2006年06月
2006年06月30日
船紹介 べが
べが
現在、苫小牧〜八戸を運航し、所要時間は8時間30分。
総トン数6698トン、定員800名、乗用車20台、トラック96台。
特等洋室2名、1等洋室4名、和室4名、2等があります。
個室で定員数に満たさなかった場合、特等は貸切料金75%要、1等は相部屋承諾貸切料金不要。
設備は「びるご」とほぼ同じ。中距離レベルの設備を持っています。
時間帯からすると、八戸22時発、早朝に苫小牧に着くため、非常に便利な便です。
東北からだけではなく、関東から車でひたすら八戸まで走って、「べが」で1泊という人も少なくはないです。
早く北海道に着きたいならとても効率が良いですが、八戸発の夜便は1つしかなく、この便に集中します。
普段でも混んでいるようで、お盆やGW、年末年始ではすごいことになるみたいです。2等は・・・
時間帯からして寝台が欲しいところですがこの船にはなく、個室にするか雑魚寝にするか2択しかありません。
4人で利用するなら1等を利用した方がいいでしょうが、それ以外はどれにしようか難しいところですね。
特に1人や3人、5人は選択に辛いかと思います。(貸切料金が75%もかかるので)
女性1人の場合はこの便で混雑している2等を無理して乗るのではなく、他の便にして、比較的空いている「べにりあ」にするか、寝台のある「シルバークイーン」「フェリーはちのへ」の方が安心できると思います。
現在、苫小牧〜八戸を運航し、所要時間は8時間30分。
総トン数6698トン、定員800名、乗用車20台、トラック96台。
特等洋室2名、1等洋室4名、和室4名、2等があります。
個室で定員数に満たさなかった場合、特等は貸切料金75%要、1等は相部屋承諾貸切料金不要。
設備は「びるご」とほぼ同じ。中距離レベルの設備を持っています。
時間帯からすると、八戸22時発、早朝に苫小牧に着くため、非常に便利な便です。
東北からだけではなく、関東から車でひたすら八戸まで走って、「べが」で1泊という人も少なくはないです。
早く北海道に着きたいならとても効率が良いですが、八戸発の夜便は1つしかなく、この便に集中します。
普段でも混んでいるようで、お盆やGW、年末年始ではすごいことになるみたいです。2等は・・・
時間帯からして寝台が欲しいところですがこの船にはなく、個室にするか雑魚寝にするか2択しかありません。
4人で利用するなら1等を利用した方がいいでしょうが、それ以外はどれにしようか難しいところですね。
特に1人や3人、5人は選択に辛いかと思います。(貸切料金が75%もかかるので)
女性1人の場合はこの便で混雑している2等を無理して乗るのではなく、他の便にして、比較的空いている「べにりあ」にするか、寝台のある「シルバークイーン」「フェリーはちのへ」の方が安心できると思います。
2006年06月29日
船紹介 びなす
現在、室蘭〜青森を運航し、所要時間は6時間30分〜7時間。
総トン数7198トン、定員800名、乗用車20台、トラック95台。
特等洋室2名、和室2名、1等洋室4名、洋室2名、2等があります。
個室で定員数に満たさなかった場合、特等は貸切料金75%要、1等は相部屋承諾貸切料金不要。
設備は「ほるす」とほぼ一緒です。
以前は青函航路でしたが、青森の工事のため、構造上、「びなす」が室蘭〜青森につきました。(理由は「びるご」にて)
元々、中距離航路仕様なので、この航路としては丁度良い設備であります。
風呂にはちゃんとお湯があります。
マニアックな航路だと思われますが、実は、時間帯からして、札幌方面から青森へ向かう場合は非常に便利です。
上りは深夜発早朝着で眠っている間に着き、下りは昼発夜着で、室蘭から特急を使えば余裕で札幌に着きます。
室蘭のフェリーターミナルから駅が近く、徒歩客としても便利です。
また、下り便は最初は津軽海峡、夕方になると恵山と夕陽と、クルージングとしてはとても最適な航路です。
津軽海峡と太平洋の境目付近は海流によりうねりがあるため、波が穏やかでも大きく揺れる場合があります。
2006年06月28日
船紹介 びいな
現在、函館〜青森を運航し、所要時間は3時間50分。
総トン数2290トン、定員456名、トラック35台。(乗用車も乗れます)
2等のみ。
青函航路の4隻の中では圧倒的に小さいです。
そのため、もっとも揺れやすいので、ちょっとした波でも揺れを感じます。
まだ船に乗りなれていない人にとってはあまりおススメできません。
設備は元々青函航路のため設備が最小限ですが、他社の青函航路の船より部屋が広いです。
レストランはなく、シャワーも男性のみ。
函館→青森の深夜便が時間的に非常に使いやすいですが、女性の人でどうしてもシャワーを使いたい人は前の便をおススメします。
最近では、上野から弘南バス(たぶん4列シート)、渋谷から国際航業バス(3列シート)が青森フェリーターミナルまで行き、そこからはフェリーを使って函館に向かう夜行バスが新設されたようです。
バスや電車、飛行機など、椅子に座って長時間寝ると、寝汗が出たり、髪の毛が乱れたりして大変ですよね。
下りのフェリーは朝発の「びいな」(9:10発)で、女性の人にとってはシャワーを浴びることができなくてとても辛いかと思います。
次の便(12:30発)を待つにしてもかなり開きがあるので、私の願いとしては前の便(7:30発)に合わせて欲しいです。(夜行バスには乗らないけど)
2006年06月27日
船紹介 ばにあ
現在、函館〜青森を運航し、所要時間は3時間50分。
総トン数5193トン、定員520名、乗用車22台、トラック77台。
特等洋室2名、1等洋室4名、2等寝台、2等があります。
個室で定員数に満たさなかった場合、特等は貸切料金75%要、1等は相部屋承諾貸切料金不要。
青函航路のうちもっとも古い船(1984年就航)で、昭和の雰囲気が漂っています。
レトロ好きにはおススメです。
元々中距離航路のため、設備はそこそこありますが、お風呂は男性用1つしかなく、女性用はありませんでした。
しかし、船首にある閉鎖状態であった上等級専用のお風呂を改造し、女性用のきれいなシャワールームが作られました。男性用もあります。
また、女性用の風呂場がないため、個室を1つ潰してベビールームとしています。
青函航路の中で唯一、2等寝台があり、青森発の深夜便としては有効かと思います。
空席情報では2等寝台がある船が「ばにあ」です。
古いので敬遠されがちですが、私としては青函航路のうち、雰囲気からして「ばにあ」が一番大好きです。
初心者にはそれほど向きませんが、タイムスリップしたような感じでいいですよ。
たまにはこんな船旅はいかがですか?
2006年06月26日
船紹介 びるご
「ほるす」同様、現在、函館〜青森を運航し、所要時間は3時間40分。
総トン数6706トン、定員800名、乗用車20台、トラック88台。
特等洋室2名、1等洋室2名、和洋室4名、和室5名、2等があります。
個室で定員数に満たさなかった場合、特等は貸切料金75%要、1等は相部屋承諾貸切料金不要。
以前、青森〜室蘭を運航していましたが、青森フェリーターミナルの工事によりサイドランプ*より車を乗せなければならないため、サイドランプのない「びるご」を青函へ、サイドランプのある「びなす」が青函から青室に交代しました。
「びるご」は「ほるす」より古いですが、こちらも中距離仕様で、約4時間の運航としてはかなり豊富な設備を持っています。
個室の中では、1等和洋室4人部屋は絨毯敷きが広くてくつろぎやすいのでおススメです。
お風呂も男女共にありますが、短い航路ですのでシャワーのみ。
こちらも初心者向けです。
「びるご」も「ほるす」は日によって交互になるため、どちらに当たるかはその前までは何がどの時間なのか確認をしましょう。
どちらにも乗りたければ、重ならないようにうまく組み合わせてください。(2日連続同じ時間に乗ればどちらも乗れる)
サイドランプ・・・横にある車の出入り口。
2006年06月25日
船紹介 ほるす
「ほるす」は現在、函館〜青森を運航し、所要時間は3時間40分。
総トン数7192トン、定員600名、乗用車20台、トラック87台。
特等洋室2名、和室2名、1等洋室2名、4名、2等があります。
個室で定員数に満たさなかった場合、特等は貸切料金75%要、1等は相部屋承諾貸切料金不要。
青函ルートは東日本フェリー4隻、他社(道南自動車、青函フェリー)6隻があります。
東日本より他社の方が運賃が安いですが、定員数の多さ、設備などは東日本フェリーの方が圧倒的に上です。(他社は2等のみ、女性用のシャワーがなく、中には男女共同トイレの船も!?)
「ほるす」は大当たり。
部屋が3等級もあり、一番、大きいし、一番、新しいし、お風呂もしっかりあって、女性用のお風呂もあります。
ただし、お風呂はシャワーのみしか使えません。
以前は中距離航路として運航をしていたため設備がとても豊富であり、青函航路としては非常にもったいないぐらいのスペックを持っています。
津軽海峡は冬以外、それほど荒れないし、フェリー初心者にとってはとてもおススメです。
東日本フェリーのサイトの空席情報を見て、特等、1等、2等のある船が「ほるす」または「びるご」。
日によって入れ替わりますので、どちらに当たるのかはお楽しみです。
2006年06月24日
北海道航路1 東日本フェリー
第1回目は、北海道ならではのフェリー、東日本フェリー(リベラ)です。
航路は、函館〜青森、函館〜大間、室蘭〜青森、室蘭〜直江津〜博多、苫小牧〜八戸、苫小牧〜大洗。
船体はオレンジ色の線があり、かわいいイルカのマーク(写真)が描かれています。
昔は東日本フェリー(本社:北海道)という会社でしたが、昨年、リベラ(本社:広島)が買い取りました。
しかし、名前は「リベラ」ではなく「東日本フェリー」として通用しています。
看板などにはリベラのマークがありますが、その横にでかでかと『東日本フェリー』と書いてあります。
東日本フェリーにリベラのマーク単独で表示されることはありません。
北海道の人にとっては『東日本フェリー』として残していきたいのでしょうね。
これは鉄腕DASHのソーラーカーのサイトです。
http://www.ntv.co.jp/dash/solar/index.html
北海道にクリックしてください。
でかでかと、「大間〜函館へ 東日本フェリー」と書かれています。
(当時はリベラではなく東日本フェリー)
このコーナーではいろんな航路を使っていますが、会社名を書かれているのは東日本フェリーだけでした。
もう会社名だけではなく、そのものの名前になっていますね。
次回は、東日本フェリーのフェリーを紹介します。
2006年06月23日
北海道旅行に船を忘れないで!
北海道は遠いけれど、意外と交通が便利なのです!と紹介。
飛行機ならスカイマークでたったの1万円で行けるので安い!
もう少し経てば、新幹線が北海道まで開通し、なんと3時間半で着いてしまう!
安いのはいいし、確かに早いのも便利。
中途半端な場所だと新幹線はないし、飛行機は値段が上がる一方だし、それに比べれば、北海道はいろんな航空会社が価格戦争をやっているおかげで安いですよね。
遠いくせして安い、早い、なんていい場所なんでしょう。
しかし、この番組では船の紹介なんてありませんでした。
確かに船は時間がかかるし、相部屋以外はスカイマークと比べればちょっと高い・・・決して便利とは言えないですよね。
でも、船も良さがあるのです。
車が運べるのは船だけ!
自由に歩けるのは船だけ!
食べ物がまともなのは船だけ!
子供が楽しんで乗れるのは船だけ!
ほら、たくさんあるでしょ?
船は時間的に便利だとは言えないけど、長所はいっぱいあるのです。
しかし、悪天候で揺れたら悲惨ですが・・・。
私の旦那は北海道出身で、二人でよく北海道へ行っています。
飛行機を使ったのはたったの2回、遊びで北海道東日本パス*を使って電車で行ったのは1回、あとは船です。
仕事上、あまり時間が取れないのですが、それでも船を使う私たちっていったい・・・笑
北海道東日本パス・・・5日間、JR東日本、JR北海道の普通列車と急行はまなす(青森〜函館の夜行列車)に乗れる切符。春休み、夏休み、冬休み限定。
写真は富良野よりラベンダー
2006年06月22日
初心者向き、団塊世代向き
フェリーに乗ると、私の母ぐらいの年齢のおばちゃんやおじちゃんをよく見かけます。
こないだ乗った「ゆうかり」(新日本海フェリー、新潟〜小樽)では、平日なのに人が多く、ほとんどがおばちゃんおじちゃんでした。
仕事を辞めて時間にゆとりができ、ゆっくりと旅をするのがいいのでしょうね。
展望風呂に入るとおばちゃんたちがいて、気軽に私に声をかけてきます。
そして船旅について、いろいろと語り合います。
年齢差がかなりあるのに、なぜか話が合ってしまうんですよね。これが私にとっての船旅の楽しさの1つです。
私はそんな団塊世代たちにこのブログを見せて、より船旅を好きになってくれたらいいな〜なんて感じています。
私が書くブログはあくまでも船旅をまだ知らない人たちや、初心者など、ソフト面を重視に書きたいと思います。
そのため、難しい言葉をあまり使わず、ハード面についてはなるべく触れないようにしますし、もしかしたら間違ったことを書いてしまうかもしれませんので、その点についてはご了承ください。(もしあったら指摘してくださいね)
私がまだ詳しく知らないというのもありますが。笑
船に初めて乗ったのは4年前(遊覧船や東京湾フェリーを除く)
本格的に乗り始めたのは2年前の夏から、まだまだ初心者の身です。笑
写真は「ゆうかり」の展望風呂。ここでおばちゃんとおしゃべりタイム
2006年06月21日
酔いは酔いでも、ほろ酔い
普通、北海道に行くにしても九州に行くにしても、『飛行機!』と決め付けてしまいます。
私も船と出会える前までは『飛行機』が当たり前だと思っていました。
東京からたった1時間半しかかからず、あんだけ距離があるのにすぐに着いてしまうし、乗り物酔いもまったくないし、大変、素晴らしい乗り物です。
しかし、反面、遠くに行ったという感覚がまったくありませんでした。
北海道旅行で初めて実感が湧いたのはこの日。
4年前、私が用事で北海道へ向かうことになったとき、新車を購入したばかりの彼(今は旦那)は車で北海道まで連れて行くと言いました。
私は「えっ?く、く、くるま??」と信じられない様子。
いったいどのくらい時間がかかるのだろうか、どうやって北海道へ渡るのか、不思議で不思議でたまらなかったのです。
「フェリーがあるじゃないか」
私は乗り物に比較的弱いし、昔、船で辛い思いをしたこともあるし、とても不安です。
はっきり言って、船になんか乗りたくありませんでした。
彼は気を使ったのか行きは青森→函館の短いルートにしてくれたのですが、不運にも台風と共に北上し、青森に着いたときは台風が通り過ぎたが、まだうねりが残る状態でした。
車だけ運んで自分だけは電車で向かおうとしたけれど、仕方なく乗船。
乗る前から気持ち悪くなるし、酔い止めの薬を飲む。
が、乗ってみればなんともなく、揺れもまったく感じず、もっと長く乗りたかったほどでした。
乗り物に弱い人にとって、船は怖いです。怖いのが当たり前です。
でも、乗ってしまえば、酔いは酔いでも、ほろ酔い状態です。
飛行機は狭苦しい空間でイライラするけど、船の空間はとても広くて自由に行動ができ、なぜか、もっともっと長く乗りたくなる気分になってしまいます。
不思議ですね。
飛行機なしで北海道へ行って、ようやく「北海道ってこんなに遠いところなんだ」と実感が湧きました。
写真は、私の初船旅となった「ほるす」