[PR]
ニュース:生活 RSS feed
【口蹄疫】空っぽの牛舎に牛 農家が経営再開「養う楽しみ戻った」
宮崎県が口蹄(こうてい)疫終息を宣言したのを受け、県内の被害農家として初めて日向市の和牛農家が6日、経営を再開した。ワクチン接種後、飼育するすべての牛を殺処分した農家12戸が、同県延岡市の家畜市場で午前から開かれた競りに参加し、うち10戸が子牛を買い付けた。買い付けた農家は同日午後、各農場に子牛を運び入れた。
「空っぽだった牛舎に牛が入った。養う楽しみが戻ってきてうれしい」。繁殖用の雌の子牛1頭を牛舎に入れた日向市の農家、谷口峰久さん(59)は笑顔を見せた。飼育していた牛11頭を殺処分したのは6月上旬。約3カ月ぶりに牛が戻った牛舎で「1頭でも2頭でもいれば生きがいになる。2、3年かけて元通りにしたい」と述べた。