2010-09-06 防衛省前で抗議文を読み上げて渡してきました!
防衛省前で抗議文を読み上げて渡してきました!
沖縄を踏みにじるな! 主張 | |
9月6日、毎月第一月曜日の防衛省前の抗議行動で、この「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」でつくった要請文を読み上げて渡してきました。要請文は誰でも渡せます、次回は10月4日(月)18時半からです。みなさんもぜひ★ http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html
(読み上げると、防衛省の職員が出てきて受け取ります。後ろではたくさんの仲間が集会をやっています)
防衛省殿
要請文
沖縄の人々は、日本全体の米軍基地の75%を、戦後、何年も押し付けられている。自民党橋本政権は、普天間基地問題を辺野古移設でごまかし、沖縄サミットにおいては、日米の総理・大統領が、「沖縄アメリカ基地縮小」を確認しながら、辺野古基地建設にこだわり続けた。民主党政権になり、沖縄普天間基地移設問題は「最低でも、沖縄県外」という、公約のもとに、新しい展開をむかえたかのようにみえた。
ところが――
実際は、民主党鳩山政権の公約とは異なり、外務省・防衛省との見解の違いが生まれ、官邸のズサンな調整が目立ち、当然のように徳之島においては基地反対の声が上がった。マスコミは、連日のように沖縄基地問題をトップニュースで扱い、鳩山総理の責任問題を追求したのだが、基地問題の真相について語る事はなかった。
民主党鳩山政権の決断は、自民党政権と同様の、辺野古基地移設だった。辺野古に決まると「基地はいらない」という沖縄の人々の声をマスコミは無視し始め、過去の問題にしようとした。「沖縄県外移設」という新しい展開に、解放と希望を感じた、沖縄の人々に対する、鳩山首相のうらぎりは、自民党政権のごまかし政策よりも、罪は重いといわなくてはならない。民主党鳩山政権が提出した「沖縄の抑止力」「日米合意」とは、いったい何なのだろうか? 10年前、沖縄サミットにおいて、日米政府が、沖縄基地縮小の道を確認したのは、ウソだったのだろうか?
沖縄の人々は、自民党政権にごまかされ、民主党政権に裏切られた。アメリカ政府のいいなりになり、沖縄を踏みにじる日本政府のやり方は許せない。沖縄に基地はいらない。基地の根拠となる、日米安保もいらない。極東の平和のためとされる、日米安保条約なのに、なぜ、沖縄基地からイラクやアフガニスタンに、人を殺しに行かなくてはならないのか? 日米安保条約を拡大解釈して、中東戦争に関わるのはおかしい。
日本本土では、日本国憲法9条を改正し、日米安保条約における、日米軍事体制を強化しようとしている。集団的自衛権の名のもとに、日本の自衛隊は、米国とともに、軍事演習を続けている。極東における戦争を、いつでも起こせるように準備しているのである。日米の軍事演習は、国境の紛争を解決する手段としての戦力を持たないとする日本国憲法9条
に、明らかに違反する行為である。沖縄の基地は、極東の戦争の危機とつながっている。沖縄の基地は、抑止力ではない。極東の戦争を起こすための火薬庫である。極東の戦争をやめさせるためには、沖縄の基地から、アメリカ軍を撤退させなくてはならない。我々は、沖縄の基地は、中東と極東の平和をおびやかす、戦争を起こすための、前身基地である事を、告発しなければならない。
沖縄から、アメリカ軍を撤退させることは、中東と極東に平和をもたらすためにもっとも重要である。全世界の反戦運動家は、沖縄基地建設に反対すべきである。我々は、日本政府(特に、外務省・防衛省)に対し、日本国憲法9条を守ることを要請する。憲法に違反する、日本国公務員は、存在しないはずだ。日本国憲法に反する、日本の法律・条約は
存在しないことを確認したい。
私たちは、4月24日、5月30日、7月4日、8月27日と4回新宿で抗議デモを行ってきた。首都直下でも最大400人が参加して多彩なアピールと怒りの意志を表したのだ。沖縄県民大会の前日、日米共同声明発表直後、参議院選挙の直前、共同声明が一方的に宣言した「8月末決着」の直前である。次にまた沖縄への基地押しつけの策動をしたら、私たちはその前に必ず大規模な抗議行動を起こす。それを肝に命じて、沖縄から全ての米軍基地を撤去する事を求める。そして日米同盟への盲信や軍事利権の享受をやめるべきである。
9月6日 沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会