保育所に入れない待機児童の数が3年連続して増加し、過去最高の水準となっていることが厚生労働省のまとめで分かりました。

 厚生労働省は6日、今年4月1日時点で、保育所に入所できない待機児童が去年に比べて891人増え、2万6275人になっていると発表しました。これは、過去最高の待機児童数を記録した2003年と同じ水準です。都道府県別では、1位が東京都で8435人、2位が神奈川県の4117人となるなど、全体の84.1%が都市部に集中しています。厚生労働省は、待機児童数が増え続けていることについて「都市部で、子供を育てながら働く女性が年々増えていることが原因の一つ」としていて、今後、さらに保育所の受け入れ人数の増員を目指すということです。

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