カゾクノキセキ

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胃の痛み


「胃が痛い・・・」
仕事から帰宅した夫が、そう言った。

夫が 「痛い」 と言ったのは、病気の発覚以来、初めてだ。
閉塞性黄疸で胆管が詰まっていたときも、内視鏡手術(ERCP)のときも
胆管炎、胆嚢炎で2回目3回目の入院のときも、熱が40℃以上も出ているときも、
痛いとは言わず、もやもやした感じ、とか、だるい感じ、という言い方をしていた。

普通なら(私の見解では)お腹が痛いとか、体の節々が痛いとかありそうなのに、
一度も「痛い」と言ったことはなかった。

その夫が、「胃が痛い」 と言う。どんなふうに痛い?と聞くと、
「鈍痛でときどきジーンとした感じ」 だそうだ。

でも、夕飯はいつもどおり食べられた。
体重を増やしたいからって、無理したら良くないよ、と言ったが、
「食べられないほどの痛みじゃない。」 と言った。
食後に益々痛くなるということでもなかった。

4クール目のTS-1は、今日で14日分を飲み終えた。
夫は、「薬のせいで胃が荒れているのかもしれない」 と言っているが副作用なのか?
とにかく痛みを訴えたのは、初めてなので、気がかりでならない。

前に主治医が言っていた痛みに関しての説明では、
「すい臓は、痛みを感じないまま進行してしまい、ずっと痛くない人もいるし、
 痛みを感じる人の場合は、病院にかかった時点で既に痛みがある人が比較的多い。」
と。

いずれにしても、痛みが出たことを、外来のときに
ちゃんと主治医に言わなくちゃダメだよ。

付き添っていこうか?と言ったけど、「大丈夫!」 とのこと。
そう言うって、分っていたけどね・・・歯がゆいよ・・・


by kazokunokiseki | 2010-09-07 23:04 | 抗がん剤と副作用 | Trackback | Comments(1)
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Commented by kansha-to-you! at 2010-09-07 23:12 x
そうか。一過性の痛みであればいいんだけど。

もし、そうじゃないとして。
痛いときは、痛いって言うように、と夫に伝えてね。
「痛み」に関しては、十分コントロールできる時代だよ。でも、「痛い」というのは主観的な尺度であったりするから、表現しないと、うまく主治医に伝わりづらいかもしれないから。

kazokunokisekiもきっと歯がゆいでしょう。
でも、痛みがあっても、よく眠れているか、食事がとれているか、日中の活動に制限はないか、みていてあげてね。
それがきっと一番近くにいる、あなたが今、できること。
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ある日突然、夫がすい臓癌に。ステージⅣb 。余命宣告。選択の余地もなく癌との闘いが始まった。どうか「奇跡」が起きますように。切実な願いを込めて、ここに家族の「軌跡」を記します。


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