【東スポ創刊50周年特別企画「時空自在」】
＜〝ライバル〟の証言＞日本テレビ系で１９７３〜７９年に放送された「金曜１０時！うわさのチャンネル！！」でデストロイヤーと激闘を演じた和田アキ子（６０）から、マスクにまつわる重大証言が飛び出した。
　アッコは「私も還暦を迎えたけど、デスも８０歳か〜。月日がたつのは早いな。とにかく、おめでとう！」と祝福。デストロイヤーから「ボス」と呼ばれるので、「私はマフィアか！」と突っ込んでいたという。
　自宅にも招かれた。アッコは「実はあいつのマスク、全部カミさんの手作りやねん。白が有名やけど、ほかの色もあったで！」と暴露。「よく私もマスクをかぶっとった」と振り返る。
　そんなある日、デストロイヤーが「ボス、これを…」と手渡してきたモノが…。「何やろ〜と思ったら、デスのマスクやった（笑い）。私がこれをもらってどないしろって言うねん！　かぶってはみたけど…。直接本人からマスクをもらったのは私だけとちゃうか？　一応、何があってもいいように、マスクは大切に保管してます（笑い）」。いずれ“デストロイヤーズ”で出撃か！？

焼き鳥を口にしない息子たちを叱った
＜魔王の横顔＞アマチュアレスリングを通じて青少年育成を行うＮＰＯ法人「フィギュアフォークラブ」の理事長などとして、デストロイヤーを４５年間支えてきた谷村光昭氏（６２）がその横顔を語った。
　地元の米国・ニューヨーク州バファローでは小中学校で体育と数学を教える教師で、市長も一目置く名士。秘密結社フリーメーソンにも所属していたという。
　日本では慈善活動にも励む一方、足４の字にちなんだ名称の同クラブを２００７年に発足。谷村氏の地元・麻布十番がある東京都港区で０８年「デストロイヤー杯」を始めた。当初３〜４人だったクラブ生は１２０人に膨れ上がり、今年７月の全国少年少女選手権では優勝、３位が各１人の好成績。「五輪選手を出したい」と谷村氏らは願う。
　ウニや刺し身が大好物。焼き鳥を口にしない息子たちを「食べてから（好き嫌いを）言え」としかったことも。健康には気を使い「暴飲はするけど暴食しない」（谷村氏）。現役時代に米国での移動中、レスラー計３人でビール２ダースを出発するや否や飲み干し、ドライブインで買い足したという酒豪も、食べすぎには気をつけている。
「彼はその国の文化に入り込もうとする。みんなに合わせようとするところが日本人的」（同）。谷村氏は、保管しているマスクやベルトなど数々の資料を展示する記念館の設立を目指している。