後継者問題:ジョンウン氏、公式デビューなるか

北朝鮮で44年ぶり党代表者会議、7-8日に開催

 北朝鮮で金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者として有力視されている三男ジョンウン氏のデビューなど、大きな注目が集まる朝鮮労働党代表者会議が、7日か8日に開幕する見通しとなった。

 北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋は3日、「2回目の党代表者会議が開催された1966年は、代表者会議選挙から開催までに1週間の期間を要した。今回は選挙が8月末の時点で終わったと考えれば、(党代表者会議は)9月7日か8日に始まると思われる」と述べた。北朝鮮は今年6月26日、44年ぶりの党代表者会議を9月上旬に開催すると予告したが、正確な日時までは明らかにしていない。

 消息筋は今回の代表者会議の進行手続きについて、「まず党中央委員会を選出し、全員が出席する会議で政治局、秘書局、党中央軍事委員会などの選挙が行われるだろう」と述べた。今回、ジョンウン氏が公に登場すれば、まず党中央委員会のメンバーとなり、続いて政治局常務委員や組織秘書などに選出され、要職に就くことになる。これについて香港紙サウスチャイナ・モーニングポストは5日付で、「金総書記は今回の大規模な労働党大会で、ジョンウン氏に重要なポストを与えるだろう。これは、北朝鮮における公式の権力継承を内外に知らせる強いシグナルとなる」と報じた。一方で消息筋は、「党中央委の全員会議だけが後から(別に)開催されることもあり得る」と述べた。ジョンウン氏が要職に就く時期がやや遅くなる可能性もあるということだ。

 一方、日本のNHKはこの日、ジョンウン氏は2年前から金総書記による経済視察などを事前に準備する業務を行ってきたと報じた。

李竜洙(イ・ヨンス)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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