「トモちゃんが救急車で病院に担ぎ込まれた」——あの華原朋美（３６）が“またまた”大騒ぎを起こした。警視庁によると２９日の午前１時１０分ごろ、新宿区歌舞伎町からタクシーに乗った華原が、意識がもうろうとなり新宿署に運び込まれた。その後、救急車で病院に緊急搬送されたという。ところが、この日のうちに本紙は華原をキャッチ、独占直撃すると「全くのデタラメ。昨夜は歌舞伎町なんて行ってません」と警察発表を否定した。まさか警察の人違い！？　不可解な騒動を追う。
（2010年8月31日付・終面）

「歌舞伎町なんて行ってません」
　新宿署によると、華原は歌舞伎町付近からタクシーに乗車し、行き先を告げずに眠ってしまったため、困り果てた運転手がやむなく新宿署に運んだという。
　署内の華原は３８度の熱で意識がもうろうとした状態。午前２時すぎに署員が救急車を呼んだ。所持品には医師から処方された薬もあったが、華原は「薬は飲んでいない」と説明。酒のにおいはしなかったという。
　その後、華原は回復し、同日午前中に退院し、帰宅したという。
　華原は昨年１月にも薬物の大量摂取で救急搬送されているだけに、一報を聞いた誰もが「またか…」と思った。　そこで本紙は渦中の華原を直撃。真相について尋ねると、思いもよらぬ答えが返ってきた！
「あれは全くのデタラメ。私がニュースで知ったくらい。嫌がらせですよ。昨夜は都内でボランティア活動をしていました。歌舞伎町なんて行っていません！」
　フリフリのミニスカート姿は往年の“トモちゃん”をほうふつとさせるが、その表情は真剣そのもの。数々のトラブルから“お騒がせ”のイメージがぬぐえない華原だが「昨年９月から３か月間、時給７００円のペットショップのアルバイトをしていたし、今年１月からボランティア活動も積極的に行っています」という。　先月には１０日間ほどフィリピン・マニラに渡り、マザー・テレサが慈善活動の中心として行っていたミショナリーズ・オブ・チャリティーに参加。恵まれない子供たちに食料などを寄付した。
　華原は「目の前で人が死んでいくのを見て『命は粗末にしてはいけない』と思いました。抗うつ剤や睡眠薬、違法薬物などの検診（服用していないという検査）を定期的に受けています」と話し、薬物には一切手を出していないのだから救急搬送なんてありえない！というのだ。
　現在、華原はボランティア活動に加え、ボイストレーニングやダンスレッスン、譜面読み、芝居の練習に取り組んでいる。
　気になる芸能界復帰については、解雇された前所属事務所に気を使いながら「認めていただけるのであれば…したいです」と話すにとどまったが「昨日も１人でカラオケに行きました。『ｓａｖｅ　ｙｏｕｒ　ｄｒｅａｍ』は今も原曲キーで歌えます」というから準備は怠っていないようだ。
　最後に華原はファンに向けて「ご迷惑お掛けして申し訳ございません。更生中なのでもうしばらくお待ちください」とメッセージを残したが…。