小沢前幹事長「やましいことない」離党＆辞職否定

　民主党代表選に立候補している小沢一郎前幹事長は７日、日本テレビの番組収録で、自らの政治資金問題で強制起訴された場合の対応について「検察の捜査で何も不正はないと立証された。何もやましいことはないので離党したり、辞職する必要はない」と強調した。

　資金管理団体「陸山会」をめぐる収支報告書虚偽記入事件では、東京第５検察審査会が小沢氏に対する東京地検特捜部の不起訴処分について２回目の審査に入った。来月中に議決が出る見通し。

　小沢氏はこの日、宇都宮市内で開かれた党員・サポーター集会に出席し、参加者約１０００人を前に支持を訴えた。参院選での菅首相の消費税発言に触れ「政府内でも党内でも議論をしていない。そんなばかな話があるか」と指摘。「国民をだますような背信行為をしたから参院選大敗を招き、国民からノーを突き付けられた」と痛烈に批判した。

　一方、菅陣営は、江田五月選対本部長らが私鉄総連など計３労組を訪れ支援を要請、地方議員票や党員・サポーター票の情勢について情報収集を進めた。

[ 2010年09月08日 ]