最終更新: 2010/09/06 23:32

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大分・別府市女性殺害事件 女性は神戸市に住む28歳の看護師と判明

4日、大分・別府市の雑木林で、若い女性の遺体が発見された殺人事件で、女性は兵庫・神戸市の看護師・横手宏美さん(28)と判明した。
大分・別府市内を見下ろす山深い温泉地。
4日、山道沿いの雑木林で発見された女性の遺体は、兵庫・神戸市に住む看護師・横手宏美さん(28)と判明した。
マンションの管理人は「ちょっと、ここを修理していた時に、帽子をかぶって車に乗りに来られて。それが8月の終わりだったと思う。1人です」と話した。
別府市の温泉街では、「やっぱり、そういう事件が起こると悲しいですね」といった声が聞かれた。
白いノースリーブのシャツに、下半身は下着姿で発見されたという横手さん。
死因は、手で首を絞められたことによる窒息死と判明した。
現場近くには、横手さんが所有する軽自動車が、鍵がロックされた状態で止められていたが、財布や携帯電話などの所持品は見つかっていない。
神戸市内の病院に勤務していた横手さんは、車で九州を旅行すると言って、8月28日から9月3日まで休みを取ったという。
兵庫・洲本市出身の横手さんは、2009年12月、神戸市内の病院に勤務するため、神戸市へ。
横手さんの勤務先の病院は「非常に優しくて、まじめで、面倒見もよくて、非常に優秀な方だと」と話した。
車の中から発見された日記によると、8月28日に神戸を出発した横手さんは、福岡、熊本、鹿児島、宮崎に滞在し、別府市のある大分県には、31日ごろに到着したとみられている。
その間、2度にわたり、母親あてにメールを送っていたが、9月1日以降、連絡が取れなくなっていたという。
横手さんは、日記に「大分は温泉めぐり」と書いていた。
遺体が発見されたのは、「別府3大秘湯」の1つとされる「鍋山の湯」に続く山道だった。
温泉場までは、険しい山道が続き、街灯もなく、夜は真っ暗な道。
横手さんは車を降り、歩いている最中に襲われた可能性がある。
さらに、現場からほど近い秘湯の1つ「へびん湯」の入浴客は「のぞき見じゃない。警察が前にも来ていた。車上荒らしがいて」と話した。
周辺では、たびたび車上荒らしの被害があったという。
警察は6日も、40人態勢で現場周辺を捜索しており、横手さんの所持品などの捜索を続けている。
横手さんの軽自動車の車内からは、毛布や入浴道具なども見つかっており、車内で寝泊まりしていた可能性も指摘されている。

(09/06 19:01 テレビ大分)


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