(お断り:この日記は初めてポルトガルへ旅行したワタクシが一介の旅行者の勝手な思い込みで書いております。間違いとか記憶違いとか理解不足とかいろいろあるとは思いますが、意外に旅行情報の少ないこの国へ今後旅行を計画される人のためにちょっとでもお役にたてればという思いと、せっかくの記憶を何らかの形でとどめておきたいとの思いから記入しております。間違いなど気がつかれたことがありましたらどしどし突っ込みをお願いいたします。最初にお断りしておきますが、普段エントリーに書いているような金融ネタはほとんど含んでいません。単なる遊びの日記です。) 行きの機内で文化摩擦を経験した(エールフランス) 今回は親戚中からかきあつめたマイルを使ってビジネスクラスの大名旅行となりました。ぐふ。でもこの時期にしては飛行機は結構空いています。逆に通常買うと一番高い時期は敬遠されるということなのかもしれませんね。 行きのせっかくポルトガルに行くからということで、食後にポルトを頼んでみたら・・・ 乗務員(フランス人)「食後酒はなにかいかがですか」 私「それではポルトをお願いします」 乗務員「あのー、もちろんお客様のご希望なのでもちろんお持ちしますけれど、一応ね、フランスではポルトは食前酒の扱いなので・・・それでも飲みますか?」 私「・・・・はい」 乗務員「わかりました。いまカートにつんでおりませんので、ちょっとお待ちくださいね」 うーん、ワタクシの勘違いでなければ、ポルトガルや日本では食後酒でもいけると思うんだけれど。それってたとえば日本酒の飲み方についてフランス人が講釈たれているようなもんですか?まあいいんだけれど、フランスってこういうところが時々鼻につきますね。ちなみにAF機内では乗務員同士の会話は容赦なくフランス語で(まあこれは当たり前かもしれないけれど)時々ちょっとだけ苦労されている日本人乗務員の方を見かけます。日本の航空機の国際線だと多少英語とかあるんじゃないかなぁ?とまれ、時差調整もあるのでガンガン飲んで撃沈。 パリ乗り継ぎ AFのターミナル2Eから2Dへのりつぎ。歩くと結構な距離がある。2Dのラウンジは、セキュリティーチェックの外にあります。ていうか、中はすぐ搭乗口でしかも相当狭いから外にしか作りようがない。旅行前にエールフランスのHPでチェックしたら、この2Dのラウンジではクラランス社提供のマッサージが無料で受けられると書いてありました。でも実際は週末はお休み。そういう自分に不都合な情報をきちんときちんと書かないところが俺様王国のおフランス仕様。結構時間をもてあましてしまったではないですか。 リスボン行き 混雑のため出発は30分遅れとなった。長距離フライトとは違い、欧州域内のAFは飯がまずい。ていうか、一応Cクラスなんだから、もうちょっとねぇ・・・・。さすがにシャンペンは乗せてありましたけれど(そしてそれを臆面もなく頼んでしまうワタクシはやはりアル中ですかそうですか)。 ところで、座席がほぼ最前列だった関係上コックピットが時々見えたのだが、どうも操縦にまったく関係のなさそうな女性が一人機関士席に座って、結局リスボンまでコックピットに居たみたいでした。いったい何者?(検査の人ですかね?)。テロ事件以来、コックピットに一般人が立ち入ることはほとんど不可能だと思っていたのですが、ワタクシが見たり聞いたりした範囲では、最近どうもこの辺結構ゆるゆるになりつつあるようですね。 リスボン到着 リスボンのいいところのひとつは、空港から市内がえらい近いこと。オリエンテという国鉄の中央駅まで距離にして3キロもないぐらいだし、市内までも7−8キロといったところ。ガイドブックにもタクシーでせいぜい10ユーロとか書いてあります。 で、早速ホテルまでタクシーに乗りましたが、これがあまりたちのよくない運転手にあたりました。大体どこでも最初に「日本人か?」とか「旅行者か?」とか確かめてきてやたら愛想よく話しかけてくる運転手は(もちろん本当にいい人も居るけれど)かなり警戒したほうがいい、というのがワタクシの経験則。今回はまさにこのパターンにずっぽりハマっており、下手な英語で一生懸命話しかけようとする。これはメーターやらコースから注意をそらそうとする常套手段。日本人は人がいいので、話しかけられると一生懸命答えようとする。ワタクシは最初からメーターやら地図やらをしっかり確認しながら最大級の警戒モード。で、まあ遠回りはしていなかったようなのだけれど、ホテルに着く直前にメーターの料金を消した。きたきた!!直前のメーターは運賃が8ユーロちょっとと荷物分が1.6ユーロで合計約10ユーロだったのだけれど・・・ 運転手「22ユーロね」 私「はぁ?もう一回言って」 運転手「22ユーロ」 私「なぜ?メーターは?」 運転手「今日は週末で深夜だし荷物もあるし」 私「週末や深夜は基本料金が上乗せになっているはずでそれはメーターではじめから2.5ってでていただろ?荷物は1.6上乗せと決まっているはずだが?」 運転手「荷物2個あったでしょ」 私「荷物は数にかかわらず1.6上乗せと決まっているはずだが?」 運転手「いや、週末は特別なんだよ」 私「だから、基本料金が上乗せされていただろ?」 運転手「15ユーロでどうだ?」 私「メーターが消えているのはなぜだ?メーターの数字を見せろ」 運転手「いやだから深夜で週末は特別なんだよ」 私「だからメーターを見せろ」 (運転手しぶしぶメーターの料金を再表示。当然先ほどの合計10ユーロほどの数字が表示される。運転手すぐに数字をまた消す) 運転手「いくらなら払うつもりがある?」 私「10ユーロだね」 運転手「12でどう?」 私「10ユーロそれ以上はびた一文はらわん。降りるよ」 運転手「わかったよ。10でいい」 ということで予定通り10ユーロでホテルまで到着。最後は運転手「よい旅行を」といってくれました。勝負が決した後の清清しい態度ですね(笑)でもただでさえ疲れているのに、もう勘弁してよ、って感じです。 ホテル ティアラパーク・アトランティックというところにとまりました。ネットで検索したとき、余りに安いのでびっくり。朝食つきで110ユーロ。朝食なしだとなんと72ユーロです(しかもポルトガルはきちんと内税表示)。部屋からはエドワルド7世公園が一望でき、夜明けには日の出が拝めます ただし、このホテルの問題は場所。最寄の地下鉄の駅からは、結構な坂を上らなければならず、しかも10分ぐらいの距離があります。また、ホテルの中のミニバーの飲み物が馬鹿みたいに高いのですが(まあこれはホテルだから仕方ないとして)近くに買い物する場所がないので、我慢してこの高いのを飲むか、やはり歩いて15分ほどの別の駅に併設されたデパートの中にあるスーパーマーケットまで行って調達するしかない。残念なことにこのホテルにはミネラルウォーターのサービスもない。安いのには理由がありました。 翌朝は、ナザレにむかう9時過ぎのバスに乗るために朝食を済ませてからタクシーでバスターミナルへ。いやあ、さすがに地元の人々が利用するターミナルだけに、「濃い」場所です。(写真)様々の人種であふれかえっており、バスが来ると我先に入り口に殺到します。ちなみに長距離バスでは座席指定なので、別に急ぐ必要もないんですけれどね。 Rede Expressosいうバス会社はポルトガルの長距離の大手です。ナザレまでの2時間弱の旅はまあ快適でした。車窓からあちこちに結構な数の風力発電機が。一般的にポルトガルではエネルギー節約ムードが高いように思います。トイレはどこへ行っても、入って初めて電気がつくシステム。最初真っ暗なんでびっくりします。エネルギー資源のない国としては、きわめて真っ当な姿勢だと思います。 ナザレ そうですねぇ、日本で言えば江ノ島海岸といえばぴったりくるでしょうか?地元や欧州の人々のリゾート。海と太陽と魚の町です。しかも風光明媚。フランスのバカンストップシーズンなのでホテル代はそれなりに高いけれど、行ってみるといろんなところで「お部屋あります」の看板が。民宿とかだときっと安いのでしょうね。トップシーズンでも宿に困ることはなさそうです。ここでは昼食に早速イワシの塩焼きを注文。これがまたおいしい。塩加減も絶妙です。ビールと塩焼きで1000円弱。周りからはやたらフランス語のさざめきが聞こえますが、フランス人にとってはコストパフォーマンス的に相当魅力的に映るはずですから、まあ当然かもしれませんね。 ポルトガルでレストランやら食堂に入って食べるときに注意しなければいけないのは、ここでは座ると最初におつまみ類が出てくること。これは食べれば有料食べなければ無料つまり別料金だということです。大体どこでもパン、バター、オリーブ、チーズなどが出てきますが、それぞれに料金がついています。まあもともとすごく安くてパンとバターとかは100円以下のところが多いので、どうってことないのですけれどね。 食後はケーブルカーでがけの上へ。まあここは観光地ですから、そういう場所なんですが、眺めは超すばらしい。絶景です。ここはさすがに田舎で、地元の人々の暮らしがそのまま表に出ています。洗濯物は思い切り日当たりのいい道路に面して干しています。女物の下着もお構いなし。この洗濯物がまた情緒たっぷりなんですがね。<その2へ続く> |
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>>勝負が決した後の清清しい態度ですね(笑) |
mushoku2006 2010/08/23 09:16 |
mushoku2006さんどうもです。最近こういうケースがあちこちでありまして、妙に慣れてしまっている悲しい現実があります。 |
厭債害債 2010/08/24 02:04 |
いいですねえポルトガル。 |
まるふう 2010/08/25 13:59 |
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