ジョー山中の自宅が全焼！家族で逃げ無事

約１時間燃え続け、全焼したジョー山中の自宅

　６日午前５時半ごろ、神奈川県鎌倉市のミュージシャンで俳優のジョー山中（６４、本名・山中明）の自宅から出火した。火は約１時間後に消し止められたが、木造平屋約１００平方メートルを全焼した。山中と妻（３６）、長男（６）、次男（３）は逃げ出して無事だった。前日に庭でバーベキューをしており、警察などは関連性を調べている。

　大船署によると、６日午前５時半ごろ、山中の妻が焦げたにおいや部屋の外が燃えているのに気づき、近隣住民に１１９番を依頼した。

　山中らは知人約３０人を招き、５日の午後１時から同９時まで庭でバーベキューをしていた。家族の中で最後に妻が就寝したのは、午前１時ごろだったという。出火との関連性は警察と消防で調査している。

　消防によると、ポンプ車など計１０台、６台のパトカーが出動した。周辺は真っ黒な煙に包まれ、騒然となった。近くにＪＲ横須賀線が走っているため、運行への影響も懸念されたが、約１時間後に消し止められた。

がん闘病中のジョー山中

　山中の家は平屋建てで、地上から約３０メートル上の丘にある。家の周囲は、木が生い茂り、バーベキューをした庭には、乾燥した葉っぱが山のように散らばっていた。隣家はなく、延焼の被害はなかった。

　山中は、ジャマイカ人と日本人のハーフ。１９７０年、内田裕也に誘われ、ロックバンド「フラワー・トラヴェリン・バンド」のボーカルに。０７年には、同バンドを３５年ぶりに再始動した。映画「人間の証明のテーマ」などのヒット曲でも知られる。

　今年３月には、肺がんを告白。右胸や肩に違和感を感じ、受診したところ、肺に腫瘍（しゅよう）が見つかった。先輩の内田裕也に相談したところ、妻の樹木希林（６７）が０５年に乳がん手術を受けた鹿児島県内の病院を紹介され、放射線や抗がん剤治療を受けていた。

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（2010年9月7日06時01分  スポーツ報知）

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