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「山本小鉄杯」設立

2010年09月01日
スポーツ

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 新日本プロレスの坂口征二相談役(68)が30日、「山本小鉄杯」の設立を提言した。28日に急逝した山本小鉄さん(本名・山本勝=享年68)は団体のシンボル、ライオンマークを作製したことで知られる。坂口氏は若手の登竜門「ヤングライオン杯」の名称を「山本小鉄杯」に変更し、来年の一周忌をメドに開催する意向を示した。
坂口相談役が緊急提言「新日魂作った男の名を残す」
 新日プロを旗揚げから支えた山本さんの名前が後世に残される。 急死の悲しみが癒えない中、新日プロで誰よりも長く山本さんと苦楽を共にしてきた坂口氏が口火を切った。「将来的に『山本小鉄杯』を開催したい。ここ数年やってないヤングライオン杯を『山本小鉄杯』に代えてもいいし、ダメならサブタイトルをつけてもいい。来年の一周忌に合わせてできないか、会社に進言する
若手の登竜門ヤングライオン杯改称へ
 若手の登竜門といわれるヤングライオン杯は、前身のカール・ゴッチ杯を受け継ぐ形で、1985年に初開催された。優勝者には賞金とともに、海外遠征への切符が与えられ、スターになるための道が開かれる。
 坂口氏がヤングライオン杯に目をつけたのは、その名称にあった。山本さんは72年の新日プロ旗揚げ時に、ライオンマークを作製した。新日プロの若手が「ヤングライオン」「若獅子」と呼ばれるようになったのは、ライオンマークがきっかけだった。まさに「山本小鉄」の名前を刻むにふさわしい看板だ。
 次期シリーズ開幕戦(9月3日、東京・後楽園ホール)は山本さんの追悼大会として行われる。だが、山本さんへの感謝は尽きることはない。坂口氏は「3日は10カウントと献花台が設置されるけど、違った形で何かやってあげたい。それだけの新日本への貢献度はあるよね」と続けた。
 これを受けた新日プロ幹部も「ヤングライオン杯なので若手が集まるということが前提になりますが、これから検討したいと思います」と前向きな姿勢を見せた。
 2005年に後藤洋央紀が優勝した後、ヤングライオン杯は開催が見送られている。ただ、最近は若手も順調に育っており、復活する可能性も出てきている。実現すれば新日勢にとっても大きな励みになるだけに、今後の展開が注目されそうだ。
(2010年9月1日付)

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