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【大相撲】

初代若乃花の葬儀に350人 貴乃花親方も感動

2010年9月6日 紙面から

棺に向かって手を合わせ出棺を見送る貴乃花親方=東京都中野区の宝仙寺で

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 1日に82歳で亡くなった元横綱初代若乃花の日本相撲協会元理事長の花田勝治氏の葬儀が5日、東京都中野区の宝仙寺で営まれ、放駒理事長(元大関魁傑)、おいの貴乃花親方(元横綱貴乃花)、花田勝氏(元横綱三代目若乃花)ら約350人が参列した。

 花田家の系譜を角界でただ一人受け継ぐ貴乃花親方は、故花田さんの教えを伝えていくことをあらためて誓ったよう。「幕内に上がりたてのころ、土俵から落ちたらがけっぷちと思って戦えと教えられた。それを胸に秘めて戦った。弟子に伝統を伝えていきたい」と語った。

 葬儀に参列できなかったファン200人が記帳するなど、故人を涙でしのぶファンに囲まれて出棺した故花田氏。それを見た貴乃花親方は「感動を覚えますし、現役時代の相撲を見てみたいと思いました。早く関取をつくって、上からいい相撲を取ったな、と少しでも言われるようにしたい」と、伝統を受け継ぐ弟子育成にさらなる意欲を燃やしていた。

 

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