【茨城】知らぬ間に民主党員? 取手の男性 代表選投票券届く2010年9月4日
民主党の党員でもサポーターでもない取手市の五十代の男性あてに、代表選の投票券が郵送されていたことが三日、分かった。男性は「なぜ私に送ってきたのか、理由が分からない」と話している。 男性によると、投票券は二日、同党中央代表選挙管理委員会から送られてきた。「党員・サポーターのみなさまへ」として、十一日必着で投票券の投函(とうかん)を呼びかけ、代表選の仕組みを説明している。 党県連によると、党員・サポーターとして登録するには、申込書に必要事項を記入し、党員六千円、サポーター二千円の年会費を添えて提出する。本人確認は行われず、後日、本部から本人あてに礼状が送られるという。 だが、男性は礼状を受け取った記憶はないという。突然、投票券が送られてきたことに、「民主党支持でない人には迷惑な話。近く登録抹消の手続きをしたい」と話す。 取手市内には小選挙区と比例代表北関東ブロック選出の同党の衆院議員三人が事務所を構える。十四日の代表選を見越してか、毎年五月に展開される党員・サポーター獲得合戦も今年は過熱気味だったとされる。男性の「知らぬ間の登録」もその余波なのか−。 同党組織委員会は「事実とすれば大変なこと。しかし、これからそうした事態が増える可能性は否定できない」と話している。 (坂入基之)
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