昨年・今年の選挙で落選した一部の候補に対し、小沢一郎が陸山会名義で500万円~1000万円程度の「軍資金」を支払っていることがわかった。
「一部は返却しているようだが、平成21年度分の収支報告を見ると明らかだ(民主党議員:小沢に近い筋)」という。果たしてそのカネはどこから出たのであろうか。
ところで、複数の一年生議員から聴取したところによると、小沢一郎は昨年の衆院選で初当選した一年生議員らから「借用書」を取っており、『今回の代表選で借りを返せ』という働きかけ・・・つまり代表選で投票をしろという、立場を利用した恫喝をしているという情報が入った。
「ひどいんですよ。選挙中に秘書を送り込んできたのは小沢さんの方です。確かに、いろいろやってくれましたよ。一生懸命動いてもくれました。資料作ったりなんだりかんだりと事細かにやってくれるのはいいんですが、選挙が終わったあと、『今回の支援費です』といって請求書をもってくるんです。選挙が終わったばかりの一年生なんてカネがあるわけないですよね。そこをつくんです。そして、『今回は小沢先生が全部出したから。今すぐ返せという話ではない』などといいつつ、しっかり借用書にサインさせるんですよ。こんな卑怯なやり方ありますか?自民党でもそんな話無いですよ。大体、恩着せがましく言ってますけど、そもそもその秘書のカネだって党から出たカネだったり、国費で働いている公設秘書だったりするんですよね。でも、サインしてしまっているし、実際にいまになってそうやって言われると結構つらいです。告発しても犯罪にもならないし、大体、そんなことをしたら次に公認がもらえないかもしれないから・・・悩んでいます。(民主党一年生議員)」
先日問題になった話で、「民主党の組織対策費が37億円、小沢によって使われている」という話があったが、それは上記の話と関係がありそうだ。上記の新人議員の話を踏まえてあるベテラン議員は言う。
「37億の話、まぁ別に懐に入れている訳じゃないと思うよ。でも、新人議員から借用書の件は怪しいなぁ。そもそもそれが対策費でしょう。だから、出してやったと恩を着せているけど、それはそもそも党のカネで払われてるんだよ。じゃなかったら、自腹で出すバカな議員なんているわけないだろ。新人議員が次々とそれを告発したら困るのは小沢だよ。『原資はどこにあったんだ』という話は当然浮上するからね。新人議員への借用書の話は私も直接一年生から聞いたことあるから、事実だけどね。とりあえず様子見だよ・・・」
このベテラン議員、最後に「組織対策費については、党内のある人物がすべてを調べてカードとして握っているんだよ」と最後に教えてくれた。
でも、それはまた別の機会にどこかで書くことにしよう。今日はこの辺で。