2007年03月
2007年03月11日
大島 滞在約2時間?
当時は北東からの風が強く、大島に降りるときはかなり揺れていたようです。条件付の運航で、大島に降りられないかもしれない、とのことでした。
無事?に大島に到着し、さて、温泉へ行こうか、と思ったのですが、滞在時間約2時間、空港からのバスもなく、タクシーもなく、タクシーがそのうち着てくれるだろうとしばらくの間、待ちぼうけしていました。
そんなことしてたら、温泉に行く暇もなく、次の乗船手続きや八丈島でパン(現地製造のものでおいしかった)は食べたもののやっぱりお腹は空いているし・・・さっさと港に着いて手続きして、昼食を取った方がいいだろうと、温泉に行くことを諦めました。
やっとタクシーが来て、岡田港へ。岡田港は北の位置にあり、この北東の風ではやばいのでは?と思いますが、ここまで本州に近いと問題はないようです。見たところ大変、穏やかで、まーったく問題はありませんでした。
タクシーがとろくてとろくて、おかげで町にある椿をゆっくり見れたことやら・・・。笑
港に着き、さっそく乗船手続きへ。私たちは3人。どの等級にしようか悩んだところ、私が提案。「3人なら1等のこの部屋がベストでは?」
もしこれが狭い部屋なら等級変更しようと、手続きをする際におにいさん(これがいい人だった)に空いているか聞いてみたところ、「あっ、空いていますね」と、この部屋は人気があるようで、この日(椿祭り開催中)のように混雑している時期はなかなか空いていないようです。(明日、詳細を書きます)
岡田港や元町港では食堂や土産屋が豊富にあり、近くにある食堂で食事をしました。明日葉の天ぷら(写真)うまい! お魚も新鮮なものばかりなのでおすすめします。
乗船近くになると非常に混みますので、乗船前ギリギリではなく、時間に余裕を持たせた方がいいでしょう。また、岡田港のときは逆に元町港側の方で食事するのも良いです。私が以前、行ったときは昼前だったせいもありますが、かなり空いていました。
で、この日の翌週、またもや大島へ行きましたが・・・。笑
東京〜さるびあ丸〜八丈島〜飛行機〜大島〜かめりあ丸〜横浜の道・・・観光できるのは八丈島約2時間ぐらいです。普通の人にはあまりおすすめできないかも?笑
2007年03月10日
関東TFファン必見! 東京〜仙台 7400円
今日、用事があって横浜へ行くとき、JRの駅でこんなものを見つけました。
東京〜仙台 7,400円 約30%おトク
仙台行き、仙台発のやまびこ、MAXやまびこ限定
2007年4月1日〜2007年6月30日 えきねっとにて
(ただし繁忙期は7,540円)
詳しくはこちら
http://jreast.eki-net.com/service/200703tokudane.html
これは安い!
普通に新幹線を使うと東京から仙台まで1万円近くかかってしまいますが、この値段ならかなり安く感じます。これなら・・・
太平洋フェリーの仙台〜名古屋を使うとき、東京〜仙台は18きっぷ(各駅停車・快速のみ)では無理なので仕方なく1万円近くもする新幹線を使いますが、これなら新幹線を使ってもいいと思います。(夜行バスという方法もありますが・・・)
船は贅沢、他の交通は節約なので・・・
で、このパンフを見て、
余る18きっぷ2回分(3回分は来週、使う予定)を名古屋〜東京で使用して、東京〜仙台はこれとして、太平洋フェリーに乗るっきゃない! と思わず、このパンフを持って帰ることに・・・笑
船は贅沢、他の交通は節約、と先ほど、書きましたが、もしこの時期に太平洋フェリーに乗るとしたら、「船も贅沢しない!」にチャレンジしてみようかと思います。個室ではなく、私としては初の長距離航路相部屋です。いつもは部屋撮影と荷物の安全性のため個室を利用している神経質でもある私ですが、何度も利用していくうちに「たまには寝台とか2等も使ってみたい」と感じてきました。
2回目のオフ会は6月です。この切符は有効ですね。
写真は「MAXやまびこ」仙台にて
2007年03月09日
更に嫌いになった・・・ あの乗り物・・・
八丈島を4時間(笑)満喫してから、次の目的地、大島まで飛行機で向かいます。
飛行機は私にとって大嫌いな乗り物・・・揺れる、狭い、あっという間に着くあっけなさ・・・船でも各駅停車でもヘッチャラな私にとっては、すぐに着く乗り物は大敵です。笑
でも、時間がないし、私たちの最大の目的(「さる」と「かめ」を同日に乗ることらしい)を達成するにはこの方法しかありません。なので、珍しく飛行機を使うことになりました。
ここで、ある事件が・・・(事件というほどでもないが・・・)
飛行機を利用する客のほとんどが観光客じゃない!! 普段と変わらないような、中途半端なビジネスマンの格好や、飛行機ヲタっぽい人や・・・お土産をぶら下げている人も少なく、ほとんど手ぶらというような感じの人が多かったです。
搭乗する際、その謎が明らかに・・・放送で「ゴールドメンバー?の人はご搭乗してください」すると、多くの人がぞろぞろと・・・つまり、VIPヲタ(と、あえて呼ばせておきます)が回数稼ぎとして、短くて安いこの区間で回数稼ぎをしているのです。
どうやらこの回数稼ぎ、ある程度の回数に達するとゴールドメンバーになり、一般人より先に搭乗できたり、一般人より先に荷物が来たり、一般人よりキャンセル待ちが優先となります。これには一般人の私としては不愉快!
昔の話ですが、ゴールデンウィーク中に北海道へ向かう際、飛行機が臨時便で小さいもので中が狭く、遅れて搭乗したら手荷物が置けずに3人とも足元に置いたことがあります。とても狭く、約1時間半、ずっと同じ姿勢でいなければならないし、トイレにも行けません。なんとか友達と話をして紛らわそうと必死でした。
では、もしゴールドメンバーが増えたら、非ゴールドメンバーは荷物を上に置けず、以前の私のように身動きの取れない状態になるでしょう。また、キャンセル待ちにしても、一般人は絶対にキャンセル待ち不可能では大変、困ります。
この制度は元々は飛行機を頻繁に使うビジネスマン向きのものであり、ヲタのものではありません。飛行機ヲタが好きで何回も乗るのは構わないですが、自称常連、VIPヲタにこんな制度を与えるのはかなり不快に感じます。
八丈島行きの飛行機はあくまでも観光客向けの飛行機ですので、このような客で埋まるのは、本来の目的で利用したい人や観光客には大迷惑です。飛行機でもより多くの観光客が来て欲しいと私は思います。
さて、船はどうでしょう・・・船にはこんな制度はありません。たとえ常連であっても、せいぜい顔と名前を覚えてくれるぐらいでしょうか?
常連を先に乗船させたり、車を早めに出せる位置に置かせたり、キャンセル待ち優先も、まーったくないですよね。常連だけではなく、2等から特等、スイートまで同じお客として平等なサービスを行っている船会社は多いと思います。(ただし、混雑している場合は上等級を先に乗船させる場合もあります)
だから船は好きです。初めて乗ったとして、下の等級でも、すべての客をお客として扱ってくれるところが好きです。
今回の旅で、より船の良さを感じました。
私は不公平な扱いをする乗り物、特に飛行機は嫌いです。
写真は、乗った飛行機、大島にて。VIPヲタではなくたくさんの観光客を乗せて欲しいです。
2007年03月08日
八丈島 滞在約4時間
前に八丈島を訪れたときは着発(笑)で、滞在時間はたったの40分しかありませんでした。ここが船の折り返し地点なので、船だけで日帰りで行って帰ってでは、滞在時間がかなり短くなりますね。もう1つの航路では神津島が日帰りほぼ不可能に近いかと思われますが、下田から出ている神新汽船「あぜりあ丸」との組み合わせなら4時間も滞在することができます。ただし、火、金、日曜日の下田→利島→新島→式根島→神津島→下田のルートに限ります。時期によってはジェットフォイルとの組み合わせも可能です。
船で日帰りで、一番、おいしいのが大島と三宅島、大島なら「かめりあ丸」とジェットフォイルの組み合わせで最大約10時間、三宅島は「さるびあ丸」で約9時間です。
八丈島の場合、船だけでは日帰り観光は難しいので飛行機が必要でしょう。行き「さるびあ丸」、帰りANA830便なら8時間も滞在できます。
「さるびあ丸」上り便は向かい波となって時間もかかると予想され、10時10分発が9時40分発と30分早く出港することになりました。乗船するお客様が慌てて港に着き、急いで乗船券に名前等の記入をしていた学生の団体もいました。
出港する前に、レンタカー探しと手続き。予約も何もしていないので、適当にレンタカー屋に電話して迎えに来てもらいます。そのレンタカー屋はとても親切で、レンタカー屋に辿り着くまで、人口や車事情、信号機の数など、八丈島の話をしてくれました。
レンタカーでまず行くところはやっぱり反対側の底土港、予想通り大荒れで、「さるびあ丸」が到着した八重根港とはまったく別世界のように感じました。あまりにも高く、波しぶきがすごく、船着場まで波がかぶり、とても使える状態ではありません。
さて、そろそろ「さるびあ丸」が出港するところなので、急いで八重根港に戻ります。着いたころには丁度、出港したところで、最初は安定していましたが、徐々に揺れ始め、ちょっとピッチングしているかのように見えました。底土港の様子からすると、島の影を抜ければかなりのピッチングが予想されるでしょう。乗らなくて良かったのか、乗るべきだったのか・・・
三原山側を1周し、途中の展望台で八丈富士を眺めたり、簡単な観光を終えたところでレンタカーを返して飛行場へ。短い時間でしたが、八丈島の半分を楽しめたかと思います。
さて、次は大島へ向かうことに・・・
別の話ですが、
先週末も大島へ行きました。乗り物に弱い親と一緒だったのでジェットフォイルのみの往復です。なんと、なんと、やっと愛ちゃんに当たり、これで東海汽船制覇(現役のみ)となりました。
伊豆諸島航路の船は「黒潮丸」「還住丸」など、代船「ゆり丸」よりも乗るのに難しい船がいくつかあります。今回の八丈島でも、ホワイトボードに書いてあった青ヶ島行きの船はこれらと違った船のような? そのうち狙ってみたいです。
写真は八丈島の八丈富士(右)
2007年03月07日
乗船日記 追い波に乗って さるびあ丸 その4
でも、普通の人ならきつい揺れなのでしょうか? 船に何回か乗っていると、感覚が鈍ってしまうかもしれません。
レストランにて朝食が開始されたという船内放送が入りましたが、私は揺れているときはそんなに食べられないので下船後に食べることにし、島が見えたところで外に出てみました。
Aデッキから外に出ると、北東からの風が強く、船尾や左舷側には近づけないほどでした。揺れもそこそこ大きく、海に落ちないように・・・と言っても、簡単には落ちませんが・・・。(写真より、これぐらい傾いています)
「さるびあ丸」のデッキは広く、Aデッキの真ん中付近に舞台のようなものがあります。夏になると東京停泊時間を利用し、納涼船として東京湾を約2時間クルージングが行われ、浴衣ダンサーズ、その名のとおり浴衣を着たお姉ちゃんがこの舞台で踊ります。(詳しくは当ブログ2006年7月1日「納涼船のシーズンです!」をご覧ください)
広いデッキだからこそ、外にいると視界も広くて気持ちが良く、天井があるので雨でも風が強くても、場所によっては避けることができます。
八丈島の小さな富士山みたいな山がはっきりと見えてきました。八丈島は上から見るとひょうたん型の形で、2つの山があり、1つは富士山みたいな八丈富士、もう1つは三原山です。かなり特徴のある島なので、以前「いしかり」で小笠原へ行ったときはすぐにわかりました。
八丈島のメインの港は北東にある底土港(「そこどこう」と読む、知らない人なら「そこどこ?」笑)ですが、この北東からの波では完全にかぶってしまい使い物にならないので、当然ながら、島の影で穏やかになっている八重根港(やえねこう)が今回、接岸する港です。
船は島の西側を通り、波がかなり穏やかになります。難なく接岸。
2007年03月06日
フェリーの予約、実践編
本日、○月○日分、○月△日分、△月○日分のフェリーを予約しました。
A社はインターネットで予約するとネット割が効くので、ネットで予約。
B社とC社は電話で予約です。
ネット予約前に、A社にも電話で空席情報を聞いていたので、空きは知っているのですが・・・
という訳で、行きのA社と帰りのB社の予約状況を。
昨日のA社
俺「すいません、○月○日○時の&&逝き、大人2名で利用なんですが、1等と特等の空席情報を教えて頂きたいのですが。
A「少々おまち下さい・・・
○月○日ですと、1等は残4部屋で特等は残9部屋となりますが。
ご予約はいかがなされますか?
俺「そうですか、分かりました。検討してまた連絡します。
A「残室すくないんで、できるだけお早めにお願いしますね。
細かいやり取りは省略予約せず空席を聞いただけなのに、とっても快く対応してくれ、しかも残室数まで教えてくれました。
結局ネットで予約しちゃった(割引きくんで)けど、こういう電話応対は良かったです。
B社
俺「すいません、○月△日¥¥発&&逝きで大人2人の予約おねがいしたいんですけど。
B「お車はありますか?
俺「いえ、ないです。
B「少々お待ち頂けますか・・・
お待たせしました。○月△日は全等級に空きがございます。
俺「じゃあ1等でお願いします。(昨日電話したから知ってるよ)
B「了解しました。お帰りの方もお取りできますが、よろしいでしょうか?
俺「片道でいいです(これが帰りだっつーの)
B「お名前から、よろしいですか?
俺「********です。
B「当日に連絡がつく電話番号よろしいでしょうか?
俺「090********です。
B「固定電話があれば、そちらもよろしいでしょうか?
俺「042*******です
B「¥¥での固定電話はありますか?
俺「いえ、ないです。(¥¥は逝き先だ、ある訳ねぇだろ)
B「予約をお取りしました。メモよろしいですか?
俺「はい
B「予約番号は、****です。当日現地窓口で、予約番号を係員にお伝え下さい。
クレジットカードはお使いになれませんので、現金でお願いします。
料金は、燃料調整金−円を含めて、−−円となります。キャンセルの場合・・・(以下略
俺(知ってるっつーの)「分かりました」
B社は、初心者向けに色々と教えてくれるのはとっても有り難いんだけど、
分かり切っている人にはいらないんじゃないかなぁ、と思ってみたり。
ちなみにB社は前日に空席情報だけ聞いたんですが、こちらも快く対応して、状況を教えて下さいました。
フェリー会社の予約って、ごくたまーに対応が良くない所もあるけど、
大抵はきちんと対応してくれますし、予約はせずに空席情報を訪ねるだけでも、
きちんと教えてくれます。
まだネットがそんなに一般的じゃない昔ですが、某JA●に電話予約した時は、
尊大な態度でちょっとムッとした事があり、しかも2ヶ月も先にもかかわらず
クレジットカード番号聞いてさっさと決済しようとしたり、
カード無いと言うと1週間以内に弊社窓口まで来てお支払いをお願いします、
といった感じで、すっごい気分が悪かったです。
もう2度と電話で予約なんかするもんか! って思いましたね。
という訳で、RUMIは絶対に電話をしないので、電話予約は俺、W・Oでした。
A社はインターネットで予約するとネット割が効くので、ネットで予約。
B社とC社は電話で予約です。
ネット予約前に、A社にも電話で空席情報を聞いていたので、空きは知っているのですが・・・
という訳で、行きのA社と帰りのB社の予約状況を。
昨日のA社
俺「すいません、○月○日○時の&&逝き、大人2名で利用なんですが、1等と特等の空席情報を教えて頂きたいのですが。
A「少々おまち下さい・・・
○月○日ですと、1等は残4部屋で特等は残9部屋となりますが。
ご予約はいかがなされますか?
俺「そうですか、分かりました。検討してまた連絡します。
A「残室すくないんで、できるだけお早めにお願いしますね。
細かいやり取りは省略予約せず空席を聞いただけなのに、とっても快く対応してくれ、しかも残室数まで教えてくれました。
結局ネットで予約しちゃった(割引きくんで)けど、こういう電話応対は良かったです。
B社
俺「すいません、○月△日¥¥発&&逝きで大人2人の予約おねがいしたいんですけど。
B「お車はありますか?
俺「いえ、ないです。
B「少々お待ち頂けますか・・・
お待たせしました。○月△日は全等級に空きがございます。
俺「じゃあ1等でお願いします。(昨日電話したから知ってるよ)
B「了解しました。お帰りの方もお取りできますが、よろしいでしょうか?
俺「片道でいいです(これが帰りだっつーの)
B「お名前から、よろしいですか?
俺「********です。
B「当日に連絡がつく電話番号よろしいでしょうか?
俺「090********です。
B「固定電話があれば、そちらもよろしいでしょうか?
俺「042*******です
B「¥¥での固定電話はありますか?
俺「いえ、ないです。(¥¥は逝き先だ、ある訳ねぇだろ)
B「予約をお取りしました。メモよろしいですか?
俺「はい
B「予約番号は、****です。当日現地窓口で、予約番号を係員にお伝え下さい。
クレジットカードはお使いになれませんので、現金でお願いします。
料金は、燃料調整金−円を含めて、−−円となります。キャンセルの場合・・・(以下略
俺(知ってるっつーの)「分かりました」
B社は、初心者向けに色々と教えてくれるのはとっても有り難いんだけど、
分かり切っている人にはいらないんじゃないかなぁ、と思ってみたり。
ちなみにB社は前日に空席情報だけ聞いたんですが、こちらも快く対応して、状況を教えて下さいました。
フェリー会社の予約って、ごくたまーに対応が良くない所もあるけど、
大抵はきちんと対応してくれますし、予約はせずに空席情報を訪ねるだけでも、
きちんと教えてくれます。
まだネットがそんなに一般的じゃない昔ですが、某JA●に電話予約した時は、
尊大な態度でちょっとムッとした事があり、しかも2ヶ月も先にもかかわらず
クレジットカード番号聞いてさっさと決済しようとしたり、
カード無いと言うと1週間以内に弊社窓口まで来てお支払いをお願いします、
といった感じで、すっごい気分が悪かったです。
もう2度と電話で予約なんかするもんか! って思いましたね。
という訳で、RUMIは絶対に電話をしないので、電話予約は俺、W・Oでした。
2007年03月05日
乗船日記 追い波に乗って さるびあ丸 その3
しばらくの間、東京湾内では多少、波があっても船はそれほど揺れず、東京湾フェリーが通るような場所でも揺れませんでした。天気が良く、月がよく見て、ついつい写真を撮ることに。風が強かったので、船尾側ではなく風が避けやすい中央付近、下のデッキで撮影をしました。(写真、浦賀水道にて)
浦賀水道を通り過ぎてから30分ほど経ったか、船体が揺れ始めてきました。いよいよ時化の領域に突入かと・・・この日の波状況は沖へ行くほど、北東からの波が高くなっていきます。眠くなったので寝ようとしたのですが、私は揺れるとすぐに起きてしまうので、何度も起きたことやら・・・だんだんとローリングが強くなり、なんとか眠りにつこうとしました。
しばらく経つと「ピピピピピ・・・」と海の上なのに鳥の鳴き声がしてきます。いつもこの鳴き声で目を覚めてしまいます、いや、今回は寝れずにじっとしていたら、もうそんな時間になってしまいました。
この鳴き声は、もうすぐ三宅島に着きます、という合図です。三宅島には朝5時で到着がかなり早いので、快適な目覚めをさせるように鳥の鳴き声を船内放送で流してくれます。これなら気持ち良く起きれそうです。
まだ外は暗くてもうちょっと寝たいところですが、揺れが落ち着いたところで三宅島の様子を見たくて外に出ることに。暗くて全然見えない。白い鳥たちがたくさん飛び立つ姿が見えるだけ。桟橋に近づくと、ようやく錆ヶ浜港の様子が見えてきました。
錆ヶ浜港は島の南西に位置し、今回のような北東の波からあまり影響を受けず、大変、穏やかのように感じます。逆に東に位置する三池港はすごいことになっているかも?
難なく接岸し、釣り客など大きな荷物を持った人たちが次々を下船をします。船首では東京から積んだ生活物資を入れたコンテナがいくつか下ろされ、また三宅島からもコンテナが積み込まれます。この作業が終わると出港へ。
御蔵島も見たかったのですが、欠航になってそんなに近づくことがないだろうし、どうせまだ暗いだろうし・・・眠れなかったこともあって、再び寝ることにしました。
八丈島まであと4時間半。まだまだたっぷり寝られます。
本当は三宅島で降りるはずだったのに・・・笑
つづく・・・
2007年03月04日
乗船日記 釣りにダイビングに・・・ さるびあ丸 その2
1等は定員7〜11人の絨毯敷きの部屋で、2等の座敷より一人当たりの範囲が広く、枕、マット、布団があります。2等は窓がありませんが、1等には窓があり、子供連れの家族や団体客には向いていると思います。ここなら誰にも邪魔されずに宴会も?(宴会はお静かに。笑)
特1等は2段ベッドとテーブル、ソファー、椅子の洋室タイプ。洗面所、浴衣があります。1等洋室4名部屋のスタンダードですね。
1等と特1等は個室ですが、貸切料金不要の相部屋承諾となります。なるべく相部屋にならないようにしていますので、よほどの繁忙期でなければ相部屋になることは少ないかと思います。
特等はツインベッド、バス、トイレ、ソファーがあり、しかもプライベートデッキも付いています。部屋は4つあり、そのうちの2つが船首に面して、停泊中、船首側の窓を眺めると、コンテナ積みをじっくり見ることができます。これぞ貨客船の醍醐味です!
レストランは船尾にあり、夜は東京湾の夜景を見ながら食事ができます。メニューはカレー、うどん、そば、おつまみ系など。なんといってもミックスピザがクリーミーな味でとてもおいしいのですが、今回の旅ではピザがありませんでした・・・残念!
串焼きもうまい! トントロ塩焼きでジューシーなお味♪ おすすめです。
以前はレストラン営業時間のみしか使えませんでしたが、レストランを営業してなくても24時間開放となりました。営業時間外にはカップ麺や持込みなどを食べることが可能、簡単な飲み会も可能です。ただし、寝具の持込は不可能だと書いてありますので、当然、ここで寝過ごすのは不可能ですね。
シャワーはコイン式、10分200円。自動販売機は豊富。
船内には島民、釣りのおじさん、ダイバーの若い客、合宿の学生、夏なら海水浴、新島も行くなら日焼けをしているサーファなど・・・様々な客層がいます。(フェリーと違ってトラックドライバーはいません。でも、トラックドライバーが休みで釣りをするのはあるかも?)エントランスには釣りやダイビングの道具など大きい荷物が置いてあり、いかにも「島へ行く!」という感じになりますね。私はこの雰囲気が大好きです!
つづく・・・
写真は三宅島で降りる釣り人たち
2007年03月03日
乗船日記 島が好きだから さるびあ丸 その1
私にとって一番、多く乗船している船がこの「さるびあ丸」です。船旅が好きだからだけではなく、ただゆっくりと島を観光したいという目的もあります。(ゆっくり、という言葉につっこまないように。笑)
乗船してしばらく経つと、すぐに出港し、船内に「星を求めて」という曲が流れます。これがいかにも「島へ向かう!」という気分になりますね。逆に竹芝桟橋に到着するときは「夜空のトランペット」が流れ、いかにも「東京に戻りました」という気分になります。
当ブログではあまり「さるびあ丸」の紹介をしてなかったので、ここで「さるびあ丸」を紹介します。
「さるびあ丸」は約5000トン、定員数816名(運航区域によって変わる)、フェリーではなく貨客船のため車は積めません。コンテナに入れて物資を運びます。バイクはサイズによってはコンテナ入りで可能です。
航路は、東京〜三宅島、御蔵島、八丈島、下りは夜発朝着、上りは朝昼発夜着です。繁忙期であるゴールデンウィークや納涼船の時期である7月〜9月中旬は、東京〜大島、利島、新島、式根島、神津島を運航します。
部屋は2等は絨毯敷きの座敷と椅子席、特2は寝台、1等は2等より1人あたりの面積が広い絨毯敷きの部屋、特1は2段ベッド2つの部屋、特等はベッド2つ、トイレ、バス付きです。
2等の座敷は一番深いところにあり、箱枕があります。毛布は100円、布団は500円のレンタル。客層は釣りの人が多いかな?グループで乗船する人が多いような気がします。人気があり、埋まりやすいので、繁忙期の予約は早めにすることをおすすめします。
2等椅子席はリクライニングシートで、飛行機のエコノミークラス(普通席)よりは幅が広く、足元が大変、広いです。ビジネスクラス並みかな? 後ろの人をあまり気にせずに椅子を倒すことができます。座敷の方が人気があり、椅子席では人がポツポツといる程度ですが、よく乗っている?シングルの人が言うには、椅子席の方が快適とのことです。ガラガラであれば椅子を4つ使用し、横になって寝ている人もいます。座敷だと隣がすぐ他人ですが、椅子席なら心配がないので、特に女性にはおすすめします。
ただし、船酔いに心配な人には完全に横になった方がいいので、2等のどちらがいいかと言われれば座敷の方がおすすめです。
つづく・・・
写真は「さるびあ丸」2005年7月新島にて。アクアマリンの海に似合います。
2007年03月02日
乗船日記 条件付かと思ったが・・・ 竹芝桟橋にて
このあと、竹芝桟橋へ向かって東海汽船で三宅島へ向かう予定でしたが、この波では条件付もしくは欠航になってしまうのではないかと、とても不安でした。
条件付とは・・・一応、現地へ向かうが、港の状況により、接岸できない場合は欠航になる、という条件出港です。2月27日出港では三宅島〜八丈島がすべて条件付の出港となり、波の状況が悪化してすべて着岸不可となり、残念ながら途中、引き返すことになりました。この場合、欠航なので全額返金となります。
運航状況がわからないまま、久里浜からJR横須賀線で竹芝桟橋へと向かいました。JR横須賀線なら新橋からゆりかもめに乗り換えれば、竹芝駅でターミナルがすぐそこにありますが、あえて浜松町駅で降りることに。これは私のこだわりです。
浜松町北口から東へと続く道、これぞ島へ行くルートではありませんか! 東京湾を背に、大きな荷物を引っ張って歩く人、釣り用のバックを持ち歩く人、サーフボードを抱えている人など・・・様々な人が竹芝桟橋へと向かいます。向こうからも同じような人たちが。島から帰ってきた人たちですね。(島民の場合は、内地に来た、となりますね)
道沿いには島関連の建物、道路沿いには島関連のオブジェ、地面には島それぞれのタイルがあり、いかにも「島へ向かうぞ!」という雰囲気があります。これぞ、島ストリートです!
さて、この日の運航状況ですが・・・あれ?利島、新島、式根島、御蔵島が条件付?で、三宅島と八丈島は運航?? 浦賀水道では波が高かったのですが、果たして大丈夫なのでしょうか?
いや、波の高さは高すぎなければあまり影響ないです。問題は方向です。
三宅島と八丈島にはそれぞれ2つの港があります。三宅島の場合、三池港が東、錆ヶ浜港が南西の位置にあり、今回は北東からの波が強いので、南西側が島影により落ち着き、南西にある錆ヶ浜港が可能になります。
御蔵島と利島の場合、港が1つしかなく共に北側に位置し、しかも湾でもないので、特に北風の多い冬季は運航率が大変、低いです。
島の港は防波堤も少なく(ないところが多い)、湾がある島も少ないので、島の形によってかなり影響しますね・・・
以前、利島に降りたときは、天候がわかるまで予約をしませんでした。利島はのんびりしていいですよ〜好きです!
で、三宅島へ行く予定が、急遽、八丈島に。こんな波状況で、黒潮超えが不安・・・(黒潮は三宅八丈間)
写真は東海汽船の運航状況。昨年の1月28日の写真です。冬としては珍しく海が穏やかで、御蔵島のみ条件付でした。