1. 画面サイズや解像度はどうなってる?
まずは最も目にする液晶から比較していこう。
iPhone4は約3.5インチで960×640のTFT液晶と液晶の大きさこそ今までと変わらないものの、iPhone 3GSと比べて画面解像度を大きく上げてきた。
それに対してXperiaは約4インチのフルワイドVGA(480×854ドット)のTFT液晶であり、ぱっと見た感じのもちろん液晶の大きさはもXperiaの方が上ではあるが、ppi(1インチあたりのピクセルの数)はiPhone4が326ppiなのに対してXperiaは245ppiなので精細感はiPhone4の勝利と言えよう。
とはいえここまで密度が高くなってくると微細な差と言える方もいるであろうし、実際には、多少拡大しないと目がつらいのも事実。
参考までに、当サイトを最小状態で表示したときのそれぞれの画面がこちら。自分の目で見えやすいのはどちらか確認してみて欲しい。
XperiaでXperia Fan Site最小状態 (クリックで別窓が開きます)
iPhone4でXperiaFanSite最小状態 (クリックで別窓が開きます)
2. ハードキーはどう?
iPhone4の物理的なボタンは、ホームキーと音量上下キー、電源キーのみという、かなり割り切った仕様であることはiPhone 3GSと同じである。
しかし、Xperiaはディスプレイ面にメニューキー、ホームキー、戻るキーを配置し、さらにカメラキーを側面に配置しているのでワンタッチで様々な機能にアクセスすることが可能だ。
iPhoneではカメラを起動する場合、ホーム画面のアイコンを押して起動するので、そのアイコンがあるホーム画面の場所にたどり着くまで一苦労という場面もあり、カメラキーを独立させて欲しかったという声も多いので、こちらはXperiaの方が一枚上手であろう。
さらにXperiaには、メール着信通知や不在着信が一目で解る通知用のLEDが右上部に搭載されているが、iPhone4には通知用のLEDが一切無い、そのために電源ボタンに触れて画面で確認するしかないのだが、Xperiaでは本体がサスペンドしていても、通知LEDのおかげで簡単に確認することができるのは、うれしい機能でもあり、Xperiaの優位点と言える所だろう。
iPhone4のキーとXperiaの正面ハードキー比較
3. 端末のサイズは?
iPhone4とXperia側面
4. 外部接続端子やバッテリー、microSDは?
Xperiaの外部接続端子は3.5mmのイヤホンジャックとmicroUSB。iPhone4も同じくイヤホンジャックとiPhone専用の接続端子と、ここではあまり違いは無い。
しかしiPhone4は残念ながら裏ぶたが開かず、それ以上の事ができないのに対して、Xperiaは背面カバーがきちんと開き、バッテリーを交換する事もmicroSDを差し込む事も可能な事を考えるとこちらに関しては圧倒的にXperiaの方が便利である。
microSDも16GBがおまけでついてくるといううれしい仕様のため、データの保存容量に困る、といった事はまず起こらないだろう。最近は背面カバーの販売も盛んに行われているため、人と違ったオシャレをと考えている方にもオススメしたい。
また、CPUに関してはiPhone4は数値は非公開ではあるが推定で1GHz Apple A4と言われており、Snapdragon1GHzを搭載しているXperiaとのクロック数の差はない。
上iPhone4、下Xperia、端末上部比較。イヤホンジャックの位置が少し違う。
【結論】
画面に関してはここまで来るとほぼ互角。画面サイズはXperiaの方が大きいので少しでも大きな画面がよい人はXperiaを選ぼう。
端末のサイズ感は個人の好き嫌いもでるが、Xperiaのデザインの方が手にしっくりくる、という方も多いのではなかろうか。CPUも互角ではあるが、電池やmicroSDの交換に関してはXperiaが一歩リード。
大幅なハード面での進化を遂げたiPhone4だが、Xperiaに総合的には一歩及ばず、といったところではないだろうか。
次回は日本語入力を徹底比較していくぞ!
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