コミュニティサイクルの社会実験「KOBEまち・ちゃりシャトル」の実施

記者資料提供(平成22年8月24日)
環境局
環境創造部地球環境課 橋本、藤井
TEL:078-322-6427 内線3612  
E-mail:chikyukankyo@office.city.kobe.lg.jp

コミュニティサイクルの社会実験「KOBEまち・ちゃりシャトル」の実施

神戸市を訪れる観光客や市民を対象に、最寄り駅から観光地、観光地から観光地など、主要施設間のアクセス手段として、電動アシスト自転車等を利用するコミュニティサイクルの導入に関する社会実験(名称:KOBEまち・ちゃりシャトル)を行います。
コミュニティサイクルは、従来のレンタルサイクルとは異なり、複数の自転車貸出・返却拠点を設置し、どの拠点でも貸出・返却が可能な新たな交通システムであり、この実験を通じて自動車を利用した観光・移動手段等から、公共交通機関や自転車を利用したCO2排出の少ない観光・移動手段へ転換するために必要な条件や、将来的な事業化に向けた課題等を明らかにするとともに、利用者による観光やショッピング等を通じてまちの活性化を図ることを目的とします。
なお、本事業は国の重点分野雇用創造事業の活用により実施するもので、公募で選定した実施運営主体が新規雇用した者を中心に運営します。

社会実験の概要

(1)貸出・返却拠点

神戸市中心市街地(新神戸・北野・三宮・元町・メリケンパーク・ハーバーランドに貸出・返却拠点を6箇所設置)
※利用者は貸出手続きを行った後、どの貸出拠点でも自転車を返却することができ、借り受けた場所で返却する必要はありません。1回の貸出を2時間以内にし、自転車が空いていれば、何回でも借り受けることができます。

(2)実験実施期間

2ヶ月間(5日/週×8週 40日)、平成22年10月3日(日曜)〜11月28日(日曜)
※定休日あり(平日を予定)

(3)実施時間

9時〜17時

(4)自転車台数

使用予定の電動アシスト自転車50台(うち電動自転車30台)

(5)対象

観光客、市民
(身長140センチメートル以上の方が対象で、13歳未満の方はヘルメットの着用が必要です)

(6)実施運営主体

株式会社JTB西日本

(7)利用方法

初回の利用時に利用登録を行っていただき、利用者カードを発行します。それ以降は、各貸出・返却拠点で自転車の貸出・返却が可能となります。

(8)利用料金

今回の実証実験は、貸出・返却拠点間を移動するコミュニティサイクルとしての利用を前提としており、短時間の利用が基本となります。このため、利用時間は最大2時間以内として、最初の1時間は無料で利用いただけますが、1時間を超過すると1000円を課金し、利用開始から2時間を超過すると、違約金として5000円を負担いただくシステムを導入します。

(参考)海外事例・国内事例

コミュニティサイクルは、パリ市において2007年に導入。名称「ヴェリブ」として有名であり、利用料金は30分までは無料で以降は課金があります。その他、リヨン市でも実施されています。最近では、ロンドン市で導入されるなどヨーロッパ各地で事業化されています。
国内では、東京都、名古屋市、横浜市などで社会実験が実施されました。また、平成22年3月から富山市において「自転車市民共同利用システム」が事業化されています(広告費・利用料にて運営)。

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