09/08 12:23 更新
福岡市の老舗うなぎ店で、調理されたウナギに感謝し霊を慰める供養祭が8日行われました。福岡市中洲の「吉塚うなぎ屋」で行われた供養祭には、社長や従業員らおよそ60人が参加しました。この店は今年で創業137年で、調理されるウナギは1年で最も忙しい「丑の日」には3000匹以上、年間およそ20万匹にのぼり、毎年夏の繁忙期が終わったこの時期に供養祭を行っています。最初にお経があげられた後、従業員らが次々と焼香して手を合わせ、商売の糧であるウナギに感謝し、霊を慰めました。今年は猛暑の影響もあって例年以上に繁盛し、8月の売り上げは前の年を上回ったということです。最後に、来年もよいウナギが数多く成長するよう願いながら、従業員らが店の前を流れる博多川にウナギの成魚およそ200匹を放流しました。