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押尾被告に通報説得も最後まで“保身優先”
押尾学被告を乗せたとされる護送車
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合成麻薬MDMAを一緒にのんだ飲食店従業員田中香織さん=当時(30)=が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪などに問われた元俳優押尾学被告(32)の裁判員裁判の第2回公判が6日、東京地裁で開かれた。事件当時、現場に駆け付けた元マネジャーら検察側の証人6人が証言した。田中さんの容体が急変してから119番通報するまでの“空白の3時間半”について次々と新事実が判明。また、元交際相手らが押尾被告とのドラッグセックスを赤裸々に告白した。
遺棄致死罪を立証する上で焦点となる“空白の3時間半”。この間、保身のためにあがき続けた押尾被告の姿が、元チーフマネジャーと元マネジャーの証言でリアルに浮かび上がってきた。
事件は昨年8月2日夕、東京・六本木ヒルズのマンション一室で発生。それぞれ押尾被告から呼び出され、元マネジャーが午後7時45分ごろに到着。すると、押尾被告から第一発見者として名乗り出るよう依頼されたといい「懇願するような目だった。被告には情もあったので“一緒に考えましょう”と言いました」と証言した。
約40分後に元チーフが到着。押尾被告は状況や田中さんの素性を一通り説明した上で「こいつが連れ込んだ女性が死亡したことにしよう」と元マネジャーの仕業にする偽装案を提案。元マネジャーには「おまえの一生はおれが面倒をみる」と頼み込んだ。
元チーフに「うそは通らない」と諭されると、次は「おれがセックスした後に外出して、その後、こいつ(元マネジャー)に部屋の様子を見に行かせたら(田中さんが)死んでいたことにしよう」と代案を打診。この間、元チーフに何度も119番通報するよう言われたが「ダメだ。自分がクスリを使っていることがバレる。仕事がなくなって子供に会えなくなる」と拒否し「Bプランを考えてくれ」と、さらなる案を提案するよう依頼した。
田中さんの携帯電話については、自身のメモリー登録と発着信履歴を消去するよう頼んだが、携帯電話会社に発着信履歴が残ることを知らされ、あきらめたという。
その後、押尾被告の知人が部屋に到着し、119番通報。「ここにいる全員でありのままを話そうという雰囲気に一度はなった」(元マネジャー)が、すぐに押尾被告が「ダメだ。おれ出るわ」と荷物をバッグに詰めてマンションの別室に移動。救急隊員には元マネジャーが応対した。
元チーフは「自分勝手。この期に及んでこういうことをするのは残念」と漏らした。田中さんの死亡推定時刻をめぐっては、検察側と弁護側の主張が異なっており、検察側は今後、医学関係者を証人に立て、遺棄致死罪を立証する見込みだ。
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