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2010年9月8日(水) 19:30 |
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大学4年生の就職活動が山場
景気は持ち直しつつあると言われていますが、雇用情勢は一向に改善の兆しを見せていません。 そんな中、来年春に卒業を控えた大学4年生の就職活動が山場を迎えています。 岡山市内の大学では、今年最後となる企業説明会が開かれましたが、今も就職が決まらない大学生からは、焦りの声が聞かれます。
ラストチャンスと銘打った4年生向けの合同企業説明会です。 この大学では、今月中旬から3年生の就職活動が始まることもあり、4年生向けの説明会は、今年これが最後なのです。 チャンスをものにしようと4年生は皆、真剣です。 8月末、現在のこの大学の就職内定率は、およそ43%。 リーマンショック前のおととしには、4年生の6割がこの時期に就職先を決め、不況真っ只中の去年も5割が内々定していました。 厳しい数字に、大学の就職担当者も焦りを隠せません。 企業の採用活動が慎重な中、大学側も学生と同じように動いていました。 少しでも多くの採用枠を4年生に確保しようと、企業に追加募集のお願いに回ります。 この夏、職員で手分けして100社を回ったといいます。 この時期、企業側のほとんどは2次募集で人材を探します。 8日の説明会に参加した企業からは、4年生に対して厳しい注文も飛び出しました。 去年、岡山商科大学では厳しいとはいえ、なんとか9割以上の4年生が就職にこぎつけました。 いよいよラストスパートですが、まだ桜咲く春は見えてきません。
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