2002/7(平成14年

危険行為で少年逮捕 改正道交法を県内初適用
 兵庫県警交通捜査課と加古川署などは二十三日、共同危険行為の疑いで、暴走族メンバーの加古川市内の無職少年(16)を逮捕した。明石市内の少年(16)の逮捕状を用意し、行方を追っている。悪質運転に対し、罰則が強化された改正道交法が六月に施行されて以来、集団暴走への共同危険行為の適用は県内初。全国でも山梨、福岡に次いで三例目という。

 調べによると、二人は今年六月、仲間とともに高砂市内の国道を暴走し、対向車を急停車させるなどした疑い。同課は二輪車計十台による暴走行為を確認しており、メンバーの特定を進める。

 改正では、酒気帯びなど重大事故につながる違反について、懲役刑の上限を最大四倍、罰金で同六倍に強化。共同危険行為は「懲役六月以下、罰金十万円以下」から「懲役二年以下、罰金五十万円以下」となった。違反点数も引き上げられ、前歴がなくても、免許取り消し後に再取得できるまでの欠格期間が二年に倍増した。同課は「罰則強化を機に、いっそう取り締まりを徹底し、公道から暴走行為を追放したい」と意気込んでいる。

 暴走族はここ数年、小規模化する一方で、鉄パイプや木刀を持つなど凶暴化が目立つといい、県内では六月末現在で九十二グループ千七百三十四人が確認されている。
 
暴走族リーダーらを鹿屋署などが逮捕
道交法違反容疑で4人/70人の処分も検討
 鹿屋署、県警交通機動隊などの合同捜査班は29日までに、道交法違反(共同危険行為など禁止)の疑いで、無職鵜藤大介(20)=鹿屋市西原2丁目▽とび職山下伸吾(22)=串良町上小原▽同、上大薗健一(21)=鹿屋市田崎町▽無職、堀添秀一(20)=同市上谷町=の4容疑者を逮捕した。
 調べによると、鵜藤容疑者と上大薗容疑者はそれぞれ暴走族のリーダーで、6月9日深夜、山下、堀添容疑者ら暴走族仲間と鹿屋市内の国道や県道を乗用車27台を連ねて集団暴走。鹿屋市本町の国道交差点付近で、信号無視や右側通行、蛇行運転などを行い、同交差点で転回。対向してきたタクシーなど乗用車数台の進行を妨害した疑い。
 鹿屋署などは、4容疑者が使用した改造車両4台を押収。集団暴走した乗用車27台に同乗し、身を乗り出した少年など約70人に対し、免許取り消しなどの処分を検討している。
 同署などは暴走行為の情報を事前に入手。取り締まりで暴走行為や逃走経路などをビデオなどで撮影していた。


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