椅子席でも共通ですね。でも、これが面倒だった・・・。で、あまりにも面倒なので、手動の足置き場をずっとしまうことに。笑
日本仕様の椅子ではないのでいろいろと不都合な椅子ではあったけど、寝るにはとても居心地のいい椅子だと思います。できれば有料レンタルでも構わないので毛布もあって欲しかったです。
まだまだ続く、エグゼクティブの話・・・(今回は話が長いです)
2007年09月07日
いよいよ突入!! ナッチャンRera その3
で、いったい徒歩客はどこから出るの? もしかしたら知っている人がナッチャンから降りてくるかもしれないので、下船口で待ちたいのですが、どこが下船口なのかわかりません。車の方が落ち着くと、車両デッキの両端より徒歩客が次々と降りてきました。
函館の場合は建物よりタラップから乗船をしますが、こちらでは在来のフェリーと同じように車両デッキを通って乗船します。ナッチャンの横に小さな建物があったので、いつかはあの周辺にタラップが付けられるかと思いますが、果たしてどうでしょう?(あの小さい建物は何か確認しませんでした)
出港30分前、いよいよナッチャンに突入します。幅ひろーい車両デッキから乗船し、車両デッキ内の両端にあるちょっと狭いエスカレータで旅客区間に上がります。
車両デッキの中央部(この区間が狭そう!)にはすでにバイクが何台が乗船し、車の方はまだ数台しか乗船していません。徒歩の方が優先でしょうか? 誰も来ないうちに船内写真を撮りたい人は、車の場合、運転手だけ車とし、同乗者は徒歩として乗船すると良いでしょう。(これは基本です)
車両デッキは2層あります。上の層は1台もなかったなぁ・・・。いや、まだ乗船していないということで。
いよいよ「ナッチャンRera」のメイン、エスカレータ2つ分上ると、旅客区間に入ります。
入るとすぐにキャビンアテンダント(略してCA)がチケットを確認し、私がエグゼクティブだと知ったところ、荷物を持ちましょうかと、1つ大きな荷物を持ってくれました。ここは太平洋フェリーと同じですね。
でも、太平洋フェリーは荷物を持ち運んでくれる対象であるスイート系、バリアフリー1等のお客さんは最大6組、一方、ナッチャンのエグゼクティブはたくさんいます。席まで案内してくれるのはいいですが、これだけの人を案内するにはCAの数が相当、必要ではないでしょうか? 大丈夫なのかな? ちょっと心配になりました。
席に着くと、かるーく説明をしてくれますが、このエグゼの席、いろいろと仕組みがあるようで、イマイチよくわかりません。みなさん、いろいろと試したりして使っているような感じでした。(写真)
エグゼクティブの話はまだまだ続きます。
2007年09月06日
到着はバックであわあわあわ〜 ナッチャンRera その2
いよいよ出港となります。普通のフェリーの停泊場所からそれほど離れてはいませんが、思ったよりもエンジン音が静かで、見ただけの判断ですが揺れもまったく見えなくおとなしい出港です。ゆっくりと、いや、それは見た目だけであって、普通のフェリーと比較すれば速く、あっという間に防波堤を過ぎていきます。目を離せばいつの間には姿はないです。
この後、私は10時発の「ばにあ」最終航海に乗り、青森で折り返し「ナッチャンRera」4便目に乗船することになります。「ばにあ」のちょ〜素晴らし〜い旅情溢れた船旅の話はのちほどお伝えしますので、しばらくお待ちください。(瀬戸内航路話もあと2隻、残っているので、たぶんその後になるかも?)
函館10時発の場合、ナッチャンとすれ違うのはだいたい11時半近くです。天候が良いせいなのかどちらも決まった進路を通っているのか、「ばにあ」とナッチャンの間はかなり距離があり、300mmのレンズで写真を撮ってもほ〜んの小さくしか写りませんでした。
青森で素晴らしき昭和の船「ばにあ」にお別れを告げ、今度は青森で「ナッチャンRera」の到着を見ます。「ばにあ」から降りた後、すぐにナッチャンが見れるかと思いましたが、まだまったく見えてきていません。普通の船ならもう見えている時点ですが・・・。
およそ30分ぐらいでしょうか?ようやく向こうの方から見えてきました。遅れたのではありません。スピードが速いので、見えてくるのが着岸時間ちょっと前になってやっと見えてきます。
停泊場所近くに来たところでナッチャンは1回転して後ろ向きになり、バックしながら着岸します。このときの水しぶきがすごいこと!! 後ろの噴出し口がとにかくすごく泡を吹き出しているような感じで、海面が一面、ビールの泡みたいな状態になってしまいました。(写真)
ようやく着岸位置に近づくと、小さな穴からロープが現れ、ロープの先っちょを陸にいる係員が持ってナッチャンをひっぱります。これがなかなか着岸できないこと・・・出港は早いけど、着岸には少し手間がかかるような感じでした。慣れればたぶん、着岸も早く済まされるでしょう。
つづく・・・
ただいま東京ではもうすぐ暴風域に入る感じです。すでに雨風が強く、各地でフェリーの欠航が相次いでいます。
早くも「ナッチャンRera」にダイヤの乱れが発生しています。不慣れな点もあるでしょうが、横波への弱さと詰まったダイヤでやっぱりなぁ〜って感じです。一方、在来フェリーはバリバリ運航しています。
2007年09月05日
函館もリニューアル ナッチャンRera その1
まず・・・船内の紹介はいつもと変わりませんが、サービス面や設備面など、いろいろと言いたいことがありますので、いつもと違ってかなり辛口になることが多いかと思います。フネログではあまり辛口にならないように気を使っています。今回は辛口を言いつつ応援したいという気持ちもありますので、不快な思いをさせることもありませんがよろしくお願いします。
9月1日、7時ちょっと前、函館のホテルよりタクシーでターミナルへと向かいます。着いたころにはすでに乗船開始済みで、外にいるギャラリーはまだそれほどは多くなく、ほとんどがプレスでしょうか? 私のカメラより大きいカメラを持っている人がたくさんいます。
出港時間が近づくに連れてギャラリーが増えていきます。スーツ姿の社員らしき人も増えてきて、だんだん盛り上がっていきます。私は処女航海を出港する「ナッチャンRera」の姿を見ようと、何かイベントのありそうなターミナル近くではなく、対岸、つまり向かい側の「ばにあ」が停泊している場所の先っちょまで移動して撮影することにしました。すると、後からプレスが続々と私の後を付いてきています。
函館のターミナルはかなりリニューアルされました。古いターミナルはなく、ガラス張りの4階建ての建物となり、前には船を眺めることができる広々としたテラスがあります。このテラス前方は船の撮影に最適!運航しているところを普通のカメラでも余裕で撮れます。
中はこれまた広々とした空間で真ん中に案内所、両サイドにエスカレータがあります。天井が4階まであって、上を向くと「ナッチャンRera」の写真がある大きな垂れ幕があります。
入って右側には乗船窓口2箇所、その上には空港みたいに空席情報や運航状況などモニターで表示されています。決して船のターミナルとは思えないほどですね。
その奥には小さな売店と喫煙所があり、お茶、ジュース、お弁当、おにぎり、お菓子、雑誌などはここで調達をします。
左側には大きな売店があり、お土産も豊富です。残念ながら「白い恋人」はありません。(当たり前だ!笑) 奥にはカフェがあり、パンやケーキなどもあって朝食やおやつには最適です。
もっと左に行くとカレー屋らしきものがあるみたいですが、まだ建設中でした。
2階はエスカレータを上がると目の前に「ナッチャンRera」の模型があって、左側には椅子があるだけで右側には地域をアピールするような?ギャラリーがあります。
3階は乗船待合所で椅子が多く、真ん中には韓国のパンスターフェリーより贈呈された黒いピアノがありましたが、私がいたころには何も演奏もありませんでした。もしかしたら処女航海の前に何か演奏していたかもしれません。まるで空港の待合所みたいな感じですね。
つづく・・・
写真は搭乗ゲート、ではなく乗船ゲート
2007年09月04日
台風情報 特に今週末に「ナッチャンRera」に乗る人へ!!
たぶん今週末に「ナッチャンRera」に乗ろうかと思っている人がたくさんいるだろうと思いますが、土曜日と金曜日はちょっと危ないかも?
台風9号がただいま小笠原付近にいて、徐々に北上します。7日には東北あたりを通り、7日夜から8日あたりに青函付近かも? そうなると、欠航になる、もしくは運航しても大揺れになる可能性がありますね・・・。船酔いに心配な人はまず避けるべきでしょう。逆に大揺れフェチならおススメ???
9日なら台風が北東へ過ぎると思いますので、海峡なのであまり台風のうねりの影響を受けず、比較的、安定した航海になるかと思います。私が初めて青函航路を使ったときが台風が抜けたばかりで、この日は波5〜6mと脅したような表示がありましたが、かなり穏やかで揺れ1つもありませんでした。ただ、津軽海峡で多少、うねりが入ってくることもありそうなので、この辺でローリング祭りが行われるかもしれません。
この台風で、「ナッチャンRera」がどれだけ波に強いか??が試されると思います。ジェットフォイル「ゆにこん」は冬場の荒れた海に負けてしまい、欠航がかなり続きました。果たして「ナッチャンRera」はどこまで耐えられるでしょうか? 運航状況に注目です。
これから「ナッチャンRera」に乗船するために、船で北上する人も注意が必要でしょう。(普通に北海道航路を使う人もね)
今回の台風は関東、東北を通りますので、商船三井フェリー、太平洋フェリー、川崎近海汽船はもちろん、日本海側を通る新日本海フェリーも影響が出ます。
欠航になる可能性が強く、もし運航したとすれば、大幅な遅れも発生するかと思います。遅れるとせっかくの「ナッチャンRera」に間に合わないということもありますので、スケジュールは余裕を持って立てた方がよろしいです。
日曜日に乗船する人でも、前日の欠航で予定の船がなく欠航となるケースがありますので気をつけてください。
欠航になった場合は他の航路の運航状況もご確認ください。もしかしたら運航しているかもしれません。特に新日本海フェリーの小樽便には注目しましょう!
他の航路では・・・伊豆諸島方面、太平洋フェリーは影響大(もう出ていますね)、オーシャン東九はどうか?、佐渡汽船は大丈夫かな??、関西〜九州航路はあまり影響はありません。
今後の台風の進路には充分、注意してください。
2007年09月03日
ナッチャンRera 乗船日記!! その前に・・・
パソコンがやっと使える状態になりましたので、今度こそまともに乗船日記を書くことにします、が、その前に、ナッチャンReraを乗船する際のアドバイスを私なりに書くことにします。
1.酔い止め薬は絶対に必須!!
「ナッチャンRera」は双胴船型高速フェリーなので「揺れない」と書かれているようですが、これはピッチング(縦揺れ)には強くても、ローリング(横揺れ)には非常に弱いです。波が縦方向ならまだしも、横方向からの波ならかなり大きくローリングすることが予想されます。青函航路は津軽海峡で海流により横波が発生しやすい箇所でもありますので、波が穏やかであっても揺れる場合があるかと思います。
また、高速船の場合は従来のフェリーと違って小刻みに揺れますから、より揺れを感じます。他の乗り物で言えば、飛行機で乱気流に突入して激しく横揺れしている感じでしょうか?
決していい揺れとは思えませんので、船酔いに不安な人は必ず乗船30分前に酔い止め薬を服用することをおすすめします。酔ってからでの服用は遅いです。(運航時間が短いので意味なし)
2.天候を確認すべき!!
1でも書いたように、双胴船はローリングに弱いです。たった波高2mでも到着時間が15分も遅れるぐらい難航しますから、たぶん4mぐらいもいくとかなり辛いでしょう。大きく遅れることはもちろん、欠航になる可能性があります。
せっかく青森、もしくは函館に行ったのに、欠航になってしまったらショックですよね・・・もし天候がやばそうなら別の日に変えておくといいでしょう。
高速船は普通のフェリーよりも欠航しやすいので注意してください。
3.食事は済ませるように、お茶が良ければペットボトルも
「ナッチャンRera」には軽食コーナーしかありません。軽食コーナーといっても、ケーキ、ジュース、コーヒー、ビールぐらいで、時間によっては数量限定(かなり少ない)のサンドイッチが販売されます。
自動販売機がなく、豊富ではないし値段も・・・なので、食事は事前に済ませるか持ち込みにして、飲み物もお茶が良ければターミナルで購入した方が良いです。
4.喫煙は乗船前に
「ナッチャンRera」に喫煙場所がまったくありません。愛煙家は乗船前に吸っておくように!! 吸いたくなるのを押さえるために、飴やガムを持っていると良いでしょう。
それでも我慢できない人は「ナッチャンRera」を諦めて、従来のフェリーに乗るべきですね・・・。
5.行きは従来のフェリー、帰りは「ナッチャンRera」(逆でもOK)
「ナッチャンRera」に乗るのもいいですが、従来のフェリーも乗って、普通のフェリーと高速船を比較すると、より面白い船旅ができるのではないかと思います。一般人は「ナッチャンRera」の方が好みかもしれませんが、私としては従来のフェリーの良さも知ってもらいたいです。(この話はのちほど)