2007年05月
2007年05月31日
乗船日記 賑わう苫小牧フェリーターミナル
すでに乗船が開始されているからターミナルの中はたいしたことないだろうなぁ〜と思ったのですが、まだ人がずらーっと並んでいました。と、思ったら、そっちはお隣の商船三井フェリー。どうやら1列で並ばせているようです。(写真)
私が利用するのは太平洋フェリーの方。こちらは3列、空いている方に並べば良いって感じです。運が良ければ早いですが、私の前の人がいろいろと要望が多かったようで、ちょっと時間がかかってしまいました。
更に向こうの川崎近海汽船は、出港がかなり遅いのにすでに乗船手続きをしている人がいます。
川近はまだ早すぎるのでそれほどではありませんが、18:45発の商船三井と19:00発の太平洋はかなりの人でした。苫小牧でこんなに混んでいるのは初めて見るかもしれません。
すでに両船とも乗船が開始されているのですが、2階の待合フロアでもすごい人! まるで空港で搭乗を待つシーンと変わりありません。いや、多いかも??
お店もすごい人で、お土産は1件しかないせいか、人、人、人、とにかく中に入れないような状況です。いつもなら人気商品「じゃがポックル」がここで買えるのに、さすがにこんな状況では当然、品切れでした・・・。
とにかくすごい人で、いつもこんな状況ならいいのになぁ〜と思いながら、やっと乗船をします。タラップから外を見ると、乗用車が次々と船内へ、車も多いなぁ〜、今日の船内はどうなることやら?いつもと違った船旅ができるのではとワクワクしてしまいます。
2007年05月30日
北海道ネタ 魅力は馬だけでない 新冠・新ひだか その2
車でえりも方面へ走れば、左は牧場、右は広々とした太平洋、そして昆布が干してある民家も見かけます。牧場と海のコラボレーションなんてどうでしょうか? 電車でも同じように自然を楽しむことができます。
電車の撮影としても最適! 牧場と一緒に、海と一緒に撮影すれば、電車の良さも引き出せるでしょう。ただし、電車の本数は非常に少ないのですが・・・それでも、電車マニアもよく訪れています。
温泉も豊富。新冠の道の駅「サラブレッドロード新冠」の近くに「レ・コードの湯」という温泉があり、とても良いとの評判があります。(私は行ったことがありません)
他に、静内にも三石にも国民宿舎などにも温泉があり、宿泊しなくても入ることができます。
食べ物は・・・おすすめは門別の「いずみ食堂」というそば屋。太さがぶっとくてまだらでいかにも手打ち、そばっぽく見えなくてもそばの味がしっかりしているし、とってもおいしいです。いつも混雑していて、時間外でも人がたくさんいます。主に牧場の人や調教師、馬主など競馬関係者が多く、とても評判が良いことがわかります。
今回の旅では「いずみ食堂」ではなく、雑誌を見てこれはおいしそう!と思って、新冠サラブレッド銀座手前の海岸沿いにある「ベンチタイム」というお店に行きました。このお店は自然食が中心で、パンやオムライス、ハンバーグなどの洋食を取り扱っています。中でも目についたのが「ホワイトスープカレー」。北海道と言えば「スープカレー」今、話題なのが「ホワイトカレー」で、この2つをミックスしたものです。ちょっと辛いのですが、普通の「スープカレー」と違ってとてもなめらかでおいしかったです。
北海道の食べ物は海鮮系や肉系が有名ですが、最近では新鮮な野菜を使った自然食というのも流行りだそうです。このお店は北海道ナンバーの客が多く、道外の人にはあまり知られていない穴場のお店でした。
旧静内で忘れてはいけないのは「桜」。牧場と牧場の間を貫く「二十間道路」は日本ではとても有名な桜並木があり、時期になれば牧場と桜を同時に楽しむことができる大変、素晴らしい場所があります。
5月5日、つまりこの日より「桜まつり」が開催されていましたが、肝心の桜の方はまだ咲かず、あと10日ぐらい経たないと満開にはなりません。(写真)
「桜まつり」では静内の物産品や北海道の料理などいろんなものがあり、桜がまだ咲いていないのに賑わっていました。これだけでも桜の気分になってしまうのかもしれません。
二十間道路まで辿り着く場合、海沿い国道をまっすぐ走るよりも、新冠のサラブレッド銀座経由を通ることをおすすめします。渋滞にはまらず、しかも周りが牧場だらけで眺めが大変、良いです。
新冠、新ひだかについてはよく行く場所でそこそこ詳しいので、2夜続けてお送りしました。
明日はいよいよラスト「きたかみ」GW編です。
2007年05月29日
北海道ネタ 帰りにおすすめ! 新冠・新ひだか その1
帰りが苫小牧、もしくは苫小牧東(厚真)の場合、最終日を日高方面または登別方面にすると近くて便利です。しかも共に高速道路があるから渋滞(北海道基準ね)の心配もいっさいありません。日高方面の場合、沼ノ端西より高速代は無料です。
最後に北海道らしく広々とした牧場を楽しみたいなら日高方面、ゆっくり温泉につかりたいなら登別方面がいいでしょう。
日高方面には牧場がたくさんあります。主に競走馬の牧場で、この時期はちょうど出産時期であり、小さな仔馬が母親と一緒に過ごす姿をよく見かけます。仔馬同士で遊んでいる馬、母親のおっぱいを吸っている仔馬、ベタっと横になっている仔馬など、とてもかわいらしい姿ばかりです。競馬に興味のない人でも、この時期なら楽しめることができます。
ただし、有名馬が多い種牡馬の牧場は種付け時期のため、見学不可や時間制限がある牧場がほとんどなので、種牡馬目的の人にはこの時期は向きません。
私の場合、種牡馬よりも、ただ馬を見たい、撮影したい、という人には、この時期の方がベストかもしれませんね。
しかし、出産時期だと母馬の警戒心がとても強いので、静かに慎重にしなければなりません。途中で車を止めて、柵の外から静かに見るのは構いませんが、馬に接近したり、手を出して触ろうとしたり、大声を出したりしてはいけません。その辺の草をエサとして与える人をよく見かけますが、これも当然、NGです。
(許可を得て、なおかつ牧場の人が近くにいる場合はOK。でも、まったく知り合っていない牧場は許可を得るのに大変、難しいです)
旭山動物園もいいけど、タダで見れる馬しかいない動物園はいかがでしょうか?
写真は、お馬の親子。(許可を得て撮影)
2007年05月28日
船旅のついでにご当地グルメも楽しもう!
私が船旅にはまり始めてから、もう1つはまってしまったことがあります。
それは『ご当地グルメ』です。
あちこちの船に乗ると、日本全国あちこち行くことになり、各地のご当地グルメも楽しんでしまいます。GWでは京都で「うどん」「ミックスジュース」、帯広で「豚丼」、明日(明後日かも?)のブログに出る予定の北海道の「スープカレー」、仙台で「ずんだ餅」など、いろいろと食しています。
ヤフー(正確に言えばオリコンですね)のニュースを見ていたら、ご当地グルメのランキングが発表されていました。
http://contents.oricon.co.jp/news/gourmet/special/20070515_01.html
1位は名古屋の「味噌カツ」です。名古屋といえば太平洋フェリーですね。太平洋フェリーに乗る前に、もしくは下船したあとに昼食として味噌カツなんていいかもしれません。
名古屋にはたくさんのご当地グルメがあり、4位のひつまぶし、手羽先、どて煮、味噌おでん、エビフライ、きしめん、餡子が入っているトーストなど、いろいろと豊富にあります。中でも私が大好きなのが「あんかけスパゲティー」。とろみが麺に絡み、ピリッとした味でうまい♪ ボリュームがあり、男性にもおすすめです。
2位は仙台の牛タン。これも太平洋フェリーですね。仙台の牛タンはとにかくぶ厚い! 北海道からの帰りにちょっと早いけど、仙台で牛タンを食べるのも良いでしょう。
他に・・・笹かま、ずんだ餅、仙台駅の1階(どっちなのか忘れた)にあるずんだ専門の喫茶店はずんだ餅など様々なデザートがあります。おすすめです。
ランキングには載っていませんが、今話題の宮崎もアツイ!
地鶏の炭火焼、チキン南蛮、宮崎牛、マンゴー、お土産にチーズ饅頭など、いろいろとご当地ものがあります。中でもおすすめなのが「冷汁」。ご飯にきゅうりの入った冷たいお味噌汁をかけて食べる、これがめちゃくちゃおいしいです!
宮崎カーフェリーのついでにいかがですか?
昔、宮崎カーフェリー「フェリーひむか」では、チキン南蛮(写真)と宮崎牛のステーキがありました。マヨネーズ嫌いの私でもとてもおいしくいただけました。
2007年05月27日
羽幌まで・・・
ちょっと見る目を変えて、私(ドライバー)からの羽幌ルートについて。
・・・と言っても特になにもないんですけど(苦笑)
R275、空知国道〜留萌経由〜羽幌。
札幌・小樽方面からだと、道道をずっと抜けて当別へ。(ウチらは違いましたが)
当別からは、学園都市線(旧・札沼線)沿いを月形・浦臼を経由して一路新十津川まで・・・ 回りは一面田んぼのみ。道はまっずぐ。信号ふくめて何にもありません。
新十津川からは、北海道で1・2番の大きな石狩川(TFいしかり、の元)沿いを進み、北竜へ。
そこからR233へ、峠を越えて一路留萌まで行きます。そこからは留萌からは海沿いを小平・苫前と通り目的地の羽幌。
行きだと向かって左側がずっと日本海で、風は強いですが景色は抜群。
で、今回通過した場所ですが、知名度があまり無いので北海道民ならともかく道外の(北海道に関わりが無い)人なら、ほとんど知らなくっても仕方ないでしょう。
しかし、道の駅には地元の特産品が色々あるので、何か掘り出し物があるかも?
あと、フェリーで北海道に行くと、こういう土産を気軽に買って帰れます。(ナマモノじゃなければ)
そういう所もマイカー北海道、いいかもしれません。
・・・なんかトリトメもない文章ですいませんねぇ(苦笑)
・・・と言っても特になにもないんですけど(苦笑)
R275、空知国道〜留萌経由〜羽幌。
札幌・小樽方面からだと、道道をずっと抜けて当別へ。(ウチらは違いましたが)
当別からは、学園都市線(旧・札沼線)沿いを月形・浦臼を経由して一路新十津川まで・・・ 回りは一面田んぼのみ。道はまっずぐ。信号ふくめて何にもありません。
新十津川からは、北海道で1・2番の大きな石狩川(TFいしかり、の元)沿いを進み、北竜へ。
そこからR233へ、峠を越えて一路留萌まで行きます。そこからは留萌からは海沿いを小平・苫前と通り目的地の羽幌。
行きだと向かって左側がずっと日本海で、風は強いですが景色は抜群。
で、今回通過した場所ですが、知名度があまり無いので北海道民ならともかく道外の(北海道に関わりが無い)人なら、ほとんど知らなくっても仕方ないでしょう。
しかし、道の駅には地元の特産品が色々あるので、何か掘り出し物があるかも?
あと、フェリーで北海道に行くと、こういう土産を気軽に買って帰れます。(ナマモノじゃなければ)
そういう所もマイカー北海道、いいかもしれません。
・・・なんかトリトメもない文章ですいませんねぇ(苦笑)
2007年05月26日
車でない場合 羽幌沿海フェリー
車だけしか行けないだろうと思われますが、札幌からバスが出ているので車なしでも行くことができます。ただし、8時や8時半発の便には間に合わず、昼ぐらいの便になります。日帰りで2つの島を回るのは不可能であり、1泊は必要となります。
1番早い便で
札幌発 8:00
羽幌着 11:12
唯一、日帰りで2つの島を回ることができるコースはあります。
ギリギリではありますが、お盆ダイヤ(8月13日〜15日)だったら、慌しい観光となりますが2つの島を回ることが可能です。
パターン1
羽幌発 11:30
焼尻着 12:30
焼尻発 14:45
天売着 15:00
天売発 17:25
羽幌着 19:05
パターン2
羽幌発 11:30
天売着 13:05
天売発 15:20
焼尻着 15:53
焼尻発 17:50
羽幌着 19:05
でも・・・
バスが羽幌着でも駅なので、そこから歩かなければなりまりませんね・・・ターミナルまで徒歩10分、かなりギリギリなのでタクシーを使った方が無難でしょう。
あまりにも慌しい観光になってしまうので、あまりおすすめはしません。どこかで1泊した方が無難です。
それより・・・
羽幌までレンタカーっていうのもあり??笑
写真は天売島にて
2007年05月25日
乗船日記 海鳥をゆっくり見るなら 「おろろん2」
「おろろん2」は総トン数約500トンとかなり小さく、車両もトラック2台、乗用車8台しか乗りません。それでも定員数は最大300名ぐらいで、大きさの割には多くの人が乗れます。
部屋は1等と2等があり、2等は船首側などに窓がある座敷、丸窓とバリアフリー用の椅子もある座敷、窓のまったくない座敷の3つです。1等は見ていませんが、話によるとブリッジの後ろにある椅子席です。混雑しているときは1等の方が確実に過ごせますね。
1等にしようか悩みましたが、乗船手続きの際にそれほど混んでいないと言われたので2等にしたのですが、そのときは食事が出るのが遅かったせいか乗船が遅れてしまい、2等部屋で横になれる場所がすでになくなっていました。部屋の温度が自分にとって暑かったということもあり、本当に1等に変更しようかと思ったのですが、このときのお金も寂しかったし、外部デッキも意外と快適そうなので、しばらく外にいることにします。(だって連休でお金が下ろせなく、なるべく残さないと・・・)
地元の人が今日はそこそこ荒れていると言っていたので、この小さい船ではかなり大揺れするのでは?と予測していましたが、追い波だったこともあり、揺れをまったく感じませんでした。行きに乗った高速船とぜんぜん違います。
ずっと海を眺めていると、海鳥たちが飛ぶ姿も。高速船のときは海鳥が一斉に慌てて飛び出しますが、相手がフェリーだとゆっくり飛んでいるような気がします。これならゆっくり見れるし、撮影も難しくないかも? しかし、私のミスでカメラの電池がほとんどなく、海鳥を撮ることを断念しました。
焼尻島に到着すると、天売島で高速船に乗った団体がこのフェリーに乗ってきました。どうやら焼尻島で野鳥を満喫し、帰るところです。この団体も野鳥が見たくてしばらく外部デッキにいました。
しばらく外にいたのですが、やっぱりだんだんと寒くなっていきます。到着までずっとこのままにいるのは辛いと思ったので、2等の部屋でどこか隙間でも空いていないかと探したのですが、まったくありませんでした。仕方なく部屋の扉近くにあるベンチで過ごすことになり、そのまま寝てしまいました。温度はここの方が快適なのですが、さすがにこの体勢で寝れば首が痛くなる・・・。やっぱり最初っから1等にすべきだったのでしょうか?
寝ているうちにもう羽幌に到着しました。
これといった設備がなく従業員もあまり見かけませんが、小さいながらも揺れが少なくてとても快適な船であり、海鳥もよーく見れるので、時間とか関係なく船旅や海鳥を楽しみたい人にはとてもいい船だと思います。
写真は「おろろん2」の外部デッキの一部。この写真の方が想像がつくかも?
2007年05月24日
北海道の島 穴ぼこだらけ?? 天売島
焼尻島から天売島まで近く、本当なら見えるはずなのですが、この日はガスっていてよく見えませんでした。たった約30分の航海、焼尻島へ向かうときよりはちょっと波が穏やかになったのでしょうか、多少、揺れが少なくなっているような気がします。
天売島に到着。ターミナルには野鳥目当ての団体がいました。天売島で1泊したあと、これから焼尻島へ向かうのでしょう。
天売島の場合、野鳥目当てなら1泊した方が良いようです。なぜなら、夕方から朝までしかいないウトウに会えるからです。宿泊せずに島を観光した場合、朝も夕方も島にいることができないので、着いたころにはウトウはエサを求めて海へと出かけます。最終便が出たあと、小魚をたくさん口に加えて島へ戻ってきます。これらウトウの行動を見たければ1泊すべきですね。
天売島でもミニ観光があり、遊覧船とバスがあります。遊覧船もいいのですが、とりあえず島内を回りたかったのでバスの方にしました。所要時間1時間半ぐらい、料金は1人1400円です。海鳥の住みかへと向かいます。
遊覧船の方は島を1周しながら海鳥を見るコースになります。羽幌町のシンボルでもあるオロロン鳥(ウミガラス)を間近で見るなら、崖の上からではなく遊覧船で海から見た方がいいかもしれませんが、オロロン鳥は数が少なくて滅多に見ることができません。運が良ければということで・・・。今はおびき寄せるためにオロロン鳥の住みかにオロロン鳥人形をいくつか飾ってあります。
天売島は焼尻島より人口が多く、平均年齢も低いです。海鳥が豊富で、島の一部は海鳥の住みかになっています。焼尻島には蛇はまったくいないのですが、天売島にはマムシがいて、たまたま見かけることができました。
バスは海鳥の住みかへと辿り着きます。そこは穴ぼこだらけで、とても深そうです。奥には海鳥の卵や雛がいて、親たちがその周りで守っています。(写真)
鳥の種類によってエリアが分かれていて、ウミネコなどはたくさんいるのに、昼間はお出かけ中のウトウのエリアには1羽もいませんでした。
海鳥だけではありません。雛を狙っているカラスも多数います。ちらっと見たのですが、ネズミみたいな動物も狙っているのかもしれませんね。
バスの観光が終わり、ちょっとお腹が空いたので食事(焼きホタテがうまい!)をしてから、最終便で羽幌へ戻ります。
2007年05月23日
北海道の島 羊と野鳥とアザラシと・・・ 焼尻島
焼尻島はとても小さな島で、車なら簡単に1周できるほどです。自転車でも軽く1周できますが、ちょっとアップダウンが激しいのできついかもしれません。
人口は少なく、高齢者がとても多い島です。北海道の北の方、日本海側にあるので寒いというイメージがありますが、実はそうでもなく、北海道の中では比較的、暖かいようです。
動物は犬2匹と猫、そしてたくさんの野鳥たち、アザラシ、羊のみで、北海道で見かける鹿もキツネもリスも蛇もいません。まあ、島ですから・・・他がいないのは島が純粋だからでしょう。
島に着くと、ここからちょっとした時間をどう観光しようかと悩んだところで、タクシーで観光しないか?と男性が寄ってきます。まあ、ここで何をしようかと考えていると時間が経っていくし、とりあえず島を回ってみたいし、自転車だと辛そうだから、タクシーに乗ってミニ観光をすることにします。
ミニ観光は1人1200円で、所要時間はだいたい30分ぐらいだったかな?次に来る天売行きのフェリーには余裕で間に合います。タクシーはワゴンタイプで、1台につき9名ほど乗れます。全部で3台ぐらいあったかな?
ルートは、島をほぼ1周する感じ、説明をしながら周ります。まずは焼尻島の説明、タクシーから降りませんが向こうの方にアザラシが住んでいるとの説明も、羊の牧場を見ながら通り、ある程度まで行くとタクシーが止まり、いったん降ります。
そこには背の低めの大きな木がいくつか。木が丸く囲んでいる感じで、その中に入るとまるで大きなかまくらのような作りをしています。これはオンコと呼ばれる木で、強い風により自然にできた現象です。(写真、わかり辛いけど)
ミニ観光が終わり、羽幌8時半発の天売行きのフェリーが到着します。フェリーにはたくさんの客が乗船していました。高速船よりそっちの方が人が多いような気がします。高速船よりフェリーの方が揺れませんので、船酔いに心配な人は焼尻の時間が短いけど、フェリーの方がいいかもしれませんね。
次の高速船まで時間があるので、ちょっと早いけどターミナル近くのイカ刺し定食を食べることにしました。イカもワカメも取れたてのものを使用し、とても新鮮でおいしかったのですが、残念ながらこの時期、名物のウニやエビはありません。ウニ、エビはもうちょっとしてからですね。
食事後はもう一度アザラシを見に行ったり、野鳥を探したりし、島の風景を楽しみながらいつの間にか時間が過ぎていきます。
次は再び高速船に乗って天売島へと向かいます。
2007年05月22日
乗船日記 お出迎えをする海鳥たち 「さんらいなぁ」
船体の中央部に通路があり、前方と後方の部屋に椅子がずらっとあります。上に上がると外に出ることができ、長椅子が後ろ向きに6個あり、とても気持ちの良さそうな場所です。
たった35分の航海だし、ちょっと外は寒いけど、中にいるより外の方が気持ちが良いだろうと、ずっと外に居座ることにしました。のちにこの行動が正解だった、ということになります。
船内放送では海が多少、荒れているということで動揺に注意してくださいとのことです。見た目はまったく荒れていないように見えるのですが、この時期の日本海としては荒れている方かもしれません。それでもそんなに揺れないだろうと思ったのですが・・・
防波堤を出て加速すると、いきなり激しい縦揺れがします。やっぱ波が高いのか? ものすごい縦揺れがします。
この縦揺れが怖いと言う人もいますが、私としては逆に気持ちがいい、外にいるからでしょうか、自分が船と一体感になっているかのように揺れていることを楽しく感じてしまいます。波に乗り、風を感じ、波しぶきも多少かかり、なんて気持ちがいいのでしょう。
もし中にいたら、下の方なので波が見れず、風も感じず、ちょっと違和感のあるような揺れを感じていたかもしれません。なんせ私は外を見ないと気がすまないタイプですので・・・。そういう意味では、窓のないインサイドの部屋とか寝台だと、揺れが違和感に感じて気がすまないです・・・(これについては個人差があります)
高速船は上下運動がとても激しく、特に船首部分は大きく揺れますので、揺れに心配な人は船尾側に居ることをおすすめします。逆に揺れが大好きな人、波しぶきが好きな人は、船首側もしくは外ですね。
航路上に何羽か海鳥たちが居座っています。高速船は前にいる海鳥たちに「どけどけどけー!」と言っているような感じで走って行きます。
高速船が近づくにつれて海鳥が一斉に飛び立ち、ぐるぐると飛び立って逃げていきます。単独で飛ぶウミネコもいたし、海面をちょこちょこと走るウトウ?がいたり、いろんな種類の海鳥たちが飛び立ちます。
私はいろんな航路に乗ってきましたが、ここまで海鳥が多いのは初めてです。それぞれの海鳥に個性があったり、見ているだけでとても楽しくてまったく飽きることがありませんでした。
出港から20分ほど経つと、ガスっている海面からだんだんと島が見えてみます。最初の島、焼尻島です。
島にも海鳥たちがいっぱい。防波堤や灯台にはたくさんの海鳥たちが「ようこそ焼尻島へ」と私たちを迎えているようです。
写真は、焼尻島の海鳥たちのお出迎え。(海鳥がわかりにくい・・・)