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最終更新:2010年9月6日(月) 16時5分

待機児童2万6275人、過去2番目の多さ

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 保育園への入園を待つ、いわゆる「待機児童」が今年4月、全国で2万6275人と過去2番目に多かったことが厚生労働省の調査でわかりました。

 厚生労働省によりますと、今年4月時点の全国の保育園の待機児童は去年より891人増えて全国で2万6275人となり、過去2番目に多くなりました。増加は3年連続で、もっとも待機児童が多かった2003年の2万6383人より108人少ないだけでほぼ同じ水準でした。

 また、待機児童が50人以上いる市区町村は全国で101か所で、最も多いのは横浜市の1552人、次いで川崎市の1076人、札幌市の840人。都道府県別に見ますと、東京都の8435人、神奈川県の4117人、沖縄県の1680人となっています。

 一方、認可保育園の定員はおよそ215万8000人で、去年より2万6000人増加しています。

 厚生労働省は「経済情勢の悪化で夫婦共働きをしようとする人が増えている。保育施設は増えているが需要に追いつかない」と話しています。(06日14:56)

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