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【サッカー】

楢崎再スタート グアテマラ戦で106日ぶり先発

2010年9月7日 紙面から

グアテマラ戦に向けた練習で明るい表情を見せる楢崎。右は本田=長居陸上競技場で

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 日本代表は7日、大阪・長居陸上競技場で行われる国際親善試合で、グアテマラ代表と対戦する。6日は両チームが試合会場で公式練習を行い、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会開幕前に、レギュラーから外れたGK楢崎正剛(名古屋)の先発復帰が濃厚となった。原博実監督代行は4日のパラグアイ戦からGKを含めた6人を入れ替える予定。MF乾貴士(C大阪)、DF槙野智章(広島)ら好調を維持する国内組が先発起用されそうだ。

 気負いも高ぶりもない。グアテマラ戦で先発濃厚となった楢崎は「久しぶり? あまりそういう感情はない。普通に集中してやるだけ」と落ち着き払っていた。

 主力組に入り、セットプレーを中心に連係を確認した。全体練習後には本田とシュート練習に取り組んだ。5月24日の韓国戦以来、106日ぶりの代表戦に備えた。「声をかけていこうと思うけど、こういう状況で慣れないメンバーだし、シンプルにやりたい」と若いDFラインを引っ張っていく気構えを見せた。

 4大会連続出場となったW杯南ア大会では、大会直前にレギュラーから外れる悔しさを味わった。しかし、帰国後は神懸かり的なセーブを連発して、首位を走る名古屋を支えている。

 ザッケローニ新監督を迎え、代表でのレギュラー争いは再び横一線。本人は「オレが決められる事じゃないからね」と多くを語らないが、原監督代行は「元気がいい。W杯で出られずに、いろんな思いもあると思う。このところのJリーグでのパフォーマンスもいい。(川島と)2人ともいい」と両GKの切磋琢磨(せっさたくま)に期待をかける。

 「楽しんでやりたい。責任感とか代表の誇りは常に持ってきた。そういうのを持ち、やるべき事をやって結果を残した上で、楽しむ気持ちを持ちたい」。気持ちも新たに、背番号「1」が再び守護神の座を狙う。 (塚田陽一郎)

 

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