宮崎 処分地域で家畜飼育再開
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宮崎 処分地域で家畜飼育再開

9月6日 19時41分 twitterでつぶやく

宮崎県内で、口てい疫の感染拡大を防ぐため家畜を処分した農場のうち、県北部の日向市の一部の畜産農家が、6日から子牛の飼育を再開しました。

宮崎県内では、11の市と町で口てい疫に感染した疑いのある家畜などあわせて29万頭近くが処分され、およそ1300の農場で家畜がいなくなりました。このうち、日向市の10戸の農家が、先月27日の口てい疫の終息宣言を受けて、県内では最も早く、6日から子牛の飼育を再開しました。飼育を再開したのは、いずれも、感染は確認されなかったもののワクチンを接種して家畜を処分した農家で、6日、延岡市の家畜市場で競り落とした子牛をトラックに載せて農場に運び入れました。畜産農家の黒木志農夫さん(74)は「待ち望んでいたのでほっとしました。しかし、経営を元に戻すには3年はかかると思うので、これからがたいへんです」と話していました。家畜を処分した地域では、日向市に続いて、宮崎市や西都市でも今月中に飼育が再開される見通しとなっているほか、感染が最も集中した川南町など県東部の5つの町では、ことし11月をめどに飼育の再開を検討しています。