aj (cache) 裏社会 暗黒地帯 闇 〜すべての出来事には事情がある〜:2007年06月 - livedoor Blog(ブログ)

2007年06月

2007年06月30日

ついに閉店した超ボッタなパチスロ店〜嘘つきパチスロ漫画家を信じるな

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私の大嫌いな某パチスロ漫画家(スロダコあり…漫画によると)が

[パチスロ サミット! 全台設定6! 激アツ!]

とか言う、どう考えても嘘しかあり得ない胡散臭いイベントをやったり、はたまた

[雑誌取材で打ちました! なんと万枚勝ちでした! 超優良店でーす]

とか、嘘こいてパチスロの裏事情を理解してない読者を騙し、実は[取材の時だけ出るような]裏ロムで[わざわざ出してもらった]りするような、小銭に汚い腐り切ったパチスロ漫画家と共謀して、客から抜き倒しまくった藻WAVE(←WAVEを日本語で言うと…)が、誰にも惜しまれずに閉店した。

店が儲かる4号機を6月30日で撤去しなければならない、通称[みなし機問題]に対応出来なかった為であろう。


とにかくこの店は、黒い噂が絶えない店であった。

この界隈をうろちいている地廻りのヤクザに聞いただけでも


[REG しか当たらない]

[サクラしか当たらない]

[嘘札ばかり]

[ストック飛ばしなんか当たり前]

[打ち子しかいない]

などなど。

聞いているだけで、店に放火したくなるような悪行の限りを尽くした超極悪店である。

まあ、それはいい。
良くないけど。

そんな極悪店なんかにゃ、行かなきゃいいだけからね。

問題なのは、そんな極悪店を、てめーの懐の為にパチスロ漫画に書きやがるバカ漫画家達である。

おまえらに、物書きとしてのプライドってないのかよ?って思う。

嘘ばかり書いて、嫌になりませんか?

小銭の為に魂売って、情けなくなりませんか?

うん。
ならないんだよね? あんたらは。


抽選入場であるはずの店でも、いつもいつも超人気台(←毎回角台)を確保しているし、毎回毎回と、都合良く出しているし(※たまに帳尻を合わせるように少額負ける)…すごい[引きの強さ]だよね?


パチスロで負けたくない人に言う。

こいつらの薦める店なんかに、絶対行ったらダメだから。

こいつらがパチスロ漫画で実名出して実践してる店は、99%極悪店だから。


こんなヤツらが偉そうにパチスロなんか語るなよ。

多重債務者が増えるだけだろ?


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パチスロ 

2007年06月28日

ボッタクリ店の常連ジャー〜二軍選手の哀れな末路



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※枠番

常連ジャー二軍選手

※色番

ドラフト外入団

※選手名

ジャージ男(仮名。年齢25歳)

※戦績

新宿の某マイナーパチ屋の店員から、シンクタンクに転職。

そんな旨い話がある訳ないと思っていたら、案の上親父のコネだった。

パチ屋勤務時代からの槽糠の彼女を捨て、上司が薦めた大手企業の社長令嬢に乗り換えようとしたら、おとなしく引き下がると思われたいた前の女にわき腹を刺されて入院(※残念ながら軽傷)。
どこまでも二流の男だ。


こいつに会ったのは、新宿の某有名ボッタクリ パチ屋の沖スロ…こと、叩いて花が咲いたり、叩いたらパトライトが回ったり…と言った、単純明快なパチスロに夢中になったいた頃である。
とにかくこいつは、人当たりが良く、誰にでも親切で笑顔を絶やさず、ボッタ店に唯一ある高設定を打っている、パチスロの知識がゼロに等しそうな外人や、姉ちゃんや爺さん婆さんに声を掛けまくり

[そんな台打つと負けますよ(笑顔)]

と、嘘を言っては、台を横取りして勝ちまくっていたウジ虫だった。

人当たりが良いヤツに限って詐欺師だったりする、悪い意味での典型的嘘つき男だ。

毎回毎回とこのような違法行為を横行させた為、店員から出禁を言い渡されたのだが、この店からそう遠くない店でも同じような事をしたら、幸運な事に(?)、その婆さんが○○組直参会長の姐だったらしく、若い衆にお灸を据えられた二軍選手であった。

アホだよ。
死ねばいーのに。


しかし、その程度で懲りるほど神経は繊細ではないらしく、ヤツはしぶとく生き残り、あちらこちらの店で、このような行為を横行してはセコセコと小銭をシノいでいた。

そんなある日。

新宿の某ボッタ店で、いつものように

[そんな台打たない方がいいですよ]

と言ったら…その相手と言うのが、この界隈でも有名な土佐犬男の彼女で、その女と言うのが見た目は普通なのだが、スペックは獰猛土佐犬そのものの女で

[てめー。これ設定6なんだよっ! ざけんなコラっ!]

と掴みかかったらしい。
ちなみに、この女は私の友人の[土佐犬男]の彼女である。

[いや…だから…あの…]
[てめーか? おやっさんとこの姐さんに嘘こいて台を横取りしようとしたのは?]

[いや…あの…]

…と、その時。

ジャージ男の彼女が来た。
[うちの彼に何してるんですかぁ?]

と言われたらしい。

頭に来た獰猛[土佐犬の女]は

[えっ? 嘘ぉ〜! 彼女いないっていったじゃーん]
と、とっさに芝居を打ったらしい。

さすが[土佐犬の女]だ。

[俺…知らないよ…このひと]

[知らないのに何でモメているのよっ]

[いや…本当に…知らない]

[今更知らないとかひどくなーい? 彼女いないっていったじゃーん]

[いや…俺…知らない]

[知らない女と何でモメてるのよっ]

[彼女いないって言ったじゃんっ!]


…以下…同じような話の延々ループ。


がはははは!
爽快。爽快。


この話を聞いた時に本当にスッキリしたよ!


その後、このバカ男は彼女に店外へ連れ出されて消えたらしい。

そして二度と、クソにもならないハイエナ行為はやらなくなったらしい。

ざまーみろ。
バカっ。


その後ヤツの人生は、は先に書いた通りにオヤジのコネで入社したシンクタンクで別の女に乗り換えようとしたところを、この彼女だった女の知れるところとなり刺されたのであった(←風の噂)。


コスい事してっからだよ。

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パチスロ 

2007年06月27日

やる気なし

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異常にテンションが上がらない。

秘宝伝(大都)撤去が一番の原因だと思うのだが(←振り向けばパチスロ馬鹿)、今まだある4号機のパチスロ台だって、ぞろぞろと撤去されちゃう訳だから、[一発逆転]が醍醐味だったパチスロが、なくなっちゃう訳だから、そりゃ…もう…大問題だよ。


あまりにも頭が痛くて、例によって近所のサテンに行ったら、マスターが


[大工の源さん、面白かったですよね]


と言ってた。


うん。
本当だよ。

確変引いたら、3連チャン確定だったなんて、今にして思うと夢のような台だったよね。


[僕はモンスターハウスを初めて打ったのがパチンコデビューだったんですけど、22連チャンして…いやぁ…楽しかったです]


確かに。
あの頃の台は出たよね。
しかし22連チャンって…あんた…強いなぁ。


そんなパチンコ台ももうないし、パチスロに至っては、当たらないわ、連チャンはヌルいわ…。


とにかく、今後のパチスロ生活は、今までとは全く異なるものになりそうである。


はぁ…。


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パチスロ 

2007年06月26日

中部ジャワの古都〜ジョグジャカルタ

47e8aa19.jpgインドネシアの思い出話



ジョグジャカルタ…と言えば、1年前の中部ジャワ地震で大変な被害を被った気の毒な町である。

私の友人夫婦の家も他聞にもれず地震で多大なる被害を被って、ただでさえカネがなくてヒーヒーしているのに、自宅の半分が崩れ落ちてしまい、泣いていた(はず)。


義援金を政府に送った所で、連中がまともにそれを被災者に渡すような実直な人間であるはずがないので、地下銀行から友人からかき集めたカネを送ったのが1年前。


いたく感謝された(らしい)私は、友人夫婦から送られた飛行機チケットを手にジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港から、ジョグジャカルタの国際空港へ向かった。

空港の外に出ると、友人夫婦は一族すべてを伴って歓迎してくれた…のだが、何だか気恥ずかしい。
ぶっちゃけインドネシアでこんなに丁重に出迎えられた事なんて初めてだからさ。

だいたいいつも一人で空港に行って、ボッタクリタクシー運転手が、バカのひとつ覚えで
[タクシー。チープ。チープ(←もちろん嘘)]と叫びながら群がって来るのを、かきわけて、空港リムジンタクシーの乗り場を探すだけで汗まみれ…と言うのが毎回のイベントなのだが…。


とにかく並々ならぬ歓迎を受けていたら、汗まみれになっていた。

[じゃあ車に乗ってね。こっちだからね]

と、友人のスムスティカラトゥ……うう…長すぎて覚えきれないので、いつもイカと呼んでいるからイカ(41歳・女性)は、骨折中の私をいたわって車まで手を貸してくれた。

旦那のウィスヌン(41歳)は、私の荷物を持ってくれて、娘のビルティン(6歳)が後に続く。

[おばちゃんの事覚えてる? あんたが4歳の時に会っているんだよ]

と娘のビルティンに聞いたら
[うん。覚えてるよ。日本のおばちゃんだってママが言っていたよ]

と、これまた可愛い事を言うので、うれしくなった。

インドネシアの空港にはロクな思い出がないので、はるばるジョグジャカルタに来て良かった。


さてジョグジャカルタであるがジャワ島の古都で日本で言うと京都のような場所である。

ボルブドゥール遺跡(世界遺産)やプラタマ遺跡(シャ゛ワ島中部地震で半壊。世界遺産) があり、その他にも王宮もあり、ここの王様はジョグジャカルタの知事も勤めており、住民から大変尊敬されている。それとここは特別行政区でもあり、王様が知事と言う職務についているインドネシアでも珍しい地域でもある。

町並みも穏やかで、平和で、地震で壊滅的被害を受けた事がウソのようであった。ジャカルタではすっかり姿を潜めたベモ(リキシャ)も人々の生活には欠かせないようで、街のあちらこちらにあって、また旨そうな屋台も無数にあった。

人々は慎み深く、礼儀正しく、温かい。

その国の良さと言うのは田舎に行けば行くほど実感出来るのは、どこへ行っても同じようである。


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アジア 

2007年06月25日

最後の秘宝伝( 大都)

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ついに撤去…である。

最終撤去日は6月30日だが、秘宝伝(大都)を外すと言う事は、それに替わる台を入れ替えなくてはいけないのだが、この新台入れ替えが土日祝日に出来ないので(※新台入れ替えの際には所轄の警察が立ち会わなくてはいけない)、今週土曜30日前には撤去……と。

…と言う訳で、昨日わざわざ香典を渡すつもりで行きました…が…やっぱ…出ないと楽しくないんだけどっ。


当たり前だが。

最初は設定1確定の、ダメ駄目台で4万円を溶かし、
[香典4万バラまいたから帰るか(←激怒)]

と、思ったら、やたらと高確入る…が…しかし全く連チャンしない…が、BIG中のスイカがガンガン落ちる設定6っぽい台を、小僧がヤメた。
4万ぐらい溶かしていたかなぁ。

で、座ったら都合の良い事に1000円でチャンス目→一発で高確→高確一発でチャンス目→しかもBIG 。


[よっしゃあっ――――! これで10万勝ちはガチだろ]

と、ヌカ喜びしてたら…総回転数 7800回 で、BIG 28回 REG 17回。

獲得枚数2100枚って…あんた…。


負けた分が戻ってきただけじゃんかよっ――――!


まあ…戻っただけ良かったって話もあるけど、一日打って、プラマイ0 って…非常に疲れた。


しかもチャンス目があまり来ないし…。
しかしチャンス目一発でほぼ高確には上がるから、それは良いんだけどさ。

高確入ったら、チャンス目来ないしさ。

イライライライラしながらも、

[しかし…もう…打てないんだ]


と思うと泣けてきた。


まあ、今後は番長(大都)、北斗の拳SE(サミー)とかも撤去だけど、こちらはあまり思い入れがないのに、これまた、泣けてくるんだよ。


そうだよ。
こいつら(番長(大都)、北斗の拳SE(サミー))に一体いくら搾取されたんだよっ! 何で搾取されたんだよっ自分っ!

と、悔しくて…泣けてきます。

特に番長(大都)では、全く良い思い出なんかないから。


他の機種で負け→番長で取り戻そうとして更に負け→結局他の機種で番長負け分が戻る→つまり負け…


これくらいしかないんだわ、番長の思い出って。

私が番長に座っている時は、他の機種で負けている日だから、また出ないんだわ、こう言う時って。

番長は出ないんだけどね。


とにかく、ロクな思い出がない番長も撤去。

5号機なんて、連がヌルくて打ってらんないから、マジでどうしようかと悩んでいる。

何を悩むかって、パチスロ以外の趣味と言えばサウナしかないから、今後何して遊ぼう…って事にだよ!

競輪でもやるか?
いや競艇? オートレース?

と言ってもイチから覚えるのは無理だからなぁ。
っつーか、興味ないからねぇ。


はぁ…。
困ったよ。


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パチスロ 

2007年06月22日

スロプロ(パチプロ)ってそんなに偉いか?


数少ない友人のあちゃが、先日あるパチプロに

[俺のシマ荒らすなよ]

と、言われたらしい。

たまたま同じ店に行っただけなのに、そんな事をいわれたらしい。

しかし、彼女はそんな事を言われたぐらいで怯むような女ではないので

[シマとか言うならケツ(※ケツモチ…後ろ盾)だせよ]

と応戦したらしい。

[さすがだ…我が友よ(←北斗の拳のラオウ風に)]


シマって…パチ屋内が?

ずい分とまた、小さなシノギだよね(失笑)。


ぶっちゃけパチ屋内でシノいでいるような[その筋の方]なんてのは、チンピラである。
しかしチンピラが一番面倒臭いのも事実。
それがまた、元ヤクザで絶縁状を食らっているようなヤツが、タチが悪い。
看板背負っている人間は、うかつに[ケツ]とか[シマ]とか言えないからな。

なぜなら、そんなもんを出すのには銭がかかるからだ。

内容にもよるだろうけど、最低でも30万円は覚悟しとかないとね。


さて、そのように偉そう(?) にヌカしたパチプロはチンピラ風な服装をしているものの、チンピラにもなっていない有様。


ご苦労さん。


ところで、いっつも思うのだが、パチプロとかスロプロとかって、そんなに偉いもんなかよ?

所詮、世の中からドロップアウトしたダメ人間だろ?(←自分も含めて)

そこを自覚してない無邪気な馬鹿が一番タチが悪い。

無意識な分、馬鹿の功罪は大きいし、迷惑だ。


[こんな事で食っちゃってすいません]

と言う謙虚な気持ちがないヤツは、今すぐイラクにでも行って地雷に踏まれちゃう事を願う。


最近小僧とかが

[スロプロな俺って、すごくねぇ?]

みたいな、実にどーでも良いブログ(←ほとんどが勝ち自慢)を垂れ流しているのを、ついうっかり見てしまい、スカット ミサイルを打ち込みたくなる衝動に駆られる。

それを抑えるのに苦労する。

まあミサイルなんて所有してないけどさ。


パチ屋で勝ってるなんて事は偉くも何ともないんですよ。

ええ…。


世の中で一番偉いのは、我々のようにドロップアウトしたロクデナシではなく、普通に働いている方々なんです。


まあ…パチプロやスロプロはパチ屋が締め出したら終わりだからね。

5号機ばかりが設置されたら、ますます大変な事になるから、せいぜい働こうぜ!

…って、もちろん私にもそれは当てはまりますが。


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パチスロ 

秘宝伝の裏ロム

すいません。


コピペですが、撤去間近の秘宝伝(大都)。


気をつけたいもんですね。

↓↓↓↓↓↓↓


〜裏モノ・秘宝伝の詳細

@ 秘宝伝の裏モノが出回っているらしい。


以下、おもな特徴である。


●チャンス目出現率・高確突入率を変更できる

例えばチャンス目出現率を下げ、その代わりに高確突入率をアップさせるなど、ホールが操作できるらしい。


●ボーナス比率を変更できる

基本的にBR比は1:1なのだが、ややREGに偏らせたり、BIGに偏らせたり操作できるらしい。

●伝説モード突入・転落率を変更できる

ホールが自在に操作できるらしい。例えば、伝説モードに突入しやすく転落しやすい仕様にしたり、逆に伝説モードに突入しづらく転落しづらい仕様にもできる。


先に挙げたボーナス比率の操作と上手くマッチさせると、相当荒い出玉推移を描くこともあるだろう。


●BIG中の小役・ハズレ確率を変更できる

こちらもホールが自在に決定できるらしい。例えば低設定のハズレ確率を下げ、よもや高設定ではと誤解させる…など。




確かに……。
わたしゃ、こう言う挙動の店の秘宝伝(大都)を目撃した事があった。


らくだ(仮名)の秘宝伝なんか、まさにそんな感じだったもんね。


みなさまもお気を付けください。

もう撤去だし、やりたい放題なんだろうからなぁ。

5号機なんかになったら、ストックのゾーン狙いのウザい小僧は失業するから、気持ち良く打てるよ、うん。

あいつら働かないから、年金問題もアウト オブ 眼中で羨ましいよ。(←嫌味)


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パチスロ 

ゴットギャンブラー伝説 〜競馬で勝ち続ける凄腕勝負師 5


世の中にはギャンブルで勝つ事によって生計を立てている人間が存在する。
つまりその道のプロと呼ばれる方々。

そう言った方々は、どのようなギャンブルにおいても[堅い]立ち回りをしながら、小さく負けて、そこそこ勝つようにするのがトータルで常勝するコツなのだが、今回紹介する佳奈さん(仮名)は、大穴を狙ってデカく勝負に出て、しかもほぼ毎回のように収支を上げるメジャーリーガーである。


佳奈さん(仮名・年齢40代)
職業:競馬の勝負師


彼女に会ったのは、うちから歩いてすぐの喫茶店だった。
小綺麗な身なりと、おっとりとした語り口。華奢な身体と上品な物腰で、とても[勝負師]には見えかった佳奈さん。

コーヒーを飲みながら、猫の話をする姿と、競馬で生計を立てている勝負師としての生き方があまりにも似つかわない為、私は彼女に激しく興味を持った。


[13歳の時から競馬を始めたから、もう何年になるかしらね]

遠い目をしながら、おっとりと語る彼女にギラギラとした勝負師独特の執念深い思惑は微塵も感じられなかった。


[私は家庭が色々複雑だったから、幼い頃から自分で生きていかなければならないって思っていたの]

そんな彼女が初めて自分が一人で生きて行く為の[糧]となったのが、親戚の叔父に連れられて行った競馬だった。


[ビキナーズラックって言うのかしらね? とにかく元手の1000円が何十倍にもなったから驚いたの。それで、目覚めたのかなぁ。あの頃は競馬に関する、ありとあらゆる事を勉強したわね]

通常競馬の最も堅い買い方は、馬連や枠連で、本命となる馬を軸にして買うのが普通なのだが、佳奈さんは3連単1点買い。
3連単とは、ご存知の方も多いかと思うが、1〜3着の馬を正確に当てなければいけない。
競馬通に言わせると、最も[堅くない]買い方らしい。
馬連や枠連で買うのが最も堅いそうだ。

1〜3着を確実に当てる3連単は、当たる確率が低いからである。

逆に言うと、それだけ万馬券が出やすくやると言う訳だ。

[いつも3連単しか買わないわね]


競馬を全く知らない私にとって、単勝(一着を当てる)ですら、とてもじゃないが当てられる自信がないが、1〜3着をすべて正確に当てること事体、不可能としか思えない。


[うーん。そうかなぁ…うーん…そうよねぇ]

って言うか、なんか研究とかしてるんですか? 必勝法とかあるんですかっ!

[昔は色々勉強したわね…。馬の血統から生まれ育った牧場。調教師。あと騎手…。相性とかもあるからね。馬にも色々あって、追い込み馬、さし馬、逃げ馬とか…まぁ…色々あって、そんなのも、前は良く研究していたわね]


じゃあ今は?


[全く…。ひたすら数字で…当てるの]

数字かぁ…。
それも私には全く無理だ。
18頭もいる馬を、どうやって当てるんだか、皆目見当がつかない。


今までで一番のデカイ勝ちって、一体いくらぐらいでしたか?

[うーん。400万ぐらい賭けて、2億ぐらいになった事かなぁ]


…に…におく?
二億ですか?


しかも賭け額は400万っ?

[400万ぐらい賭ける人いるわよね?]


いや…賭けません…はい。
少なくとも、私には無理です。

[あっ…でも1000万ぐらい馬券買った事があって…あの…これは友人の分も買ったから、そのくらいになったんだけどね]


喫茶店のマスターによると、彼女専用の券売機があったらしい。

そりゃそうだろ。
1000万円分の馬券なんか買うメジャーリーガーなんかそうそういないもんなぁ。

すげーよ。
ひたすら…すごい。


負ける事もあるんです…よ…ねぇ…。


[もちろんあるわよ。ギャンブルに絶対はないから]


ちなみに最高負け額は?

[うーん…800万ぐらいかなぁ]


は…はっぴゃくまん…800万…っすか…。

そんなに負けて死にたくならないっすか?


[別に、何とも思わないわねぇ。うん…逆に勝っても何とも思わないのよ]


本物だ。


そう。ギャンブルを[糧]にして生計を立てている人間に共通する事は、この[一日単位の勝ち負けに左右されない精神力の継続]なのだから。


[絶対]がない、この世界で生き残る為には、この精神力と[現場感]がないと、一日単位の勝ち負けに翻弄されて自分を見失うのだ。
最も、普通の人間の感覚はそうだ。

しかし、彼女はそうでないからこそ勝ち続けているのだ。


[お金はね、困っている人の為に使いたいから。だから稼ぎたいの。他人の喜ぶ顔を見るのが好き。その瞬間が一番幸せを感じるの。競馬で勝った時には嬉しくも何ともないんだけど]


と言い切る彼女は、ノラ猫を保護するNPOを設立して、そちらの活動をしたり、近所の困っている方々にお金を貸したり(※おそらく戻って来てないはず)、そう言った事に稼いだお金のすべてをつぎ込む。
財産を残す…とか、そう言った発想が全くない方である。


[お金を稼いで人助けをするのが私の生き甲斐なんだけど、時としてお金は人を不幸にするのね。当たり前なんだけど…。いまさらなんだけど…]


そう言いながらも、困っている人を見捨てる事が出来ない彼女は、今日も奔走している。


6月16日。土曜日。
佳奈さんは、いつもの通り3連単を買い、2回福島1日目の12レースで3連単12-2-14をボックスで1000円だけ買い、89万円にした。


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2007年06月20日

マレーシアの暗黒地帯

KOTA KINABALU(コタ・キナバル)
MALAYSIA(マレーシア)


マレーシアのボルネオ島・サバ州の州都、コタ キナバル。

ここはオラウータンが生息するジャングルへ行く為の観光中継地点でもあり、貿易港として有名なキナバル港を抱える、ビジネス都市でもある……らしい(ガイドブックによると)。

私には、オラウータンとかジャングルとかは興味の対象外…である。
…まあ…日頃、人間みたいなオラウータンとか、オラウータンに顔だけ似ている人間とかが溢れている新大久保に住んでいるから、まあ、見たくないよなぁ…今更…

そんな神経が麻痺した私の今でも行きたい素敵な スポット。

それは、ムラユー市場(コタキナバル港よりすぐ近く)の近くにあった怪しい連中しかいないエリアにある場末の中華料理店兼何でも茶屋。と、その周辺のガイキチ エリア。

竜の入れ墨が入った元反政府ゲリラとしか思えないような、ひたすらいかついデブ親父達がヒソヒソと良からぬ密談を交わし、エアコンなど望む事すら出来ない薄汚い油ぎった店内を仕切るのが、能面のように表情がまるで無い中国系マレーシア娘(推定25歳)と、この100年間は笑った事なんかないんじゃないか…と疑いたくなる無愛想中国系マレーシア婆(推定 1光年)。
コーヒーしか注文しなかった私に

[お客さーん…コーヒー1杯はねーよなぁ?…麺ぐらいはよぉ、例え食えなくとも注文しとくのがマナーなんじゃねーのぉ?]

と、言いたいのか、何だかよくわからんが、とにかく私の何かが猛烈に気に食わないらしく、いちいちガンを飛ばして来るのは、ウガンダ似デブ親父。
マレーシア名物[あひるの丸焼き]の見事に空揚げられてしまったアヒルの首を汗だくになって真剣にブッた切っては、ただの健全な外国人観光客であるはずの私に、意味不明なプレッシャーをかけてくれる素敵な店である。

そんなこの店があるこの界隈は、相当柄が悪いようで、近くの九龍城みたいなあからさまに怪しげなアパートの住人は、当然ドス黒社会な方々。

昼間だと言うのに路上で賭け中国将棋の勝敗でモメている根性の腐り切った顔をした爺達や、買った瞬間に確実に負けが確定しそうなtotoくじを売りさばく、いかにもヤバそうな入れ墨親父に群がる連中にも、同じようにヤバそうな入れ墨が入っていたり…と、マフィア ワ ールド全開。

とにかく、この界隈は猥雑で、住人達は何が気に入らないのかわからんが、昼間だと言うのにあちらこちらから罵声が飛び交っている。

恐らく[マレーシアで最も病んだ街のエリアはどこだ?!]と言うチャートがあったら、常に上位ランキングしていそうな場所である。

そんなすさんだ街をコーヒーを飲みながら眺めていたら、突然道路の向こうからシンナーでラリったような目つきをした恐らく10代だと思われる指名手配犯のような極悪の面構えをした悪ガキが、路上で賭け中国将棋に興じていた爺たちに殴りかかっては、近くを巡回していた悪徳お巡りにしょっぴかれていた…と言う、日本では滅多に見る事の出来ないイベントを日常的に観戦する事が出来るディープな観光名所である。

コタ キナバルに行ったら、まず行くべきはムラユー市場だ!


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アジア 

2007年06月16日

7500枚のコイン

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もう、こんな事も無くなるんだろうから記念に撮影しておいた。


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パチスロ