ようやく子牛の飼育再開、殺処分の農家ホッと
読売新聞 9月6日(月)20時15分配信
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子牛をいたわる谷口さん夫妻(6日、宮崎県日向市で)=門岡裕介撮影 |
殺処分対象になった県内の約1300農場のうち、飼育が再開されるのは初めて。
ワクチン接種で家畜を失った日向市の農家17戸がこの日、延岡市の家畜市場で再開された子牛の競りに参加。うち10戸が競り落とし、牛舎に運び入れた。
殺処分された主力級種牛「忠富士(ただふじ)」の血統を継ぐ雌1頭を約95万円で買った日向市東郷町の谷口峰久さん(59)は「ようやく飼育を再開できてうれしい。これからが楽しみ」と感慨深げに話した。今後の目視検査などで異常が出なければ、段階的に頭数を増やしていくという。
一方、県は6日、牛肉などの輸出再開に向け、国際獣疫事務局(OIE)に清浄国復帰を申請するための牛の検査を始めた。9月末まで150農場を対象に抗体検査と目視検査を行う予定。
最終更新:9月6日(月)20時15分
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