名張署は9月6日、名張市梅が丘北、指定暴力団山口組系組幹部、中尾匡容疑者(35)を傷害と強要の疑いで逮捕したと発表した。容疑を否認しているという。
発表によると、中尾容疑者は、3年ほど前から交友のあった名張市内に住む無職の男性(39)に「組に迷惑をかけた」と因縁をつけ、5月下旬ごろ大阪市東淀川区内の組事務所で「エンコ(指)はずせ、1か月待ったるで」と脅迫。さらに6月19日午後4時ごろから午後7時ごろ、名張市東町の飲食店にいた男性に電話をかけ「俺が行って叩いたろか」と指詰めを強要したため、追い詰められた男性は同市百合が丘西のアパート駐車場で知人の男性に手伝ってもらい、ノミで左手小指切断してしまうけがを負わせた疑い。
同署の調べに対し、中尾容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認している。