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【大リーグ】イチローまたまたマルチでM22!!2010年9月7日 紙面から
【シアトル秋野未知】Kが増えても、Hも増えた−。マリナーズのイチロー外野手(36)が5日(日本時間6日)、インディアンス戦で4打数2安打。自己ワーストタイの今季77個目の三振を喫したが、7試合連続安打、ここ7戦6度目のマルチ安打と量産態勢へ突入し、10年連続200安打へ残り25試合22本とした。エース・ヘルナンデスとともに投打の両輪の奮闘でチームも快勝。イチローが偉業達成の頂を目指し、死力を尽くしていく。 消化試合とはいえ、熱のこもったエースの奮闘に応えないわけにはいかない。イチローが随所に高い集中力を見せつけヒットを重ねた。 1回の第1打席。イ軍先発ゴメスの初球、外角への速球をバットの先で捕まえレフト前へ。ロペスの打席で二塁を陥れ、今季36個目の盗塁も決めた。2打席目は内角低めのスライダーを空振り三振を喫し、シーズン自己ワーストタイとなる77個目。これで自己ワースト更新は時間の問題となったが、偉業達成へ向けこれぐらいでヘコんではいられない。 5回2死一塁の第3打席はきっちり遊撃への内野安打。7試合連続安打とともに、ここ7戦で6度目のマルチを決め、いよいよ10年連続200安打へ量産態勢へ突入だ。この日は得点にこそ結びつかなかったが、ヘルナンデスの8イニング無失点の好投に応えるようにチームをけん引。早々とペナントレースから脱落しながら黙々と自らの仕事をこなすエースに、背番号「51」も共感せずにはいられなかった。 「好調を維持? エースっていうのは、そうでないといけないですからね」。チームは下降線をたどろうと、与えられた職場を最後まで全うするのは本物のプロ。報道陣から期待された働きをする大事さを問われたイチローは「大事にしているというよりも、大事にしていない人の方が多いっていうことじゃないの?」と、ベテランらしく淡々と振り返った。 チームの顔というべき投打の両輪が奮闘して3−0の快勝。「ヘルナンデスと対戦したい気持ち? そりゃあ、あるんじゃない」。イチローが思わず白い歯をこぼした。10年連続200安打まであと22本。ついに頂を視野に入れ、量産モードに突入した今、死角はまるで見当たらない。
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