4月に行われたオートバイの世界選手権シリーズ開幕戦、カタールGPのモト2クラスで初優勝し、喜ぶ富沢祥也選手=ドーハ(AP=共同)
富沢祥也選手(19)の事故死を6日付のイタリア各紙も大きく取り上げた。人物像の紹介や関係者の追悼の声、レースの危険性を検証する記事も多かった。
最大手のスポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルトは3ページに展開し「ひょうきんで好感度抜群だった。短期間でみんなに認められた」などと、別れを惜しむライダー仲間らの談話を載せた。
また同紙は富沢選手がバランスを崩した縁石外の人工芝はかなり滑りやすく、以前から問題視されていたと指摘。スポーツ面トップの見開き2ページで伝えたレプブリカ紙は、今季から新設されたモト2クラスの運営のずさんさが事故を招いたと批判した。(ローマ共同)
(2010年9月6日)