2006年09月
2006年09月20日
乗船日記 きたかみ編 その2
今回、私が利用した名古屋→仙台はちょうどメニューが変わった区間で、いつもならステーキが出されますが、ステーキはなく、寿司が用意されていました。寿司はマグロ、イカ、ゆでエビ、アナゴ、ホッキ貝の5種類です。味は・・・まあ、普通かな?
いつもステーキだと飽きるからたまには寿司でもいいけど、ご飯や麺類もあるから寿司よりも刺身の方が良かったような気がします。寿司であれば、もうちょっと種類があると嬉しいですね。北海道ならでは、サーモン、イクラ、ウニがあるといいけれど、イクラ、ウニは難しいかな? 名古屋ならタコかも? 仙台なら・・・牛タン??(牛タン寿司なんて聞いたこともない。笑)
昼はカレーバイキングです。普段のカレーは1種類しかありませんが、今回は野菜、ビーフ、シーフード、キーマの4種類です。小笠原のときのカレーバイキングとは内容が違います。
おいしさは・・・残念ながらちょうど体調を崩しまして、しっかり味を確認できませんでした。ただ、シーフードはホワイトカレー(ハウ○で出てますね)で、ホワイトシチューに近い感じです。これが一番、おいしかったかな?
そうそう、私の船旅での大きな弱点、船酔いよりも腹痛なのです。どうも船に乗ると、もよおすことが多くて・・・「きそ」の処女航海の出港時、腹痛がきてデッキに出ることができませんでした。その瞬間をトイレで過ごすなんて・・・苦笑
メシ写真はあとで船ふぉと掲示板の方にUPしておきますので、是非、ご覧になってください。
http://www.bakusitou.com/CGI/bbs39/bbs39.cgi
つづく・・・
2006年09月19日
乗船日記 きたかみ編 その1
船内は昨年のドック時にリニューアルされましたが、あちらこちらにまだ昭和の終わりを漂わせるような雰囲気がします。(平成元年就航ですが)
リニューアル前はどんな状態だったのか知らないけれど、リニューアルしなくても良かったのでは?と思いますが、さすがに老朽化もしますので、長く持たせるためにもリニューアルをしたのでしょうね。また、「きそ」との差を縮めるためにも必要だったのでしょう。リニューアルされた「きたかみ」は赤と黒が中心で、古さの良さを潰さないシックな感じがします。
私が利用した部屋はリニューアルされた方のセミスイート(写真)。名古屋から仙台は料金が安く、クルーズパックを利用した場合、特等とセミスイートの差が1人あたり3000円ぐらいしか差がありませんので、この区間のセミスイートはかなりお得感があります。
前がどんな部屋なのか知りませんが、椅子が新しいものになっていて、ソファーはかなりフカフカで横になるととても気持ちが良く、ついつい寝てしまうことも。2つの単独の椅子は固めで、窓側の椅子に座って外を眺めながらお酒と飲むのもよろしいでしょう。ただし、椅子に座ると海が見えませんが。
この部屋は完全にリニューアルされたのではないようで、昔の雰囲気が残っているところもありました。これも良いでしょう。豪華さというより、普通にシックという感じがして大変、居心地が良かったです。
この日はカッチン様もご乗船されていまして、ついでにカッチン様が利用したスイートも拝見しました。こちらはリニューアルはされてなく、昔のままとなっています。
私たちが利用するセミとは違い、こちらはバーや大きな鏡があったり、豪華な雰囲気があります。まるでタイタニックに出てくるスイートルームかな? とても広くて2人で利用するにも勿体無いぐらいです。
「きたかみ」の良さはまだまだあります。他の2隻にはないものがこの船にはあるのです。
1つは船首側に位置する展望室。こちらはリニューアルされてなく、いかにも昭和な感じです。
もう1つはバー。「いしかり」には以前、ありましたが、時代の流れなのかバーが潰れてしまい、喫煙所になってしまいました。でも、この「きたかみ」にはほんのわずか残り、エントランスの軽食コーナーの隣にあります。私がもしお酒を飲めるなら、ここでゆっくりしたいのですが・・・残念ながらお酒は飲めません。
つづく・・・
2006年09月18日
太平洋フェリー制覇!
今までは「きそ」「いしかり」にはよく当たりましたが、「きたかみ」だけはうまい具合に当たらなく、なかなか乗ることができませんでした。
今回は何も用事がなかったけれど、連休だし、カレーバイキングも楽しみたいということもあって、16日に乗船することにしました。
これで太平洋フェリー全制覇となります。
それにしても全制覇までは長かったですね・・・最初に太平洋フェリーを制覇すると思っていたのですが、先に大洗便の方を制覇してしまうし・・・それほど「きたかみ」と縁がなかったかもしれませんね。
さて、「きたかみ」に乗って感じたことは・・・
同じ太平洋フェリーなのに「きそ」「いしかり」とはまったく違うフェリーに感じたことでしょう。「きそ」と「いしかり」ではまた違うし、この会社のフェリーはそれぞれ個性があります。
「きそ」はカラフルな賑やかな感じ、「いしかり」は暖かみと木の涼しげがあるような感じ、「きたかみ」は赤と黒のシックな感じがします。私としては「いしかり」が好みかな?
「きそ」しか乗らない人が多いような気がしますが、太平洋フェリーの船は個性があるので、是非、他の船にも乗って楽しんで欲しいです。太平洋フェリーの良さがよりわかると思います。
それにしても、今年になってから太平洋フェリーを4回(小笠原含む)利用していますが、3回も同じパーサーにあたるとは・・・笑
北海道航路長距離フェリーはこれで残すところ新日本海フェリー「すずらん・すいせん」のみ、敦賀〜苫小牧東なので、東京の私にとってはなかなか使いにくいフェリーです。時間に余裕があれば優先的に利用したいと思います。
最近は乗ったことがない船を優先的に乗船していますので、今年の春から急に乗った船が増えました。いつもご贔屓の船を乗るのも楽しいけど、いろんな船にチャレンジするのも楽しいです。
明日は「きたかみ」について詳しく書きます。
2006年09月17日
お部屋紹介 寝台 その4
・シングル個室タイプの寝台
新日本海フェリーS寝台、阪九フェリー2等寝台A、四国開発フェリー「おれんじホープ」がこのタイプです。個室タイプの寝台で、周りが壁で囲まれています。ベッドは1段ベッドがほとんどですが、阪九フェリー「フェリーせっつ・すおう」は2段ベッドをわけて個室タイプにしています。
鍵つきのドアがほとんどですが、新日本海フェリーS寝台の場合はカーテンで仕切られています。カーテンだとセキュリティは守られないし、音は漏れますが、他人が見えないのでこれでも充分、快適だと思います。
寝台にはいろいろとありましたが、どうでしょうか?
船会社にとっては同じ寝台なのに船や部屋によっては格差があったり、同じ航路なのにまったく違ったりします。もちろん快適さも人によってどのタイプがいいのかも変わりますので、事前に調べておく必要があるでしょう。調べておけば損をしません。
寝台は基本、寝具はセルフ、備品はなしです。中にはスリッパが用意されているところ、浴衣などが用意されているところがありますが、ほとんどの寝台には準備されていませんので、自分でスリッパ(サンダル)と寝巻き、タオル、洗面グッズなどを忘れずに持って行きましょう。これは2等も同じです。
また、鍵付きの個室タイプならいいですが、普通の寝台にはロッカーがありませんので、貴重品には気をつけてください。
女性専用の寝台がある船もありますが、たとえ男女混合であっても触れることがなく、すぐ隣にいるということはないので、2等よりは安心できます。別に分ける必要はないかと思うほどです。どうしても心配な場合は女性専用がある船、もしくは個室を利用しましょう。
(私は寝台の場合、男女混合でも気になりませんが、騒ぐ子供や酔っ払いがいる方がウザイです!)
実は、この2日間、自動的にブログの書き込みをしています。これらの記事は9月15日に書いたものです。
16日に「きたかみ」に乗船します。というか、しました、が正しいか?笑
写真は「ゆうかり」のS寝台バリアフリータイプ。普通タイプより広めです。
2006年09月16日
お部屋紹介 寝台 その3
・カプセルタイプ
太平洋フェリー「いしかり」「きたかみ」A寝台がこのタイプ。まるでカプセルホテルと同じで、カプセルホテルに慣れている人ならこの寝台がおススメでしょう。テレビもついています。
ただし、鍵はついていないため、荷物を置きっぱなしにするのはちょっと危険です。
2段ベッドの場合、高さがなくて立ち上がることができず、着替えをするにも一苦労です。私の経験では、電灯のない寝台で着替えたところ、気がつけば服が前後ろだったことがあります。また、座高の高い人にとっては、座ることさえもできません。
そんな悩みのある人は、1段ベッドの寝台がおススメです。高さが充分あり、立つことも着替えも楽チンです。
・大部屋で1段ベッド
太平洋フェリー「きそ」S寝台、商船三井フェリー「さんふらわあさっぽろ」ドライバーズルームなどはこのタイプです。定員8名以上の大部屋で、1段ベッドの寝台がずらりとあります。向かい側に寝台があるタイプが多いですが、「さんふらわあさっぽろ」ドライバーズルームの端は向かい側が壁になっています。窓もあり、ここに当たればラッキーです。(写真より)
最近のドライバーズルームにはこのタイプが多いですね。
寝台であっても相部屋になるのが嫌だと言う人はいます。でも、1等以上を使うにはとても・・・ という人には次の寝台をおススメします。
・個室タイプの寝台 2〜4名部屋
阪九フェリー「やまと・つくし」、オーシャン東九カジュアルフェリーの一部などはこのタイプです。2段ベッドですが、見た目は1等4名部屋で、阪九フェリーの場合はテレビもついています。基本は相部屋ですが、定員人数と一致していれば、低価格で1等並の部屋を貸しきることができ、大変、お得です。しかも鍵もついているので、セキュリティも安心ですね。(船会社にとっては鍵がないところもあります)
リベラ「ニューれいんぼうべる・らぶ」は1段ベッドで定員4名でとても快適です。
ただし、このようなタイプは相部屋になると、大変、相部屋感覚が強く、気の合う人ならいいですが、そうでなければあまり快適とは言えません。
つづく・・・
2006年09月15日
お部屋紹介 寝台 その2
・大部屋で2段ベッド
このタイプが一番、多く、古い船の寝台はほとんどこのタイプです。1部屋につき8名以上も入り、あちこちに2段ベッドがあります。向かい側は壁ではなく寝台で、とても相部屋感覚が強く、人の密集度が高いため、他人と過ごすのが嫌な人、空気に敏感な人にはあまりおススメできません。でも、2等よりは快適に過ごせるはずです。
・中小部屋で2段ベッド
商船三井、BHL西日本などがこのタイプで、1部屋につき2〜8名程度です。向かい側が壁であり相部屋感覚にはなりにくいですが、逆に圧迫感を感じるかもしれません。
家族なら4名部屋があると嬉しいでしょう。4名の寝台なら、窓やテーブル、絨毯敷き、テレビなどがなくても、少しでも自分だけの空間が持てます。しかし、このようなタイプの寝台にはドアがなくカーテンで仕切られるため、おしゃべりをするなど音を出すことができません。
2段ベッドについてですが・・・
寝具は毛布とシーツ、枕が用意されていて、自分でベッドメイクをするのですが、上段の場合はとてもやり辛くて面倒です。また、上段は上に上がるのもとても面倒であり、大時化なら尚更危険なため嫌われがちですが、上段は下段よりも振動を感じず、下段だと上の人が気になる場合がありますので、私としては上段の方が快適に睡眠ができると思います。
ただし、小さいお子様、お年寄り、足腰が弱い人にとっては、上段は危険ですので、予約時点で下段にしてもらうようにしましょう。もし不運にも上段に当たってしまった場合は、遠慮なく従業員に相談した方がよろしいかと思います。
そんな2段ベッドですが、お子様、お年寄りでも上段が使える寝台があります。
・セパレート式2段ベッド
太平洋フェリー「きそ」B寝台、名門大洋フェリー「フェリーきょうと2・ふくおか2」がこのタイプです。(写真より)
どちらかと言えば大部屋タイプですが、上段と下段では互い違い入る場所が違って、向かい側の人には目が合うのは仕方ないですが、上もしくは下の人とは目が合いません。また端っこの場合は向かい側が壁、真ん中は寝台で、1人で利用は端、2人で利用は真ん中が良いでしょう。
このタイプの寝台の上段は下段がいないため、梯子ではなく階段にすることができます。これにより、お子様でも、お年寄りでも、安心して上段に上がることが可能です。
つづく・・・
写真はセパレート式2段ベッド(「フェリーきょうと2」より)
2006年09月14日
お部屋紹介 寝台 その1
寝台は2等寝台と呼ばれるところが多いですが、大部屋の2等とはまったく違い、他人の隣で寝ることがなく、ベッドで寝ることができます。もちろん、2等とは違って場所を奪われることがないし、自分だけのスペースを確保することができます。
できるだけ安く済ませたいが、2等だと不安、他人と一緒になりたくない人には寝台がおススメです。特に1人で利用する人にはいいでしょう。個室だと貸切料金がかかってしまうので、個室と寝台ではかなり料金が違いますのでこちらの方がお得感があります。(ただし、船会社によってはシングル個室、貸切料金不要、相部屋承諾もあります)
デメリットとしては、家族やカップルの場合、そばで寝たいのに別々になってしまうこと、場合によっては乳幼児まで寝台料金を取られること、2段ベッドの場合、小さいお子様や年配の人は上段が使えにくいこと、大時化の場合、危険であることなどいろいろとあります。これらについて不安であるなら、2等の方が安心かもしれません。
また、寝台は基本的には相部屋ですので、部屋の鍵は当然、ついていません。(一部を除く)
音は当然、漏れるし、イビキや話し声などは2等と同じように聞こえてしまいます。荷物の置き場も少なく、大荷物の場合はロッカーに入れておくか、仕方なくベッドの横に置いて寝るしかありません。
寝台は安いですから、個室よりもデメリットが多いのは仕方がないでしょう。
寝台は2段ベッドで大部屋に複数あるのが一般的ですが、最近の船はできるだけデメリットをなくそうと、いろんなタイプの寝台がでてきました。私は相部屋、荷物などの理由であまり寝台を利用しませんが、これなら使える!と思うような寝台もいくつかあります。
次回はそのいろんな寝台について書きます。
写真はごく一般的な寝台(「いしかり」より)
2006年09月13日
お部屋紹介 2等 続き
1つ重要なことを書き忘れたので、書いておきます。
2等は大部屋の中に人がたくさん入ります。ガラガラなら人と人との間隔が広くて過ごしやすいですが、混雑をしていると人と人との間隔が狭くなり、酷い場合は隣の人とくっつくこともあります。(船によります)
もし隣の知らない人の近くで過ごさなければいけないなら、女性の場合は男性の隣は嫌だろうし、酒嫌いな人は酒臭い人の隣は嫌、静かにしたい人は騒がしい人の隣になるのは嫌でしょう。そういう人は個室に行けば解決になるでしょうが、それでも2等を使う人もいますし、個室が埋まって仕方なく2等を使う人もいます。そして、2等で不快な思いをし、船を嫌うこともあるかと思います。
私としてはこういうことにならないように、客層別にできるだけわけて欲しいと思います。
大半のフェリー会社では女性専用や女性・カップル・家族専用(もう1つの部屋は男性専用部屋?)に分けるところもありますが、もっと細かくわけて欲しいです。
もっと細かくとは・・・「子供連れの家族だけの部屋」を設置して欲しいことです。
以前、私が話したように、2等に子供連れがいて、暴れたり騒いだりされて非常に迷惑な思いをしたことがあります。逆に家族にとってはできるだけ遊ばせたいし、周りの人にも迷惑をかけたくない気持ちがあるでしょう。すべてが子連れであるなら、子供同士で遊ぶことも可能だし、赤ちゃん連れでも2等部屋で泣いてもオムツ換えしても文句を言われる率が非常に低くなります。なんせお互い様ですから。
こういう部屋を用意してくれるフェリーであれば、私がもし子供を連れてフェリーに乗るなら、是非、2等を使ってみたいです。
女性としての意見ですが・・・
2等は女性専用部屋、もしくは女性を奥に固めておく必要があります。
私はあまり2等を使わないので経験がありませんが、知らない男性の隣に寝るのは想像しているだけでも非常に嫌です。できるだけわけるようにお願いいたします。
注:混雑時はどうしてもわけられない場合があります。男女混在をどうしても避けたい場合は時期をずらすなり、早めに個室を予約することをおススメします。
写真は間隔が広く、しかもロッカー付きの2等(「やまと」より)
2006年09月12日
まともや季節外れだが・・・
フェリーは年末年始になると収入源のトラック等がほとんどお休みとなり、運休になる場合があります。そのためフェリーが空くため、近海仕様のフェリーがクルーズ客船となって島へと行ったり、初日の出クルーズを行ったりと様々なイベントが行われます。
今年はすでに「いしかり」が小笠原父島、「きたかみ」が石垣島に行くことが決定し、昨年は「いしかり」が小笠原、「きそ」が鹿児島と瀬戸内海クルーズ、「しゃとるよこすか」が大分と伊豆諸島クルーズ、「きたかみ」「さんふらわあさっぽろ」が初日の出クルーズを行いました。(「きたかみ」はエンジントラブルのため中止)
さて、今年は他のフェリーで何があるのでしょうか? そろそろ、続々とそいうった話が出てくると思います。
そこで、1つ、私が思いついた気軽にできるお正月のクルーズを紹介します。
それは・・・定期便での「フェリーはちのへ」です。
「フェリーはちのへ」は苫小牧〜八戸を運航し、苫小牧を0時に出港します。八戸に入港する時間は9時半、よって天気が良ければ船から初日の出が見れてしまうのです。しかも年越は丁度、出港時。カウントダウンと共に出港なんて面白いというか素敵ですね。(ただし遅れなければ、ですが)
昨年の場合、正月に運航をしていたので、たぶん今年も運航すると思います。
私がもし旅行会社であれば、「フェリーはちのへ」でカウントダウン出港と初日の出クルーズを楽しみ、下船後は八戸のどこかで初詣をして「べが」で帰る、というツアーをやってみたいです。船ヲタとは限らず、普通の人でも楽しめるでしょう。
できればですが、出港時、船内レストランで年越そばがあったらなんて思います。(普段は出港時、レストラン閉鎖)
定期船で初日の出クルーズなんていかがでしょう? 北海道の人ならいいですが、北海道まで行く費用がかかりますね・・・
カウントダウン出港はありませんが、他に東海汽船の「かめりあ丸」「さるびあ丸」や東京湾フェリーでも初日の出クルーズができます。西日本側ではどうでしょうか?
さて、今年の年末年始はどうしようかな?早すぎ?
写真は昨年の小笠原クルーズにて、年越の瞬間
2006年09月11日
季節外れの話だが・・・スタッドレスタイヤ
それはスタッドレスタイヤのレンタルです。
北海道航路の冬は車の乗船率が低く、旅客の数も夏に比べればかなり少ないです。北海道航路はほとんどがマイカーのために利用する人であって、徒歩客の比率は非常に少なくて、車で稼いでいるようなものです。
これの対策として、冬のみ乗用車とドライバーの2等を30%割引、同乗者とドライバーの等級差額分を10%割引にしてみてはと、私は思いました。
以前、太平洋フェリーでは冬、北海道行き限定として、自動車ナンバーの下1桁が当選番号と一致していればワンランク等級UPができるというサービスもありました。しかし、このようなサービスがあったとしても、私たちは車で北海道へ行こうとは思いませんでした。
なぜ私たちは冬になると北海道へマイカーを運ばないのか? その理由は冬タイヤ、つまりスタッドレスタイヤがないことです。北海道の冬は必ずと言っていいほど雪が積もっていて、チェーンだけでも無理なぐらいとても滑りやすい状況になっています。ノーマルタイヤの車では無理なのです。スタッドレスタイヤは高く、いくら買えたとしても、2DKのアパートではタイヤを置くスペースなんてありません。広い家でないと無理でしょう。
都会住まいの人にとっては、スタッドレスタイヤを持っている人なんて少ないです。
では、こういう人たちでもマイカーを運ばせるようにするにはどうすればいいか? たかぷーさんの意見のように船会社がスタッドレスタイヤのレンタルを行えばいいでしょう。
フェリーターミナルまではノーマルタイヤで行き、ターミナルにてタイヤを切り替えて、ノーマルタイヤをターミナルに預けてもらうということです。もちろん、往復共に同じ航路を利用します。(そうでなければタイヤが入れ替えられないですよね)
しかし、このようなサービスは、雪が少ない博多、名古屋、大洗、仙台ぐらいしかできないでしょう。日本海側、北東北のフェリーターミナルは、ターミナルまで行くのにもスタッドレスタイヤが必須ですね。
写真は雪が積もっているデッキ(「きそ」処女航海より)