柔道世界選手権の開幕を前に意気込みを語る男子の篠原信一監督=8日午後、東京都内のホテル
52年ぶりに東京で開催される柔道の世界選手権は9日、国立代々木競技場で開幕する。今大会は男女とも各階級2人(無差別級は4人)までエントリーが可能になり、111カ国・地域から史上最多規模の約850選手が参加。男女各8階級を実施する。
世界選手権は2年に1回から毎年開催となり、日本での開催は2003年大阪大会以来、7年ぶり。8日、記者会見した男子の篠原信一監督は「敵は己にあり。しっかり組んで一本取りにいく柔道で勝負する」と意気込み、女子の園田隆二監督は「世界で一番練習してきた自信がある。戦う姿を見せたい」と述べた。
講道館柔道の創始者である嘉納治五郎氏の生誕150周年でもある節目の年。日本勢は2年後のロンドン五輪への試金石となる大会で、男子が金メダルなしに終わった昨年の前回大会からの復活を目指し、女子は全階級でメダル獲得を狙う。
(2010年9月8日)