口てい疫終息 申請へ検査開始
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口てい疫終息 申請へ検査開始

9月6日 12時29分 twitterでつぶやく

宮崎県で口てい疫が発生した影響でほぼ停止している牛肉などの輸出再開に向けて、宮崎県と農林水産省は、口てい疫の終息を国際機関に申請するための検査を6日から始めました。

ことし4月に宮崎県で口てい疫が発生して以降、日本から海外への牛肉や豚肉などの輸出は、香港やマカオなど一部の国や地域を除いてストップしています。輸出を再開するためには、家畜の伝染病を監視しているOIE=国際獣疫事務局から口てい疫が発生していない国と認定されることが重要で、宮崎県と農林水産省は、県内の150か所の農場を対象に6日から検査を始めました。初日の6日は、国富町と西都市、それに都城市で検査が行われ、このうち国富町では、午前10時すぎに県の家畜保健衛生所の獣医師2人が農場に入り、飼育されている牛の口の中などを見て、症状がないか確認したあと、感染した痕跡を調べるための血液を採取していました。宮崎県では先月末に口てい疫の終息を宣言しており、農林水産省は、今月中に検査を終え、来月初めにはOIEに申請し、口てい疫発生がないとの認定を得て、牛肉などの輸出の正常化につなげたいとしています。