兵庫県と神戸市は8日、阪神大震災からの復興のシンボルや観光名所をコースに取り入れた「第1回神戸マラソン」を来年11月20日に開催すると発表した。給水地点でバウムクーヘンなどのスイーツを配る神戸ならではのサービスも予定している。
県によると、コースは神戸市役所前をスタートして西に向かい、明石海峡大橋で折り返してポートアイランドがゴールとなる。震災で大きな被害を受けた神戸市長田区の「鉄人28号」のモニュメントや須磨海岸も通る。
参加者の募集は来年4月から。フルマラソンのほかに距離が4分の1のクオーターマラソンも用意し、約2万人の参加を見込む。一方で、毎年11月に開催される「神戸全日本女子ハーフマラソン大会」は10回目を迎える今年で最後となる。
マラソン大会は大阪府が来年10〜11月に、京都市も2012年3月に計画。兵庫県の井戸敏三知事は8日の記者会見で「相乗効果があるのではないか」と話した。
(2010年9月8日)