芸能

09/06 17:00
「押尾は性癖が変」薬物SEX相手も赤裸々証言

押尾学被告(写真提供 産経新聞社)

 元俳優の押尾学被告(32)が、交際していた飲食店従業員、田中香織さん=当時(30)=に合成麻薬MDMAを飲ませて死亡させたとして保護責任者遺棄致死などに問われている裁判員裁判第2回公判が6日、東京地裁で行われた。押尾被告とドラッグセックスをした女性も出廷し、セックス時の生々しいやり取りを証言。また、田中さんが知り合いに、「性癖が変なのと付き合っている」と押尾被告との交際を語っていたことも明らかになった。

 3日の初公判で、押尾被告側は田中さんにMDMAを譲渡したことを否定。「保護責任はなかった」などと無罪を主張した。

 検察側はこの主張を切り崩すため、押尾被告とドラッグセックスをした女性を証人として出廷させた。証言によると、女性と押尾被告は2003年1月ごろにハワイで知り合った。押尾被告は女性と「1カ月に1回か数カ月に1回」のペースで会い、関係は押尾被告が女優の矢田亜希子(31)と結婚後も続いたという。

 女性が初めて押尾被告にMDMAを勧められたのは、2008年5−6月ごろ。東京・六本木1丁目のマンションに呼ばれ、押尾被告から「“ハイ”になるものがある」と合成麻薬の錠剤を手渡され、砕いた錠剤の一部を服用したという。

 服用後の体調について女性は、「じっとしていられなくなり、歯を食いしばったり、汗が出てきたりしました」「テンションがとても上がりました」などと証言。「肌が敏感になっていた」状態で、押尾被告と行為に及んだという。

 押尾被告はその後も、女性に「あれいる?」などとドラッグセックスを誘うような内容のメールを数度にわたって送信したという。

 検察側証人としては、田中さんの知人である芸能プロダクション社長の男性も出廷。男性は、田中さんが押尾被告との肉体関係を示唆したうえで、「性癖が変なのと付き合っている」「薬を飲ませたがる」などと田中さんから相談を受けていたと証言した。

 さらに法廷では、押尾被告が関係を公言していたとされる「パチンコ業界の大物」や、田中さんと親交があったという「八王子の稲川会暴力団組長」などの実名が次々と挙がり、押尾被告の背後にただならぬ闇人脈が広がっていたことが明らかになった。


夕刊フジ

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