2006年09月
2006年09月10日
観光向けのフェリーへ その6
・ミニツアー
「ニューれいんぼうべる・らぶ」の航路は北は北海道室蘭、南は九州博多までと、日本海側をほぼ日本を縦断します。1つのフェリーで日本縦断ができるのはこの「ニューれいんぼうべる・らぶ」しかありません。
これを売りに簡単なツアーを作ってみるのもいいでしょう。寄港地の停泊時間を4時間以上と多めに取り、途中下車して今回の試乗のようにミニツアーを作ってみれば、オマケとしての観光ができます。普通に交通手段として利用する人や流通関連の人には申し訳ないかもしれませんが、観光向けを優先に考えるならそこまでしてもいいと思います。
・ガイド
明るい時間帯はできるだけ陸沿いと通り、山や岬などポイントになるところを船内放送でバスガイドみたいに紹介をすると観光の雰囲気を漂わせます。観光スポットだけではなく、イルカ、クジラなどの特定の生物を発見したときも放送を入れておくと、お客さんが慌ててデッキに出て、生物を探そうとします。これもサービスの1つですね。
・姉妹船とのすれ違い
明るい時間に姉妹船がすれ違うなら、太平洋フェリーのように放送で知らせ、間近ですれ違うイベントも是非、やるべきイベントです。これが楽しみで太平洋フェリーの名古屋〜仙台を利用する人がいるほどですから、効果は抜群でしょう。
・ブリッジ見学
そして、ブリッジ見学。以前、太平洋フェリーでもやっていましたが、テロを警戒してかやらなくなりました。普通の定期船ではイベントでない限り、なかなかやってくれないサービスですので、是非、定期航路として、どんな等級のお客さんでも、このサービスはやってもいいと思います。元々定員数の少ない船ですから、試乗と同じように3回にわけて実施すれば良いし、テロが心配なら荷物検査をしてから入れてもいいでしょう。
普通の人なら機械的なことを知らないけど、これを見せることにより興味を出す可能性もありますし、機械だけとは限らず運転している側からの眺めを楽しむのもいいと思います。一般の人にも是非、見せたいです。
最後に・・・
いろいろと述べてしまいましたが、これはあくまでも私の理想の観光向けのフェリーであって、他の人の考えはまったく違うかもしれません。これが本当に観光向けになるのか?と疑問に思うこともあるでしょう。
ただ、この「ニューれいんぼうべる・らぶ」の魅力は日本縦断ができること、定員数が少ないことだと思いますので、この2つをうまく利用してやっていけば、ライバル会社に勝てるのはもちろん、とても面白い船になると私は期待をしています。
是非、観光向けのフェリーに向けて頑張ってください! 応援しています。
END
写真は船から見た地蔵崎(境港入港前)
2006年09月09日
観光向けのフェリーへ その5
「ニューれいんぼうべる・らぶ」は日本海側を運航します。日本海側は夏は穏やかですが、冬はシベリアからの低気圧により大変、荒れやすくなっています。そのため、普通の人は冬の日本海を避けてしまうので、乗船者が非常に少ないです。
では、どのようにして冬の日本海側でも安心して乗船できるようにすべきなのか? また乗船者を増やすにはどうしたらいいのか?
まず、船酔い対策として、時化が予想される日に限り、乗船者全員に酔い止め薬を日数分、サービスをしたらどうでしょうか? 酔い止め薬を飲むだけでも精神的に安定するので、かなり船酔い防止に効果があります。また、普段、乗り物に酔わない人でも大時化の船には酔う人も結構、多いので、大時化が予想される場合は必ず酔い止め薬を飲んだ方がいいでしょう。このような人は酔い止め薬とは縁がないため、持ち歩くことはないです。
ちなみに酔い止め薬で一番効果があると言われているのが、S×2製薬のアネ○ンニスキャップです。中学のときに乗り物酔いに心配な人が全員飲んだら、なんと車酔いになった人が誰1人いませんでした。すごい効き目です。
北海道航路、すべてに対することですが、冬の時期はスタッドレスタイヤがないと北海道でのマイカーは大変危険なため、冬の自家用車の乗船率が少ないです。もっと乗せるためにも、冬限定で車+ドライバー2等のみ30%割引してはどうでしょうか? (同乗者、等級差額は10%割引)
日本海側なんかなおさら自家用車が必要。トラックやシャーシが多いならいいですが、少しでも自家用車で重さを与えれば、ほんのわずかかもしれませんが揺れを抑えることができます。空っぽな状態で大時化は激しく揺れますよ。
冬の日本海を利用したプランはどうでしょうか? 例えば、冬の大時化実体験ツアー、そんなもん誰も参加しないか・・・笑
さらにつづく・・・たぶん次で最終回です。
写真は冬の日本海、特急「はくたか」より
2006年09月08日
観光向けのフェリーへ その4
「ニューれいんぼうべる・らぶ」の売店は案内所の中にあります。というか、まったく同じ場所です。私が初めて見たとき、売店に気づきませんでした。売店だとわかるようにするためには、案内所と売店を別々にした方がわかりやすいかもしれません。
スペース的な問題を考えて、改善するなら2通り。1つはエントランスのソファー部分または喫煙ルームを潰して売店にすること、もう1つはオーシャン東九のように案内所の半分を売店にすること(写真参照)。案内所+売店という扱いなら、後者の方がいいと思いますが、売店を広くしたいなら前者の方がいいです。私としてはどちらかといえば後者かな?
どちらも費用がかかることであり、案内所と一緒であっても売店がちゃんとあって物が揃っていれば困りませんので、現状のままでも問題はないかと思います。
重要なのは場所よりも物です。
5.接客
1人1人サービスをしていくには一番のポイントです。1人1人の名前を覚える必要はありません。どんな客に対しても、常に大事にしていくことがとても重要かと思います。
例えば、大きな荷物を持っている人を見かけたら等級問わず部屋まで運んだり、子供を見かけたら遊び相手になったり、レストランでお茶酌みのサービスを行ったりといろいろとあります。お客さんのくだらない話にも付き合うのも大事でしょう。
また、堅苦しいのではなく、カジュアルな感じがいいかもしれませんね。フェリーは豪華客船ではないし、逆に親しみのあるような雰囲気の方が私は好きです。(これについては人それぞれですが)
今回の試乗では女性従業員がいましたが、普段では男性しかいません。男性より女性の方が暖かみがあってとても丁寧な印象があり、女性客としても、男性ばかりよりも女性従業員がいてくれた方が何かと安心できます。もし性的なことで不安があった場合は、男性従業員には言えませんよね。お風呂があったり、泊まったりしますから、客船に女性従業員はとても重要だと思います。
つづく・・・
写真は「おーしゃんいーすと」の案内所と売店
2006年09月07日
観光向けのフェリーへ その3
現在でも充分ですが、エントランスやレストラン、展望室に、季節を感じさせる飾りがあると、どんな時期でも、楽しみが増えて乗ってみたくなります。細かいところですが、女性(特に高齢者)の人にはウケが良いと思います。
風呂は温泉まではさすがに無理ですが、ハーブを入れた袋を浴槽に入れておくのもいいかもしれません。疲れた体をハーブの匂いで癒してくれるでしょう。このサービスはどこかありそうな気がしますが、私が見た限り、どの船もやっていませんでした。
どれもお金をかけなくてもできることなので、是非、やってみて欲しいです。
3、食事
食事として、一番、無駄なく、とても好評なのが「さんふらわあみと・つくば」の3食セット。食事を選ぶことはできませんが、安くて、ボリュームがあって大変、お得なセットです。いろんな食べ物を用意しなくても良いせいか、その分、無駄がないため、安くできるのかもしれません。また、この船は「ニューれいんぼうべる・らぶ」と同様に、自動販売機による食事の販売が豊富なため、この3食セットを利用しなくても食事には困りません。
今回のモニター乗船で出た食事は大変、豪華で、北海道や北陸などの名産物を取り入れた内容でした。いろんな定食を用意するのもいいですが、観光向けのフェリーとして考えるのであれば、「さんふらわあみと・つくば」のように固定してもいいのではないかと思います。立派なホテルや旅館では、ほとんど食事を選ぶことができませんが、豪華で満足できますよね。これと同じです。
では、全員にその食事を与えるか? いや、それでは安く済ませたい人にとっては豪華な食事は余計だと思うでしょう。たとえ普段の料金のままで食事込みでは当然、赤字です。なので、「さんふらわあみと・つくば」のように、料金は別ではあるが、質に対して安い料金(夕食の場合、1500円でどうかな?)で提供したらどうかと思います。新日本海のグリルに近いかな? もちろん、無駄に作らないように乗船時に事前購入をします。
それでも食事はいらない人には、自動販売機や持込(カップ麺)でいいでしょうが、レストランは大変、狭く、豪華な食事の方を利用する人にとっては邪魔に感じるかもしれませんので(私にとっては邪魔ではないけど)、利用時間の制限はあった方がいいかもしれません。つまり、レストランとしての営業時間とそうでない時間をかぶらせないことです。
食事としてのもう1つの案ですが、船員の誰か1人、演技のできる人(演奏とか)がいれば、食事の際に演技をしてくれるとよりムードが高められると思います。これが不可能であれば、クラシックなどのBGMを流すといいでしょう。何もないレストランは寂しく感じます。
つづく・・・
写真はレストラン
2006年09月06日
観光向けのフェリーへ その2
混雑時はどうしても相部屋になりますが、中途半端なときはどうやって解消すればよろしいでしょうか?乗船人数が例え個室タイプの定員数に満たしていても、1人や2人客を今のドライバーズルームに入れて、なるべく相部屋にさせないようにするしかないでしょう。
これではドライバーズルームと個室タイプでは同じ2等寝台なのに格差がありすぎると文句がでます。では、どのようにしてドライバーズルームを個室タイプの2等寝台に近づけるか?
テレビに関しては「きそ」のS寝台のように各寝台に小さな液晶テレビをつければいいでしょう。1人1人にロッカーも用意されていて、もちろんベッドメイクも備品も用意されています。お茶と菓子に関しては菓子は置けるけど、お茶は難しいですね。鍵は大部屋のため難しいでしょう。それとも、太平洋フェリーの女性専用部屋のように、大部屋でも鍵を持たせましょうか?(意味ない・・・)
これだけでも充分、2等寝台としてはかなり質の良い寝台になりますね。相部屋嫌いな私でもこれなら満足です。
2、パブリックスペース
「ニューれいんぼうべる・らぶ」のパブリックスペースは定員数の割には充分なスペースです。特に船首にある展望室は椅子がとても多く、眺めも良く、大変、過ごしやすい場所だと思います。
小さなスペースですが、エントランスにあるソファーもとても過ごしやすいです。
レストランは混雑時ならかなり埋まってしまいますが、スペースはそこそこ広く、明るくて快適です。自動販売機は豊富で、遅い時間帯に乗船しても冷凍食品の自動販売機があるためこれで軽く夜食が済まされます。これも特に問題はないでしょう。
今回だけでしょうが、コーヒーが常に用意されていました。お茶も水もいつでも飲めるし、これは大変、良いサービスだと思います。もちろん24時間出入り自由です。
欲を言えば、トラックドライバー用の食堂を別に用意した方がいいかもしれません。
ドライバーの食堂はかなりうるさいですよね・・・
問題はトイレと風呂。普段は男性ばかりでしょうが、観光向けのフェリーとなると男性よりも女性の方が多くなる場合があります。(トラックドライバー以外)
当船の女子風呂は浴場は広くても脱衣所が狭く、洗面所も1つしかありません。これを改善しろと言われても大変、難しく、金銭的にもかなりかかりますので、無理にしなくてもいいと思います。
トイレは個室タイプの客室付近に3つ、レストラン付近に1つしかありません。数はいいのですが、問題はドライバーズルーム側にないこと。ここも客室にしてしまうと、この部屋を利用する女性にとっては大変、遠くて不便かと思います。できればそこにも女子トイレを設置して欲しいのですが、スペースなどの問題でこちらも難しいですね。
(「べる・らぶ」のトイレはかなりきれいで快適ですよ!今まで見てきたトイレで一番、清潔かな?)
この船は元は客よりもトラック向けの船のため、どうしても女性ようりも男性優遇な感じになってしまいます。最近できたばかりの「きそ」でさえ、お風呂は男性よりも女性の方がかなり狭いです。普段だと女性客が非常に少なく時間帯によっては貸切状態になりますが、繁忙期は洗い場やロッカー、洗面所がすべて埋まったり、とても窮屈になります。
クルーズ目当ての女性客は大変、多いですから、これからの新造船にはできれば女子風呂も広くして欲しいと思います。(クルーズ、観光向けのフェリーでなければ狭くてもいいです)
続く・・・
写真は女子風呂
2006年09月05日
観光向けのフェリーへ
この航路は貨物に強く、貨物優先の川崎近海汽船と少しでも負担を減らしたがるリベラ、ということで、このような結果になったようです。リベラ・・・この会社は元々貨物を重視している会社ではないようで、どちらかといえば船舶のサービス会社で旅客重視としています。
今回の「ニューれいんぼうべる・らぶ」の試乗会は航路、貨物だけではなく、いかに観光向けのフェリーに近づけるか?というのも目的でした。
金沢、境港は共に観光地であり、この2つに行くには陸地だと遠回りになり、交通費も時間もかかります。でも、フェリーであれば、時間がかかるけど、寝ている間に到着することができます。この企画にあったツアーのように、大阪から金沢へ移動して観光をし、フェリーで渡って境港でまた観光するプランも可能なわけです。
どのようにすればより客が呼べるのか、少し考えてみました。
当船は2等寝台と特等2部屋しかなく、定員数はたったの154名です。同じ日本海航路の船では507〜976名と大変、多く、この2社では定員数がかなり違います。設備面の豊富さは定員数の多い他社の方が勝りますが、定員数が少ないことによって共有スペース等に余裕が持てるため、当船を選ぶという人もいます。客がたくさん乗ればそりゃ儲かるでしょうが、逆に客を少なくし、『客1人1人へのサービス』を良くした方が、客として気持ちがいいし、リピータも増えると思います。
まずはリピータを増やすことが重要です。
旭山動物園は昔、寂れた動物園でした。でも、現実的に無理だと思うアイデアを次々と出し、徐々に実現させ、とてもユニークな動物園と作り上げていきました。リピータが増え、そのリピータが他人を誘い、その他人もリピータになる、この繰り返しにより、旭山動物園は全国的に有名になりました。
では、どうやってサービスをしてリピータを増やすか?
旭山動物園のアイデアみたいに無理かどうかはわかりませんが、『客1人1人へのサービス』のアイデアを出してみることにします。
1.同じ等級でも5ランク上
当船はほとんどが2等寝台です。現状では個室タイプですが、混雑時は相部屋になります。まあ、2等寝台だから相部屋は仕方がないことだと思ってください。
ワンランク上とは設備などのことです。普通の2等寝台とは2段ベッドだったり、1部屋に大人数だったり、ベッドメイクはセルフ、備品はなし等、個室に比べればかなり不便です。
当船のベッドは1段ベッドで幅も広くて比較的寝心地のいいベッドです。今回のようなイベントではベッドメイクがきちんとされていましたが、普段はセルフ、備品もないようです。この時点で他社よりワンランク上の2等寝台ですが、もっと上を行きましょう!
面倒かもしれませんが、今回のように2等寝台でもベッドメイクをすること、歯ブラシなどの備品を用意すること、オリジナルタオル、バスタオル、浴衣、スリッパも用意すること。これで2ランク上になりました。
更に上を行くとして、ドアに鍵があるなら、定員分の鍵を用意すること。盗難防止のため、ロッカー付きの鍵をつけること。これで3ランク上です。
更に更に、壁掛けの液晶テレビをつけること。これで4ランク上ですね。もっと上を行くなら、細かいことで単純だけど、観光ホテルのようにお茶と菓子を置いておくこと。これにより観光としての雰囲気を高めることができます。
定員数が少ないので大きな手間をかけませんし、同じ2等寝台でも質を高めるだけで、普段、個室を使うような客でも納得がいくと思います。(まるで1等になってしまったなぁ〜。笑)
ちなみに私が見た2等寝台で一番質の良かった阪九フェリー「やまと・つくし」は3ランク上だと思います。
明日、続く・・・
写真は当船の2等寝台。質は良いです。
2006年09月04日
金沢〜境港 まるで関西汽船の松山?
真夜中に近いため、太鼓など騒がしい歓迎がなく、船内で静かに行われたようです。そのとき、外ではコマツのショベルカーがたくさん乗船され、それが面白くてずっとデッキに出て観察していたら、いつの間にか歓迎会やパネル贈呈などのイベントが終わってしまいました。
金沢からツアー客などたくさんの人が入ってきました。そのツアー、募集期間がわりと短くて本当に集まるのかと疑問に思いましたが、ものすごい人で、まるで関西汽船の松山港到着時のように、レストランではビールを飲んでいる人や自動販売機で売っている軽食を食べる人などたくさんいました。大阪出発のツアーなので、関西汽船と似たような感じになってしまうのかな?
客層はクルージング好きも中にはいるでしょうが、ほとんどの人が船旅初心者のようでした。20代の若い女性のグループもいます。女性客が多くて、朝のトイレではすべて埋まって待たされるほどでした。(当船の女子トイレは全部で4つしかないけどね)
朝食はこれまたすごい! 私が大好きなホタルイカの沖漬けや、うにくらげなど、ビン積めで売っているようなものばかり。朝から酒のつまみばかり出されて、つい自販機のビールを買ってしまう人もいるのではないかと思います。(見た限りではいなかったなぁー) 私は朝食だといつもパンを選んでしまいますが、このようなおかずなら和食でも大満足です。
朝食後、ブリッジ見学がありました。私は船に何回も乗っていますが、ブリッジ見学をしたことが一度もなく、今回が初めてでした。
ブリッジは機会がものすごくあるのかと想像をしていましたが、思ったより少ないように感じました。私が興味深かったのが後ろにあった地図。大きな三角定規が2つあり、この地図を見ながら現在地を確認しています。普段の航路ではないため、線が元々なく、いつもより大変でしょうね。
ブリッジ見学が終わった後、もうすぐ境港に到着です。到着前、ほとんどの客は左舷側に注目していましたが、右舷側の景色がものすごくきれいでした。まるでどこかの島に来ているような感じがしますので、もしこの航路が実現されたなら、そちらにも注目すべきだと思います。
到着すると太鼓による歓迎があり、鬼太郎まで来ていました。そう、境港はゲゲゲの鬼太郎の町ですね。時間があれば水木しげる記念館や鬼太郎ロードなど楽しみたかったのですが、さすがに東京まで距離がありますので、対岸で「ニューれいんぼうらぶ」を撮影してからすぐに帰路へと向かいました。
この試験運航は航路や貨物だけでなく、旅客としてこの航路をいかに楽しむのか、観光目的としてどう使うのかも目的だったようです。このことについて明日、いろいろと述べたいと思います。
写真は金沢港にて、コマツのショベルカー
2006年09月03日
やっと到着・・・
「ニューれいんぼうらぶ」の旅はとても楽しかったです。
昨日は少し乗船日記を書きましたが、明日は更に詳しく乗船日記を書きたいと思いますので楽しみに待っててください。
私も相当、疲れていますので、今日はこの辺で・・・
さすがに境港から東京までは遠いです・・・先週は東京−大阪を行き帰り共に青春18きっぷの各駅停車の旅で疲れたし、今度の「きたかみ」の旅ではおとなしく新幹線を使います・・・その方がいい。笑
写真は、日本海航路ならではの夕陽
2006年09月02日
ニューれいんぼうらぶ in金沢
北上ルートはたっぷり時間があって観光もできるのですが、南下ルートは停泊時間が短いため、降りることができません。たとえ降りられても、ターミナル探索しかできないですね。
朝7時に自宅を出発し、途中で同行者を乗せて12時半ぐらいに直江津に到着しました。丁度、「ニューれいんぼうらぶ」が直江津港に到着するところで、たくさん撮影。佐渡汽船の「こさど丸」も来て、ついでに撮影。昼間の直江津港に長距離フェリーが停泊することが滅多にないため、地元の人が数名、撮影に来ていました。
そのあと、直江津のミニツアーに参加。上杉謙信関連が多くて、戦国ヲタの旦那にとっては満足行ける内容でした。私はそういう分野にまったく詳しくないけど、とても楽しかったです。
15時50分に出港。部屋は船首部分の2等寝台。フル区間使用者がたったの3人、直江津から乗船が10人ほどで、船内は思ったよりとても少ないです。でも、フル区間の人たちがすべて相部屋になるぐらい部屋がたくさん空いているので、金沢からの乗船が多いかもしれません。ひょっとして、あのツアーでかなり人が集まったのかな?(この文章を書いたのは運航時です。投稿された時点では人数がわかるはずですが)
海の状況は、能登半島の先っちょあたりは揺れたものの、これを通り過ぎれば瀬戸内海航路よりちょっと揺れているぐらいでとても快適です。
サービスはいつもの定期航路と違い、従業員は男性ばかりのはずがなんと女性もいます。(「へすていあ」のねえちゃん?)
お部屋に入ると、ベッドメイクがきちんとされていて、普段にはないタオル、浴衣、使い捨てスリッパなど、他のフェリーにもないものまで用意されていました。これには感激! しかも、タオルは船の絵が描かれていて、「NEW RAINBOW LOVE」と書かれています。北上ルートを利用している人のサイトでは「NEW RAINBOW BELL」と書かれており、なんと2種類もあります! こりゃ、船ヲタにとっては貴重なタオルですね。
料理はこれまたすごい!! 普段の料理ではなく、刺身、焼き魚、カニの天ぷら、茶碗蒸しなどまるで旅館料理。量が多かったので食べ切れませんが、とてもおいしくて満足の行く料理でした。
つづきは明日・・・
2006年09月01日
まだ終わってないけど
とりあえずやるべきことはやって、あとは何とかごまかせば大丈夫かと思います。
実は、昨日、1時半に帰りました。
12時ぐらいに旦那が来て、少し教えてもらって、このあと、何とかなりそうなので帰ったのです。おかげで明日、行けることになりました。
これで一安心。あとは帰ってからの仕事だよな・・・
今日からリベラ(東日本フェリー)の「ニューれいんぼうべる」「ニューれいんぼうらぶ」の試験運航が開始されます。
「ニューれいんぼうべる」は博多→境港→金沢→直江津→室蘭の北上ルート、「ニューれいんぼうらぶ」が逆の南下ルート。
私が乗船する方は「ニューれいんぼうらぶ」南下ルートです。休暇が取れないため、直江津からスタートし、境港より帰ることにします。行きはいいのですが、帰りは境港から東京まで長丁場、運転する旦那の体力が持つかどうかとても不安です。まあ、いつも長距離を走っているから大丈夫でしょうが。
イベントもあるようで、直江津ではミニツアーがあり、金沢では記念パネル*贈呈、境港でも記念パネル贈呈があり、太鼓の歓迎などいろいろとあります。食事は料金に含まれ、普段とは違う食事が出されるかもしれません。とても楽しみです。
そういえば、9月2日は結婚記念日です。1周年になります。「ニューれいんぼう【らぶ】」で素敵な船旅ができればと思います。
記念パネル:寄港すると記念にもらえるもの。太平洋フェリー「いしかり」には名古屋、石垣島、小笠原など、記念パネルが飾られている。(写真より)