2006年10月

2006年10月31日

施設紹介 カフェなど軽食コーナー

67985e6c.jpg船の食事は主にレストランですが、普通の食事だと量が多い、もうちょっとお金を節約したい、レストランで食べたけどちょっとお腹が空いてきた、という人にはカフェなどの軽食コーナーを利用するといいでしょう。
ただし、ほとんどの船はこのようなコーナーがありません。レストランしかない船がほとんどで、軽食コーナーがあっても営業をしていない船もあります。

レストランと軽食コーナーがある船
・太平洋フェリー全船
・新日本海フェリー全船(たまに閉鎖することもある)

あっ、2つしか思い当たりませんでした・・・もし他にもありましたら教えてください。
この2つの会社でも、軽食コーナーであってもかなり違いがあります。

太平洋フェリーの場合・・・
だいたいレストランとほぼ同じ時間帯に営業。うどん、そば、パスタなど。レストランの営業時間外もあり、ドリンク、ケーキなどが売っている。喫茶店みたいな感じ。
お金を節約したい人、軽く済ませたい人向き、もしくはお茶したい人向き。

新日本海フェリーの場合・・・
レストランが営業していない時間帯。うどん、そば、ラーメンなど。他にポテトフライなどスナック系やソフトクリームなどがある。小腹が空いた人、レストランに間に合わなかった人向き。

2社ともレストランのように別の部屋にあるのではなく、エントランスの一部だったり、展望室の一部だったりしますので、軽食コーナーを利用しなくてもくつろぐことは可能です。
ただし、ここで持ち込みの弁当やカップ麺の食事は辞めましょう。軽食コーナーでもレストラン同様、食事を売っている場所ですから、目の前で持ち込みの食事は失礼だと思います。営業時間外ならいいでしょう。

また、レストラン内でも、朝、昼、夜ではなく軽食向けとしてレストランを営業する船もあります。東海汽船の「さるびあ丸」がこのタイプです。

写真は「ゆうかり」の軽食コーナー

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2006年10月30日

施設紹介 レストラン 予約制

b5dd7305.jpg食券タイプ、定食屋タイプ、バイキングタイプ、合理化タイプのレストランを紹介してきました。
私としては食券タイプが新鮮、作りたてで一番、好きかな? 大食いな人ならバイキング、定食が好きなら定食屋タイプが好きでしょう。安く、気軽に食事をしたい人、持ち込みの物を温めて食べたい人なら合理化タイプの方がいいですね。

それ以外のレストランとして稀な例を1つ。

☆完全予約制
乗船前もしくは出港前に食事を予約するタイプです。メニューは限られていて、好き嫌いの激しい人にはあまりおススメができません。このタイプは更に2種類わかれます。

・グリルタイプ
新日本海フェリーのグリルです。乗船の予約時に予約をしますが、当日でも乗船手続きにて予約ができます。
一般的なレストラン(定食屋タイプまたはバイキングタイプ)より北海道産など寄港地の高級な食材を利用し、ホテルの料理人が作り出した料理が出ます。場所も一般とは一緒ではなく違った場所で、とても静かなところで贅沢な食事ができます。
昼2500円、夜4800円

・チケットタイプ
商船三井フェリーの3食セットです。「さんふらわあみと」「さんふらわあつくば」にしかありません。
メニューは1つしかなく、日によってメニューが変わります。3食で2000円と大変、お買い得ですが、残念ながらこの3食セットは今年までで、来年からは船が変わり、合理化タイプになります。船が変わったとしても、「ニューべる・らぶ」には調理場がありますので、3食セットは是非、続けて欲しいです。

写真はグリルの昼食(「あかしあ」にて)

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2006年10月29日

ちょっとした 船ヲタ度チェック

昨日、ふと思った船ヲタ(船オタク)度チェック
携帯電話のメールでメモしたので、遠ざかる前に・・・

今、使用しているパソコン、及び携帯電話で以下の文字を打って変換をしてみてください。

こうかい
しゅっこう
きこう
せんしゅ
こうはん
こうてん
どうよう
せんめい
せいかん
もじ
ゆうせん
しょうせん
とうきゅう
はんきゅう
かわきん

では、一発目は何だったでしょうか?
以下の文字が出た数が多いほど船ヲタです。

航海
出港
寄港
船首
甲板
荒天
動揺
船名
青函
門司
郵船
商船
等級もしくは東九 東九の方がポイント高い!
阪九
川近

ちなみに私は13個でした・・・
(私の場合、このようなブログを書いていますから、どうしても多くなります)

これは普段、どれだけ船に関する言葉を使っているかのチェックです。

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2006年10月28日

設備紹介 レストラン 合理化タイプ

b188e465.jpg最近は経費削減のため、この合理化タイプが急激に増えています。

ここで説明する合理化タイプとは、料理人を船に乗せず、サービスエリアにあるような食べ物の自動販売機がいくつか置いてあるレストランのことです。調理場がない、もしくは調理場をまったく使わず、レストラン自体はあって、そこで食事をするのです。
普通のレストランとは違い、乗船中、ほとんど入室は自由で、電子レンジが置いてあり、持込の弁当などを温めることができます。当然、持込の弁当やカップ麺を食べても、従業員に怒られることはありません。一番、自由が利くレストランですね。

自動販売機にはカップ麺はもちろん、レンジでチンして作るカレー(あっあれ○べようシリーズが多い)やパスタ、うどん、おにぎり、ピラフ、焼きそば、たこ焼き、唐揚げ、ポテトフライなどがあります。冷凍ですが、意外とおいしくて馬鹿にはできません。
比較的、油っぽいものが多いので、このような食事が苦手な人や船酔いが心配な人は持ち込みの弁当がいいかもしれませんね。しかし、翌日のお弁当はよくありませんので、カップ麺や自動販売機でも油の強くないもの(うどん、パスタ、おにぎり)を選択しましょう。
中でもオーシャン東九フェリーのカジュアルフェリーにある「ほまれ寿司」(写真)には感激! 冷凍のお寿司が自動販売機から出てきて、それを専用電子レンジで温めます。すると、ネタは冷たいまま解凍され、ご飯は温かく、ちょうどいい具合に完成されます。味の方は冷凍寿司とは思えないほどのうまさ! これは食べる価値がありますので、オーシャンのカジュアルに乗船した際には是非、お召し上がりください。絶対におすすめします。

さて、この合理化タイプのレストラン、別名「オートレストラン」とも呼びます。この呼び名は川崎近海汽船の「シルバークイーン」から始まったものです。今ではすっかり「オートレストラン」と呼ばれています。

2006年10月27日

恐ろしき横波 26日「へすていあ」について

0a8fbb47.jpgちょっと脱線

昨日朝6時、24日午後に着くはずの「へすていあ」(リベラ、苫小牧〜大洗)が1日半遅れで大洗港に入港しました。大時化で数時間、遅れることはよくあることですが、1日以上も遅れることは滅多にありません。
24日、鹿島付近で8万トン級(国際トン)の貨物船が2隻も座礁しました。専門家が予想もつかなかった大荒れで、こないだの爆弾低気圧と同じように事故が次々と発生しました。
丁度、ピークのころ、「へすていあ」が大洗港付近に到着したのでしょう。入港をしようとしたのですが、突然の横波が! 船体が大きく傾き、更にもう1波が! この2つの波により、従業員1人、乗客3人が壁などに当たり打撲などの怪我をしました。
これだけではありません。トラックやバス、ワゴンが横転したことも。数十台の車がへこんだり、傷が入ったり破損しました。しかし、幸いなことに、荷物が漏れたりとかなかったようで。

横波とは大変、恐ろしいことです。
映画「ポセイドン」をご存知でしょうか? 大きな横波(津波)が襲いかかり、船がひっくり返ってしまうのです。
これが向かい波だったら、後ろの船体が支えてくれるので、ひっくり返る可能性が低くなります。(まあ、単純に考えたらそうですね) 小さな漁船なんかは横波にやられればひっくり返ってしまうので、なるべく波と垂直にするようにしています。

でも、ご心配なく・・・大きな船は簡単にひっくり返りません。
それでも、激しい動揺で怪我をすることもありますので、大時化の際はあまり動き回らず、部屋で横になって転がらないように踏ん張るといいでしょう。あとは船酔いだけが問題か・・・

写真は荒れた日のレストランにて(「いしかり」より)
もっと大時化の場合、レストランは閉鎖となります。

2006年10月26日

施設紹介 レストラン バイキングタイプ

04d9660a.jpg最近、よくありがちなのがバイキングタイプです。
旅客を重視しているフェリー、客が比較的多く乗っているフェリーのレストランではこのタイプが多いです。

バイキングタイプはもちろん食べ放題、おかず系はもちろん、サラダも飲み物(アルコール含まず)もデザートも食べ放題、飲み放題です。アルコール類や特殊の食べ物(太平洋フェリーの場合、刺身とか)は別料金になります。
料金は大人と子供では違い、乳幼児の場合は無料のところもあります。大人だと、朝は800円〜1000円ぐらい、昼は800円〜1500円ぐらい、夜は1500円〜2000円ぐらいです。
たくさん食べる人ならお得でしょうが、小食な人、乗り物に乗ると船酔いに怖くてあまり食べない人にとってはあまりお得ではないかもしれません。でも、損であっても、バイキングなら量の調整は可能ですので、無理せずに自分に合わせた食事をするのが船酔い対策としてもいいと思います。(空きっ腹は船酔い対策になりません!)

主なメニューは・・・
全食:ご飯、パン、サラダ、フルーツ
朝:お粥、納豆、焼き鮭、卵、ベーコン、ウィンナー、コーンフレークなど、朝食ではありがちな物。
昼:カレー、パスタ、チャーハン、唐揚げ、コロッケなど、炭水化物系や揚げ物系などが多い。
夜:ステーキ、寿司、唐揚げ、焼き魚、焼肉、刺身、煮物、炒め物、ケーキなど、わりと豪華なものが多い。和洋中問わず。

内容としては若い人から高齢者の方まで食べられるようなメニューになっています。和洋中様々ですので、好き嫌いがある人、特にあれが食べたいとかこだわりのある人にとってはいいかもしれません。
デメリットとしては、いつも食べ放題だとほとんどメニューが同じで飽きてしまうことですね。

食べ放題の共通的な注意点として・・・・・・
食べすぎには注意しましょう。食べ過ぎたせいで船酔いになってしまうケースもあります。

写真は「さんふらわあさつま」のバイキング

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2006年10月25日

設備紹介 レストラン 定食屋タイプ

7064af6f.jpg「定食屋タイプ」と変な名前になってしまいましたが、この方が想像をつくだろうと思ってこのようなネーミングになりました。

名前の通り、昔の定食屋のようにトレーを持ち、できたおかずを取ってご飯と味噌汁を受け取り、最後に清算をする方式です。
メニューは定食屋のようにお魚やから揚げ、フライ物、ハンバーグなどのメインメニュー、卵、納豆、塩辛などのご飯に合う備え付け、サラダはもちろん、フルーツ、ケーキ、プリンなどのデザートまで様々あります。
いろんなメニューがあって、どれにしようか迷ってしまいますよね。組み合わせも自由だし、和だけ、洋だけと自分のアレンジはもちろん、和洋中すべてを集めて奇妙なメニューにすることもできます。

デメリットなのが冷めやすい、鮮度が保てないこと。しかし、刺身系は下に氷を敷いて冷たさを守ったり、ステーキなど冷めたらおいしくなくなるものは再度、温めてくれたり、注文があったら焼いてくれたりしてくれます。私が食べた阪九フェリーのホルモン焼きは鉄板のお皿に盛り、出来たてを運んで持ってきてくれました。熱々でおいしかったです。
また、定食屋タイプで最大のデメリットと言えば、欲張って取りすぎるとお金がかかってしまうこと。あれもこれもと取ってしまうととてつもない金額になります。おかず1品、備え付け1品、ご飯、味噌汁で丁度いいかもしれませんね。大食いの方には要注意です。

このタイプはご飯しかないのか?と思われますが、うどんやラーメン、パスタも用意してあるところもあります。パスタの場合は麺の上にソースをかければすぐにできますが、うどんやラーメンはすでに出来ているものだとさすがに麺が伸びきってしまうので、注文してあとで受け取ります。

ここで注意点。最後の方になると売切れが続出し、メニューが限られてしまいますので、好き嫌いの激しい人、メニューを選びたい人はなるべく早くレストランに行った方がいいと思います。
逆に、このタイプはメニューを選びたくてすぐに並ぶ人が多く、最後の方になるほど空いていきますので、ゆっくりしたい人は最後の方になってからの方がいいと思います。

写真は「さんふらわあにしき」のレストランにて

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2006年10月24日

施設紹介 レストラン 食券タイプ

c8ac3c13.jpg食券タイプのレストランは、先に自動販売機にてメニューを選択して食券を購入し、レストランの中に入って席に着いてから従業員に渡します。出来上がると従業員が運んでくれるので、動く必要がそれほどありません。お年寄りや小さなお子様がいる場合など、あまり動かずゆっくり食事をしたい人にはいいかもしれませんね。
作り置きではなく出来たてが来るので、温かい食事が食べられます。カレーライスなどすぐにできるものならいいですが、焼き物やレンジ物など時間がかかるメニューはかなり時間がかかる場合もあります。

なんといってもこの方式、一番、新鮮な食べ物に多いかもしれません。
特に東日本フェリー(リベラ)のイカ刺し定食。北海道航路のせいか透明度があり新鮮で、とてもおいしいです。定食屋タイプやバイキングタイプにはちょっとできないことですね。
また、ステーキ系の食べ物は熱々、ジューシー、煙もうもうの状態で受け取ることができます。
ピザもチーズがとろ〜りして美味い!! 特に「さるびあ丸」のピザはとろ〜りしてとてもおいしく、東海汽船マニアには非常に人気があります。(写真)
とにかく新鮮、出来たてを受け取りますので、最もおいしく頂けるシステムですね。
今はありませんが、「フェリーひむか」のステーキ定食とチキン南蛮定食はとてもおいしかったです。

食券タイプはメリットが非常にありますが、逆に作る側にとっては大変、且つ材料がどれくらい必要なのか検討がつかないというデメリットがあります。
昔はこのタイプが多かったのですが、最近、合理化が進み、食券タイプのレストランが減ってしまいました。一番、おいしく食べられるタイプなので残って欲しいです。

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2006年10月23日

動かないホテル???

3ce0e481.jpg昨日は京都から戻り、大雨のためスピードを出すことができず、自宅に着いたのが夜中の2時でした。
帰ってからブログを書こうと思ってタイマー設定(前日のうちに今日の分を書く)をしなかったのですが、さすがにこの時間だと眠くて書き込めませんでした。大変、申し訳ございません。これからは間に合わないと思ったとき、もしくはどこかへ出かけて書く暇がない場合は、タイマーで書き込むことにします。

ちなみに用事は船ではありません。笑
久々に動かないホテルに泊まりました。動かない?? 最近は船を宿代わりにして使っているため、揺れている、もしくはエンジン音が聞こえる、振動を感じる部屋に泊まることがほとんどでした。久々にホテルに泊まると、しーんとして違和感を感じます。
船の特等はビジネスホテルの部屋に近いですから、ビジネスホテルに泊まると更に感じることも。これはまさに病気なのでしょうか??笑
ベッドに入り目をつぶると、なんか波に揺られている予感・・・いや、これは長い間、車に乗っていたから、車の揺れが残ったからでしょう。
それにしても・・・物足りない!!
普通の人なら揺れている方が違和感を感じるのが当然なのですが、ここまで船に乗りなれてしまうと、揺れが欲しくなるぐらいです。と、言うのは私だけでしょうか?

明日からちゃんとレストランの話をします。

写真は特等の部屋(「いしかり」より)

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2006年10月21日

設備紹介 レストラン

01404349.jpg設備紹介に戻ります。
第3弾はこれも重要、船にしかない、ひろ〜いレストランです。

レストランは船尾や最上階など眺めのいい場所に位置することが多く、また瀬戸内航路ではエントランス近くに位置する船が多いです。窓が部屋の窓より大きめで、数も多く、大変、眺めが良くて海を長めなら食事をすることができます。
これは船ならではの楽しみの1つですね。

メニューは船会社によって様々です。

☆食券タイプ
定食系やうどん、そば、ラーメン、カレーライスなど、食券を買って注文するタイプ
オレンジフェリーのおれんじ8、おれんじ7
リベラ(東日本フェリー)の中・長距離航路
シャトルハイウェイライン

東海汽船のさるびあ丸
小笠原海運         など

☆定食屋タイプ
定食屋のように、すでにできているものを取って最後に清算をする。

新日本海フェリーのオフシーズン
阪九フェリー
名門大洋フェリー
関西汽船
ダイヤモンドフェリー    など

関西系に多いですね。

☆バイキングタイプ
入り口で料金を支払う、食べ放題、飲み放題。ただしアルコール類は別料金です。

太平洋フェリー
新日本海フェリーの夏シーズン
オレンジフェリーのおれんじ8、おれんじ7(時期による)
ブルーハイウェイライン西日本 など

☆合理化タイプ
サービスエリアにあるような自動販売機で購入。別名、オートレストラン。

川崎近海汽船のシルバークイーン
オーシャン東九フェリーのカジュアルフェリー など

次回は詳しく紹介をします。

写真は「さんふらわあさつま」のシックなレストラン

(ただいま出先のため、コメントと船ふぉと掲示板のレスはのちほど書きますので、しばらくお待ちください。いつもたくさんの書き込みをしてくださいまして、ありがとうございます)

rumirumiferry at 22:20|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!設備