y.yositake
2010-09-08 07:00:00

「商売」と「ビジネス」

テーマ:その他ビジネス
何度かこのブログにも書いていますが、
僕は江戸時代から続く商家の生まれです。

中学生くらいの頃から
実家の本屋のレジに立っていたので
「商売」する側の感覚が自然と身についたと思います。

例えば、「給料はもらうものではなく払うものだ」という感覚。
「働けば働いただけ売上が増え、
増えた利益の中から労働に再分配される」ということも
自然に理解できました。

--------------------------------------------------------

その後社会人となり、自分で起業した訳ですが
最初の頃はまさに「商売」。

自分も含めた少人数のスタッフが
現場で額に汗かいて売上を立てていくという、
商売の原理原則を体感していた日々。

その後スタッフが増えてくると、
「自分が現場で汗をかく」ことより
「現場から離れて組織を有効に機能させること」、
いわゆるマネジメントが必要となってきた。
このあたりから
「商売」というよりは「ビジネス」になり始めたように思います。


「商売」と違って「ビジネス」の場合は
意思決定を行う人間が
現場から距離があることが多く
ここには机上の空論に基づいた判断に陥りがちな罠が
よく待ち受けている。
現場の状況を的確に把握した上で
判断を下すべきだと考えているのですが、なかなか・・・(><;)


--------------------------------------------------------

もう1つ、現場色の強い「商売」と「ビジネス」の違い。

現場で走り回っていた頃に「ハード」というと、
「ハードワーク」。
肉体的なハードさが、かなりの部分を占めており
汗を流して満足しているところがありました。

それに対し、ビジネス的な要素が強くなってくると
「ハードワーク」に加えて
「ハードシンキング」がすごく重要。

特に、マネジメントする側になると
「ハードワーク」より「ハードシンキング」せねばならない立場。

--------------------------------------------------------

僕が時々現場に入り込み、
皆には「全体最適を考えて」と言いながら
自分が部分最適の細かい指示をしてしまうこと。

机上の空論にならないよう、現場を知ろうと常に意識しているが
いざ現場を見ると
叩き上げだからこそ細かい部分にまで目がいってしまい、
結果色々口を出してしまう。

それではダメだと思いながらも
色んなことが見えてしまうだけに
直接口出しをしないようにするのは本当に難しい。

自分としても悩んでいますが、
より本格的な「ビジネス」へと飛躍するためには
避けて通れない道。

僕のテーマとして
真正面から取り組んでいきたいと思っています。


いやいや、まだまだ修行ですf^_^;
アメーバに会員登録して、ブログをつくろう! powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト