JR西日本広島支社は8日、7月の豪雨災害で不通となっている呉線竹原―安浦間について、11月上旬にも通常ダイヤでの運転を再開する見通しを明らかにした。一方、同じく不通が続く美祢線については、流失した鉄橋の復旧工事費が15億〜10億円に上る見通しを示し、河川管理者の山口県に費用負担を求める考えを示した。
呉線竹原―安浦間の浦尻トンネル(竹原市)付近で発生した土砂崩れの復旧状況について、同支社は「崩落土砂5千トンのうち9割以上を取り除いた」と説明。のり面補強や線路敷設を進め「11月上旬にも運転再開できる」とした。被災前と同じ上下計43便で運行する計画でいる。
美祢線では、湯ノ峠―厚保間の厚狭川に架かる鉄橋(美祢市)が流失した。同支社は9月中に橋げたなどの撤去を終え、11月にも復旧工事に入る見通しを示した。
|