2007年08月
2007年08月11日
乗船日記 さんふらわあにしきと同じ? 「ブルーダイヤモンド」 その2
船に入ると・・・何かエントランスへと向かう道、どこかで見たことがあるような??この階段といい・・・そう、「ブルーダイヤモンド」は関西汽船の「さんふらわあにしき・こがね」とほぼ同じ構造となっているのです。エントランスがかなり似ているし、レストランも似ているし、上のデッキも似ています。
今は「フェリーさんふらわあ」として一緒にこの航路を運営していますが、会社としては違うし、造船当時は「フェリーさんふらわあ」がなかったし、違う会社で似たような船とは珍しいですね。ちなみに売船ではありません。
でも、関西汽船の「さんふらわあにしき」ではレストランに大きな写真があったりして、こちらはエントランスの階段に飾り物があったり、似たような船でも飾りとかで違う点もいくつかあります。
朝発、ということで、レストランでは朝食のバイキングが行われていました。
すでに喫煙席区間ではトラックドライバーさんたちが騒いでいて、朝から早くもビールを飲んでいます。まあ、朝からと言っても運転は到着後の夜からになりますので、今はお酒を飲んでもまったく問題はありませんね。それにしても朝からパワーがあるなぁ〜・・・。
一方、禁煙席の窓側の方では一般の客が何人かいました。私たちは煙草を吸わないので禁煙席側で食事をすることになります。
このレストランはエントランスから丸見え、というより一体化されているような感じで、ものーーーすごく広いです。窓側の方は普通のレストランのテーブル、椅子ですが、中央部だとスナックみたいなテーブルにソファーといったような感じで、なんか変わったレストランだなぁ〜なんて思ってしまいました。(写真)
レストランは24時間開放で、ここで過ごしたり、レストランが営業してもなくても持ち込みで食事ができたり、いろいろと使えます。電子レンジもあるので、レトルト食品やお弁当も温めることができます。
つづく・・・
2007年08月10日
乗船日記 イルカくんがかわいい船 「ブルーダイヤモンド」 その1
次は瀬戸内海強化合宿第3弾、ダイヤモンド上り1便、この日は「ブルーダイヤモンド」です。略して「ブルーダイヤ」?洗剤ではありません。笑(ブルーダイヤの空箱を持って行こうと思っていましたが、うっかり忘れてしまいました)
大分港には着いたのはこれで2度目ですが、前に来た場所とはまったく違い、新しいターミナルになっていました。そういえば前回に来たとき、東側を見ると新しい建物が建てられているのが見えました。
前のターミナルは船体の長さに追いつけず、無理やりブイ?で延長して船を泊めていましたが、今は長さが充分であり、普通に泊めることができます。
そういえば、前の建物内には階段途中で「なんだかステキ」とダイヤモンドフェリーのマスコットのイルカくんが笑っていた絵が印象で、私にとってはお気に入りでした。が、今のターミナルはすっかりさんふらわあ色が強くなってしまい、イルカくんのマークは乗船手続き用のテーブルの下にちょこっとあるだけでした。もしかして、イルカくんのマークがどんどん消えてしまうのか・・・以前よりもちょっと寂しいような気がします。
乗船手続きをし、忘れずにスタンプ*1を押してもらい、2階の待合室で乗船を待ちます。そこそこギリギリに到着でしたが、まだ乗船が開始されていませんでした。
この便の大分到着が6:30であり、大分出発が7:50発なので、たった1時間20分しかありません。なので、掃除をしたり、何やらやったりと、また車両の出し入れも大変だし、いろいろと時間がかかるため、乗船が出港ギリギリとなります。
乗船待ちをしている徒歩客は10人以上はいたかな? ほとんどの客は松山までかな? 朝の便はさすがに少ないです。
*1 商船三井、名門大洋、ダイヤモンド、旧BHLのスタンプラリー。詳しくは2006年7月15日、8月27日の記事をご覧ください。
写真は「ブルーダイヤモンド」船体に描かれているイルカくん
2007年08月09日
関東以東の人には難しい ダイヤモンド上り1便
しかしながらこの便は時間帯が悪く、出発が大分7:25発で、到着が神戸21:20着なので、遠い人の場合、この便に間に合わなかったり、帰りは電車、飛行機がなかったりと、いろいろと都合が良くありません。バスも限られるし、もしくはホテルに1泊してから翌日に帰ることになります。
私も乗ってみたくていろいろと考えていましたが、なかなかうまくいかないものです・・・。
そして今回、休みを多めに取り、ちょっと過酷になってしまいますが、このダイヤモンドフェリー上り1便にチャレンジすることになりました。
私のルートは・・・
八幡浜から臼杵まで、深夜便で九州へ上陸します。6時に下船して、始発である臼杵6:15発の各駅停車に乗り、大分駅には6:58に到着、タクシーでターミナルへと向かいました。これなら7:25発に間に合います。
他に、前日にシャトルハイウェイラインで大分に到着し1泊するという方法もあります。こちらがよくあるパターンかな?
帰りは・・・それはのちほど。
写真は、この日の1便は「ブルーダイヤモンド」
お詫び
7月31日、8月8日の船内休憩と下船時間について、1時間ほど遅く書いてしまいました。大変、申し訳ございません。
(修正をしました)
2007年08月08日
乗船日記 短い時間を過ごす 「おれんじ九州」 その7
とっくに3時は過ぎているし、さっさと寝たいですが、外にいたころの湿気の強さで体がベタベタで部屋にあるシャワーで汗を流します。
出港してからしばらく経つと、ちょっと揺れだしてきます。ここは瀬戸内海の入り口、豊後水道を横切ります。揺れるレベルは関東で言うと浦賀水道を横切る東京湾フェリーぐらいでしょうか? それよりも波の影響は受けるかも?
瀬戸内はまったく揺れませんが、こちらは揺れることもあります。そのためかこの船、短距離航路としては珍しく、横揺れを少しでも防ぐフィンスタビライザーが設置されています。この航路(宇和島運輸含む)では「おれんじ九州」のみしか設置されていません。
結果、台風4号の際、スタビライザーのおかげか、「ニュー四国」よりも「おれんじ九州」の方が運航率が高かったです。
この日は多少、揺れを感じたけど、もしスタビライザーが設置されていなければもっと揺れているだろうなぁ〜・・・。
特等のセミダブルベッド・・・デブ2人だとちょっと狭い、でも、横になって寝れるし、シーツはとても気持ち良かったし・・・起きたのは入港してしばらく経っていました。
起きた後はどうしても髪の毛を洗いたいので、またシャワーを浴びます。せっかくの展望シャワーなのでカーテンを開けてみたのですが、外には防波堤で釣りをしている人が何人もいるではないでしょうか。割と近く、さすがに見えてしまうので、仕方なくカーテンを閉じてしまいました。
展望シャワーだけど、臼杵港での船内休憩時間にカーテンを開けて浴びるのはちょっと危ないです・・・。なので、カーテンを開けるのは運行中にしましょう。
8時まで船内休憩が可能ですが、もうちょっと居たかったけど電車に間に合わせないと次の船に乗れなくなってしまいますので、6時ごろ下船、「水曜どうでしょう」を見ている人ならわかる「ようこそ臼杵へ」という看板を見ながら、タクシーでターミナルを去りました。(写真)
ここが「水曜どうでしょう」で初めて九州に入った場所なのです。
2007年08月07日
乗船日記 小さくてもパブリックも豊富 「おれんじ九州」 その6
エントランスと一緒にあるのが売店と軽食コーナー。短距離航路なのでレストランはありませんが、おにぎり(公式サイトによればかなり豊富)、カレー、ハヤシライス、ここならではの「じゃこ天うどん」などが販売され、小さいながらも随分と立派です。ビールは大分日田直送。
私が利用したときは深夜便でしたので、さすがにおにぎりは売っていませんでした。じゃこ天うどんは食べておこうと思っていたのですが、撮影してからすぐに寝ようとされだけしか考えていなかったので、結局、食べずに終わってしまいました。次こそは食べてみたいです。
エントランス内には2箇所、食べる場所があります。
上に上がると、船尾側にこれまた立派な展望室があります。ソファーがいくつかあり、昼間ならここで過ごすのもいいかもしれません。深夜便で暗くてわかりませんが、きっと明るい時間帯であれば、「おれんじ8」の展望室同様に眺めが素晴らしいことでしょう。(写真)
ゲームコーナーやマッサージコーナーも存在、中でも驚いたのがシャワールーム。短距離航路でシャワールームがあるのは青函航路ぐらいしか知りません。(他に、一部の瀬戸内の短距離船でお風呂があると聞いたことがありますが)
青函よりも短い航路で、普通ならシャワールームなんて存在しませんが、この船にはちゃんと付いています。深夜便もあるからこそ、シャワーを浴びてからゆっくり寝られる、シャワーを浴びてから気持ち良く出発することができますね。
トイレもびっくり! 洗面所をよーく見ると、下にドライヤーが2つもあります。寝癖直しに活用できますね!
とにかく驚かされる「おれんじ九州」。本当に短距離船の常識を超えています・・・。
つづく・・・
2007年08月06日
真っ白の中で汽笛を鳴らす ボー、ボー
最近、船の衝突事故が多いような気がします。
1ヶ月前には松山沖で「さんふらわあこばると」と貨物船が衝突、こないだは伊豆大島沖ででっかい貨物船同士が衝突してコンテナが崩れ落ち、台風5号が去った後、関門海峡では元「さんふらわあみと」の「パンスターサニー」が貨物船と衝突しました。
そして、今日、苫小牧沖で「べが」と貨物船が衝突しました。
いずれも死者、重油漏れはありませんが、船の安全性が問われ、大変、ショックなニュースだと思います。
このうち私が気になったのは1ヶ月前の「さんふらわあこばると」と今日の「べが」、共に濃霧による視界不良のために起きた衝突事故です。
1ヶ月前の事故のとき、私は神戸にいました。前日は事故現場である松山も通っています。まあ、ニアミスだったということで・・・。
こんな経験はありませんか?
前日の朝、大分より「ブルーダイヤモンド」(後ほど乗船レポートを書きます)に乗船し一眠りつき、松山到着1時間前ぐらい辺りで「ブー、ブー」と汽笛で起こされました。外を見ると真っ白!霧で何も見えません。
2年前「さんふらわあみと」で北海道へ向かったとき、苫小牧港到着直前、かなりの濃霧で何も見えなく、遠くから「キー、キー」と甲高い汽笛が一定置きに何度も聞こえてきました。これはたぶん苫小牧を出港した太平洋フェリーの汽笛で、この音により場所を示しているようです。真っ白で何も見えないのですが、音の大きさと方向により、だいたいあの辺だと予測つきます。こちらも相手に場所を伝えるため「ボー、ボー」と鳴らしていました。(写真、わかりにくいけど)
レーダーで周りの船を確認できますが、このように濃霧の場合、汽笛を何度も鳴らすことにより場所を示したり、いくつかの方法で確認しながら衝突事故を起こさないようにしています。
2007年08月05日
乗船日記 2等でも個室気分♪ 「おれんじ九州」 その5
ドライバーシャワー室やドライバー喫煙所が近いので、トラックドライバーはデフォルトでこの2等寝台を利用しています。一般客でもたった550円の差額で利用可能であり、ゆっくり寝たい人、特に深夜便にはいいでしょう。事前予約ではなく、当日、窓口で購入をします。
2等はこれまた変わったお部屋。短距離航路の場合、エントランスとつないで広々とした椅子席があるのが普通で、小さめの船だと椅子がただずらっと並ん感じ、もしくは狭い絨毯敷きの部屋があるぐらいです。もしくは1つの大きな部屋に真ん中に通路があってサイドに絨毯敷きがある船もあります。
この「おれんじ九州」の2等は小さな部屋がいくつかあり、それぞれのサイズは狭く、個室並みの広さであります。ドアがないので通路から丸見えですが、隣の部屋とは完全な壁で仕切っているので、まるで個室のような気分を味わうことができます。(写真)
一部、女性+子供専用部屋があるので、深夜便でも安心です。
椅子席の部屋もあり、リクライニングはもちろん、ファーストクラス並みに幅が広く、座り心地もかなり良いです。前には大きな液晶テレビがあり、まるで映画館気分? 絨毯敷きがいっぱいであれば、この椅子席でゆっくり座ってくつろぐのもいいでしょう。深夜便で寝るのも辛くはないです。(むしろこっちの方が寝やすかったりして?)
つづく・・・
2007年08月04日
乗船日記 常識を超えた 「おれんじ九州」 その4
客室は特等、1等洋室、1等和室、2等寝台、2等があり、3時間未満の短距離航路で特等、1等があるのは珍しいですね。でも、この航路はすべて個室付きの船なので、客室に関しては競争が激しい?ようです。
今回、利用した特等は2名用ですが、ベッドはセミダブルが1つ、5人ぐらい座れそうなソファーと大きめな液晶テレビがあります。2名で寝るのはきついですが、スイート級の設備が揃っています。(写真)
シャワーとトイレが付いていて、シャワーはなんと窓つき、つまり海を見ながらシャワーを浴びることができてしまいます。短距離航路でものすごく贅沢にシャワーを浴びることができるなんて、常識を超えていますねー。
バスタオルはないので、シャワーを利用する場合はバスタオルを持参しましょう。
特等は2名用となっていますが、価格は2等料金+ルームチャージ10000円なので、ルームチャージを払えば1人でも利用できます。3名以上の利用は・・・寝る場所がないけど、ルームチャージだから居座るだけなら悪くないのではないでしょうか?(ただし、救命胴衣、アメニティグッズは2名分しかありません)
1等は2パターンあり、1つは畳敷きの和室、1つはロングソファーが2つある洋室です。
和室の方はただ畳敷きの4畳半の部屋で、枕、毛布はありますが、マットまではありません。深夜便の場合は毛布を下に敷いて寝ると良いかもしれません。洋室の方はベッドがないので、深夜便で利用するにはソファーの上で寝るしかないでしょう。
どちらにしても深夜便より起きている時間帯向けのお部屋であり、相部屋を避けたい人、小さい子供がいる家族、荷物などのセキュリティを気にする人にはいいかもしれません。
特等と同じようにルームチャージで、こちらは8000円、定員はどちらも6名です。ルームチャージ制なので7名以上で利用しても大丈夫でしょうが、さすがにきついと思いますのでおすすめはしません。
つづく・・・
2007年08月03日
乗船日記 短距離航路?? 「おれんじ九州」 その3
ちなみにこの日は土曜日、一般客なら利用しそうな日なんですけどね・・・。
「おれんじ九州」がやってきました。外にある階段を上って暗闇の中を撮影し、乗船時間まで時間があるのでしばらく待ちます。人が徐々に増えたかな?
乗船時間になりました。徒歩で乗船する人はほんの少ししかいません。確か私たちを含めて5人ぐらいだったかな?
乗船するとき、車両デッキを通り、まあ、これは短距離航路ならよくある乗船ですね。で、横っちょにある入り口に入るとそこにはエスカレータが、エスカレータがある短距離航路は今まで見たことがありません。普通は階段です。長中距離航路の船なら最近、乗船の際にエスカレータを使うところが増えてきています。なーんか、こんな乗船の仕方って、短距離フェリーとは思えないような??
これなら荷物をいっぱい抱えても安心して上に上がれますね。
エスカレータを上りきり、エントランスに入ります。ちょっと圧迫感を感じますが、これが短距離航路とは思えないほどのエントランス。
短距離航路のエントランスは普通、広々として、椅子席など、ほとんどの設備が一体化しているような感じです。でも、この「おれんじ九州」のエントランスは、中長距離航路のような立派な階段が真ん中にあり、客室と一体感がなく、独立しているような感じでした。(写真)この説明でわかるかな???
とにかく短距離航路の常識を超えてしまった、時代を変えるかもしれない?ちょっと変わった船内構造なのです。明日はもっと詳しく書くことにします。
つづく・・・
2007年08月02日
商船三井も貸切料金不要? キャンペーンとして
太平洋、新日本海に続き、ついに商船三井も貸切料金不要へ??
商船三井フェリーでは、10月1日から12月20日まで、夕便に限り、スタンダード(旧1等)4名部屋を2、3名で貸切料金不要になるというおトクなプランがあります。
た・だ・し、このブログを見ている大部分の人は縁がないかも・・・条件がありまして、1つは60歳以上が1人でもいる場合、もう1つは女性だけのグループです。60歳以上の方は先着3組まで、女性の方は先着2組までとなります。電話予約のみで早い者勝ちです。
更に、他の割引との併用は可能であるため、60歳以上の人はプラチナ割引(最大20%オフ)も可能です。たぶんJAF割や往復割も可能でしょう。
該当者ならおトク、ってことですね・・・。
他にもキャンペーンがありまして、60歳以上は「ふらの野菜の里」ジュースをプレゼント、女性客にはカジュアル(旧2等寝台)にもバスタオルの無料レンタルがあります。
今まではカジュアルの女性専用部屋がなく、要望が多かったため、女性専用部屋を設置することになりました。(10月1日からでしょうか?) これで女性一人旅でも少しでも安心できますね。ただし、満員の場合は利用できないこともあります。
秋の北海道レンタカーキャンペーン、というのもあり、こちらは大洗まで車、北海道でも車、大洗からも車、というキャンペーンです。東京から車を借りた場合、大洗での乗り捨て料金が5250円、ちょっとでもおトク、ってことなんでしょうかね??
まあ、車を持っていない人にはおトクなプラン、ってことでしょう?(大洗まで車ではなく電車の方がいい??)
レンタカープランであれば、秋だけではなく、冬、しかも北海道のみレンタカーでやって欲しいです。関東以西の車のほとんどは、北海道の寒さと雪には耐えられません。私の場合でも冬は車を運ばず現地でレンタカーを借りていますので、冬限定北海道レンタカープランなんてあったら便利だと思います。安ければ。
写真は「さんふらわあふらの」