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変死体:大分・別府山中に女性 神戸の28歳看護師か 温泉街近く、車も放置

 4日午前9時15分ごろ、大分県別府市明礬(みょうばん)の雑木林に、若い女性の遺体があるのを県警別府署員が見つけた。約200メートル離れた場所に神戸市垂水区の女性看護師(28)の軽乗用車が放置されており、同署は遺体は女性看護師とみて身元の確認を急いでいる。現場の状況から女性が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて、5日に司法解剖をして死因などを調べる。

 別府署によると、未舗装の砂利道から3~4メートル下の雑木林にうつぶせに倒れていた。遺体に目立った外傷や争ったような跡はなかった。白のノースリーブのシャツに、下半身は下着姿で緑色のサンダルを履いていた。車は施錠されたままで、免許証や財布、車の鍵は見つかっていないという。

 看護師は兵庫県洲本市の家族に「1人で九州旅行に行く」と話して8月28日に自宅を出発。同31日には母親に「大分県内に入った」とのメールがあった。母親が9月1日に送信したメールに返信がなく、電話もつながらないため2日に捜索願を出していた。

 3日、放置された車を見かけた別府市内の男性が別府署に通報。4日から付近を捜索していた。

 現場は別府市の明礬温泉の旅館街から約1・5キロ南西の山中。砂利道は数百メートル先で行き止まりになるが、その先の原野に温泉がわき出す秘湯「鍋山の湯」がある。訪れる温泉ファンもいるが、あたりに人家はなく人通りは少ない。【深津誠、田中理知】

毎日新聞 2010年9月5日 西部朝刊

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