2006年08月
2006年08月04日
客層別に考える
その船は2等寝台が上の階と下の階に位置し、下の階には人がかなり多くいましたが、上の階にはまったく人がいない状態でした。
寝台がどんな感じなのか上の階で探索したところ、誰もいないかと思ったのに、1組の親子が添い寝しているところをついつい見かけてしまいました。
この親子は元は2等か下の寝台で、うるさくて逃げてしまったのではないかと思いましたが、あるサイトにて、「この船は下の階に全員入れて、上の階は誰も入れずに鍵がしまってあった」と書かれていましたので、たぶん下の階だと寝付けないから従業員にお願いして上に移動させてもらったのではないかと思います。もしそうであれば、ここの船を褒めたいです。
小さなお子様は騒音がとても気になります。私はこの船で下の階の1等部屋を使い、やっぱり2等寝台がちょっとうるさかったです。この環境ではさすがに小さなお子様には大変辛いでしょう。
一方、上の階はとても静かで、大変、環境が良かったです。
人を集中させるのは掃除の手間を省けるためなので仕方ないでしょうが、もし、こういうお客様がいたならば、静かな場所へ移動をさせてあげるべきだと思います。
それより、相部屋を使う皆様には静かにしてもらいたいですね。
さて、これからはしばらくは客層別にどの部屋が向いているのかを考えていくことにします。
あくまでも私の考えであって、人それぞれ違う意見もあるだろうと思いますので、もし何かありましたらコメントをお願いします。ただし、批判はお断りします。
写真は大島にて、いろんな人たちが船に乗ります。
2006年08月03日
北海道航路6 道南自動車フェリー、青函フェリー
道南自動車フェリーは東日本フェリーと同じリベラに所属、青函フェリーは共同運輸と北日本海運の共同運航です。
共に青函ルートしかなく、元貨物ということもあって、設備は2等とトイレ、シャワーしかないぐらいです。特に青函フェリーの「あさかぜ」はトイレが男女共同であり、女性客やお子様には決してふさわしくない船もあります。
しかし、東日本フェリーの青函よりは値段がかなり安く、更にネット上では青函フェリーは10%、道南自動車フェリーは20%のクーポン券があって大変、お得です。また、場合によってはトラックドライバー専用の寝台も使えるみたいなので、2等であっても2等寝台の気分で使えることも可能です。(トラックドライバーはトラックで過ごすこともある)
注意して欲しいことは、函館のターミナルが東日本フェリーと違うこと。タクシーで行く場合は、普通にフェリーターミナルと言うと東日本フェリーの方に行ってしまうので、必ず船会社名も言いましょう。
船紹介を省略しますので、設備等をここで紹介します。
【道南自動車フェリー】
「えさん」
総トン数1998トン、定員78名、トラック42台。
トイレ男女別、風呂、シャワーは男性のみ
「えさん2000」 ←女性にはおススメ
総トン数2367トン、定員78名、トラック51台。
トイレ、風呂、シャワー、すべて男女別
【青函フェリー】
「はやぶさ」
総トン数1777トン、定員80名、トラック43台。
トイレ男女別、シャワーは男性のみ
「はやぶさ3号」 ←女性にはおススメ
総トン数2107トン、定員105名、トラック44台。
トイレ、シャワー、すべて男女別
「あさかぜ」
総トン数1134トン、定員55名、トラック37台。
トイレ男女共同、シャワーなし
「あさかぜ5号」
総トン数1958トン、定員105名、トラック47台。
トイレ男女別、シャワーは男性のみ
台数はトラックしか書いてありませんが、乗用車も乗れます。
6隻共に小さい船のため、ちょっとした波でも揺れると思います。船酔いに不安な人や初めて船旅をする人には、東日本フェリーの「ほるす」「びるご」「ばにあ」のどれかに乗船することをおススメします。
写真は「はやぶさ3号」
2006年08月02日
船紹介 フェリーはちのへ
総トン数5603トン、定員520名、乗用車93台、トラック57台。
特等洋室2名、1等洋室4名、和室4名、2等寝台、2等があります。
個室で定員数に満たさなかった場合、貸切料金75%要。
(東日本フェリーで予約した場合、1等洋室は貸切料金不要、相部屋承諾あり?)
「フェリーはちのへ」は川崎近海汽船と東日本フェリー(リベラ)との共同運航で、船内の従業員はすべて川崎近海汽船の人です。
そのため、サービスや設備など、川崎近海汽船の方に合わせています。(東日本は蝶ネクタイで、川崎近海汽船はネクタイの普通のサラリーマン風)
当船は古く、「シルバークイーン」よりも2時間以上も長いです。早く着きたいなら「シルバークイーン」がいいですが、ゆっくりクルージングを楽しみたいなら当船がいいでしょう。
船内は八戸をイメージしたような感じで、あちこちに八戸らしき絵が飾られています。特にエントランス階段付近にある大きな絵には注目です。
「シルバークイーン」にはレストランがありませんが、こちらはレストランがあります。お風呂は「シルバークイーン」と同じように最上階船尾に位置し、窓が後ろと側面にあってとても快適です。
特等は船首部分にあるため、向かい波のときはかなり揺れます。1等はアウトサイドとインサイドがありますが、予約の時点で部屋を選べるかどうかは不明です。(知っている人がいましたらお願いします)
川崎近海汽船、東日本フェリーに枠がありますので、片方が満室であっても片方が空いている場合がありますので、どちらも空席情報を確認しましょう。乗船後、1等のインサイドになってしまった場合は、アウトサイドがあるかどうか確認した方がいいです。もしかしたら片方の枠でアウトサイドの枠があるかもしれません。
(私が利用したとき、アウトサイドが空いていたのに、インサイドを使っている客がいました)
「シルバークイーン」同様に下りが昼便、上りが夜便で、上りは非常に人気があります。個室は埋まりやすいので、予約はお早めに。
2006年08月01日
船紹介 シルバークイーン
総トン数7005トン、定員600名、乗用車20台、トラック90台。
特等洋室2名、1等和洋室4名、和室4名、2等寝台、2等があります。
個室で定員数に満たさなかった場合、貸切料金75%要。
苫小牧〜八戸航路は全部で4隻あり、うち、一番、航路時間が短いのがこの「シルバークイーン」です。たった7時間で辿り着きます。
東京から札幌まで車で行く場合、一番、所要時間が短いのも「シルバークイーン」です。移動時間を節約したい場合はこの船がいいでしょう。そのためか、苫小牧〜八戸はトラック業界としても大変、人気があります。
合理化船のせいか、設備はこれといったものはありません。レストランではなく「オートレストラン」という名前で、冷凍食品やカップ麺など自動販売機しか置いてありません。しかし、この船は上りの場合、夜遅くに出発し、早朝に着くため、レストランを使用することがほとんどないですね。
設備はそれほどではなくても、素晴らしい設備が1つあります。それは展望風呂です。普通の展望風呂は窓が側面しかありませんが、「シルバークイーン」では最上階の船尾にあり、側面だけでなく後方にも窓があるため、下りの場合は広い大海原を見ながらお風呂を楽しむことができます。
部屋は同じ航路を運航している東日本フェリーよりも豊富で、寝台もあります。こちらの方が女性一人旅には安心できますね。
下りは朝発夕方着でファミリーがとても多く、2等ではお子ちゃまが暴れるまわることがあります。ゆっくり船旅を過ごしたい人なら個室がいいでしょう。個室の使用率が少ないため、2等の様子を見てから等級を変更するのも良いでしょう。
上りは夜発早朝着のため、利用客が大変、多いですが、こちらは夜便が2便もあるので、下りの「べが」ほどではありません。(下りの夜便は1つしかない)
2等を避けたい人は個室を早めに予約をしましょう。埋まりやすいです。
以前は安い新日本海の秋田〜苫小牧東を対抗していたせいか、「Let'sシルバークイーン」という上り20%オフ、下り30%オフ(ネットの場合)がありましたが、油高騰の影響なのかなくなりました。
安定してからでも構いませんので、また復活して欲しいです。
(「シルバークイーン」は私として初めての中距離以上、外洋です)