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鈴木宗男議員の上告棄却…実刑確定で収監へ

 北海道開発庁長官などに在任中、2社から計1100万円のわいろを受け取ったとして受託収賄やあっせん収賄など4つの罪に問われた新党大地代表の衆院外務委員長、鈴木宗男被告(62)=比例北海道ブロック=の上告に対し、最高裁第1小法廷は8日までに棄却する決定をした。懲役2年、追徴金1100万円とした一、二審判決が確定し、収監される見通し。金築誠志裁判長ら裁判官5人全員一致の意見。

 実刑が確定した場合、国会法、公選法の規定に基づいて議員を失職する。決定は7日付。刑期終了後10年間は立候補できない。国会議員が実刑確定で失職するのは、2003年1月の中村喜四郎元建設相(05年衆院選で復活当選)以来で、衆参両院事務局によると戦後4人目。

 国会の要職に就く鈴木被告は14日投開票の民主党代表選で小沢一郎前幹事長を支援しており、今回の決定は選挙の行方にも何らかの影響を与える可能性がある。

 決定理由で金築裁判長は、北海道開発局発注工事をめぐる受託収賄罪についてのみ言及し「職員に対する指導の形を借りた働き掛けは金銭を対価に行われ、北海道開発庁長官の職務に密接な関係がある」と判断。

 一、二審が認定した開発局による受注業者指名の官製談合について、「正当な職務とはいえない」として受託収賄罪の成立に必要な職務権限がないとの弁護側主張を退けた。

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