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神木:樹齢400年の杉の巨木倒れる 宮城・鹿島神社境内

突風により倒れたとみられる樹齢400年とされる杉の木=宮城県加美町の鹿島神社境内で2010年9月7日午前9時55分、丸山博撮影
突風により倒れたとみられる樹齢400年とされる杉の木=宮城県加美町の鹿島神社境内で2010年9月7日午前9時55分、丸山博撮影

 6日午後7時半ごろ、宮城県加美町の鹿島神社境内で、樹齢400年とされる杉の巨木が倒れて、近くの木造の門が全壊しているのを千葉国彦神主(58)が見つけた。仙台管区気象台によると、県内では同日夕から強風が吹き荒れ全域に竜巻注意情報が出ており、突風により倒れたとみられる。

 倒れた杉は高さ約30メートル、幹の直径は約1.5メートル。衝撃で門の奥にあった拝殿の木造トタンぶき屋根の一部も損壊した。境内では直径30センチ近いイチョウの大枝も数本折れ、神社に隣接する土蔵のトタン屋根も飛ばされたという。

 鹿島神社は1200年前の創建とされ、坂上田村麻呂の東征伝説とつながる。倒れた杉は加美町の天然記念物に指定され「神木」とあがめられていた。千葉神主は「雷と雨風が収まってから様子を見に行ったところ、ご神木が倒れていた。こんなのは初めて」と驚いていた。

 町の隣の大崎市古川では6日午後6時34分に最大瞬間風速36.1メートルを観測。町内では民家の屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れるなどの被害が約40件出た。また、県内では8956戸が一時停電した。【小原博人、須藤唯哉、比嘉洋】

毎日新聞 2010年9月7日 11時18分(最終更新 9月7日 12時24分)

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