民主党代表選 旧民社党グループ、会長見解という形で菅首相支持を表明する方針固める
民主党代表選挙で、これまで中立の立場を取り、動向が注目されていた旧民社党グループが、会長見解という形で10日にも菅首相の支持を表明する方針を固めたことが、FNNの取材で明らかになった。
およそ40人の議員が所属する旧民社党グループは、代表選の対応について、これまで、菅首相・小沢前幹事長のいずれへの支持も決めず、中立的立場を保ってきた。
しかし、グループ内で小沢前幹事長に対する世論の反発への懸念や、小沢前幹事長が主張する安全保障政策に疑問の声が広がったことから、田中慶秋会長の見解という形で、10日にも菅首相への支持を打ち出す方針を固めた。
会長見解という形を取るのは、グループ内の菅首相続投に否定的な声に配慮したもので、9日に北海道・札幌で開かれる立会演説会や、10日に予定される公開討論会を待って、見解を発表する見通し。
これにより、グループの所属議員の多くが菅首相支持に流れるものとみられ、菅陣営にとっては追い風になるとみられる。
(09/07 21:02)